世界文学の大家のカミュと比べたら・・・
「突き抜ける人材」のパーティーにいったら、宮澤くんがずいぶんスリムになって入ってくるのが見えた。
波頭亮さんといっしょに、宮澤と話した。
宮澤は英文科出身で、小説を書いている。
ぼくは、小学館のGOATの話や、柴田元幸さんのMonkeyの話、それから去年読んだヴァージニア・ウルフや、今読んでいるアルベール・カミュの話をした。
すべて、#シラスフロントロー でとりあげている課題でもある。
話しているうちに、ぼくが常々感じている、「日本の作品には骨太のヒューマニズムがない」という問題に触れて、いくつか具体的な日本の作品を論じた後、「今読んでいるカミュの『最初の人間』なんて、全然違うんだよな」と言ったら、宮澤が、「そりゃあ、カミュと比べたら・・・」と答えた。
それから、柴田元幸さんと村上春樹さんの関係など、いくつか雑談して、また輪がほどけて結ばれていった。
夜、帰る時に、宮澤の「そりゃあ、カミュと比べたら・・・」という発言について考えていた。
宮澤が言いたかったのは、ノーベル文学賞も受け、世界文学の大家のカミュと比べたら・・・ということかもしれないが、ぼくの気持ちは少し違っていた。権威とか世間の評価とか、そういうものと関係なく、フラットに見て、日本の作品(小説、漫画、アニメ)の多くには、骨太のヒューマニズムが欠けていると感じていたのである。
宮崎駿さんのように、少数の例外はあるのだけれども。
(クオリア日記)
2月 8, 2026 at 07:46 午前 | Permalink

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