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2026/02/10

まぼろしの中で、雄大なその姿が

まぼろしの中で、雄大なその姿が

 

雪が降った翌日、私は新幹線で福山まで日帰りで往復した。

 

ちょうど進行方向で右側の席がとれたので、富士山を見ることを楽しみにしていた。今日は快晴。昨日の雪を受けて、美しく化粧した雄大な姿をぜひ見たいと思っていた。

 

席につき、仕事をしていて、さて、そろそろと車窓の外を見たとき、ん? という違和感があった。

 

あれれ、これ、どこだろう?

 

ちょうど、川を渡る鉄橋の上を走っていて、あれ、これ富士山を過ぎたあたりのあそこ? と振り返っても、山なみは穏やかで低く、富士山の姿はどこにもない。

 

!!!!

 

いつの間にか、静岡でも富士山の見える三島とか新富士をはるかに通り過ぎて、もっと先を走っていた。

 

仕事に集中しすぎて、時間が経つ感覚がバグっていたのだ。

 

そんな・・・

 

帰りはもう夜で、日はとっぷり暮れて富士山は見えない。

 

見たかったなあ、雪化粧の富士山。

 

まぼろしの中で、雄大なその姿がますます輝いて見えた。

 

(#クオリア日記)

 

 

2月 10, 2026 at 07:49 午前 |