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2010年10月31日 (日)

連続ツイート 日本人と英語

信哉はオレのお腹の上で寝た。ぽよんぼよん。

しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!

日英(1)日本人の英語はひどい。これは、客観的事実である。中学校から、あれだけ時間をかけてやっているのに、みんな喋れない、書けない。じゃあ、日本人がアタマが悪いのか、といえば、そんなはずはない。

日英(2)日本人の英語が下手なのは、何かに対する「適応」の結果のはずだ。非西欧諸国で唯一、18名という大量のノーベル賞受賞者を輩出している国。何かに見事に適応した結果、日本人は英語が下手になっているのである。

日英(3)日本人が英語が下手なのは、「日本」という文脈そのものの結果である。明治維新以来、欧米の概念を日本語に「翻訳」して、和製漢語をつくり、日本語の宇宙を豊かにした。その結果、ほとんどのことは、日本語で事足りるようになった。

日英(4)「翻訳作業」に従事するのは、一部の人たちでよい。大多数の人たちは、英語を本気でやらなくても、ただ日本語の宇宙の中で暮らしさえしていれば、それなりに幸せに暮らすことができた。これでは、英語を本気でやろうという気持ちが生まれるはずがない。

日英(5)しばしば、文科省の英語教育が批判される。確かにひどい。しかし、本当に日本人が英語を必要としていたら、文科省の指針が劣悪だというくらいで、英語ができなくなるはずがない。

日英(6)日本語への翻訳が、可能だったこと。日本語の宇宙が豊かになったこと。日本のマーケットが、十分に大きく、そこで勝負していればうるおったこと。いくつかの要因の結果として、日本人は英語が下手になった。見事に適応したのである。

日英(7)依存症患者の治療においては、自分の現状を認識することが大切なのだという。日本人が、いかに便利で豊かな日本語依存症になってしまっているか、自ら見つめることがなければ、英語が本気でできるはずがない。

日英(8)日本語の翻訳文化の弊害は多々ある。学者(特に文系)がすっかり内向きになる。最先端の創造者が、英語を通して直接やりあうcreative classの仲間に入らない。自分たちの価値を、発信することができない。

日英(9)日本人は、確かに見事に適応した。しかし、そろそろ翻訳エンジンを逆回転すべき時が来ている。日本語の世界を、日本の価値を、英語で外へ。そうして、サッカー選手が45分間ピッチを全力疾走するように、英語で直接やりとりするcreative classの真っ直中へ。

以上、日本人と英語についての連続ツイートでした。

クオリア日記 人生というものは、たとえ割れてしまっても、金接ぎできるものと  http://bit.ly/bHQ5Wx

(2010年10月29日、http://twitter.com/kenichiromogiにてツイート)

10月 31, 2010 at 09:08 午前 |