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2025/06/08

私のIKIGAIの本はいくつの言語、何カ国で出版されているのか?

 

 

私のIKIGAIの本は、もともとは英語で書いてLondonのQuercusから2017年に出版されている。昨年は、ありがたいことにドイツでノンフィクション部門の年間1位となった。

今、何カ国、何言語で出版されているんだろうと、ときどきは聞いているんだけど、自分でもよくわからなくなる。

それで、今回、版元のQuercusにきちんとメールで問い合わせたところ、あーそうか、というような「意外な」ことがわかったと同時に、現状が把握できた。

 

版元によると、翻訳出版のライセンスは、国ごとではなく、言語ごとに行われていて、そして、その言語での販売自体は、worldwide (世界中)で可能なのだそうだ。

だから、確実なのは言語によるカウンティングで、それは、現在、英語以外に「33契約」行われているとのこと。

ただし、このうち、ウクライナ語の契約はさまざまな事情(早く平和が訪れますように!)で2つの出版社に別々に行われており、また、ポルトガル語はポルトガル向けとブラジル向けに分けてライセンスされているとのこと。

また、英語の場合、北米市場(アメリカ、カナダ)とそれ以外が別で、北米はExperiment、北米以外(イギリス、ニュージーランド、オーストラリア)はQuercusが扱っているとのこと。

スペイン語のライセンスは、スペイン本国と、スペイン語を話すラテンアメリカ(20カ国)をカバーしているとのこと。

というわけで、英語以外は、33契約だが、このうち、ウクライナ語2つ、ポルトガル語2つ(ポルトガルとブラジル)の重複を考えると31言語。結論として、言語は、英語を入れて、計32言語ということになる。

次に出版国数だが、スペイン語、ポルトガル語、英語を別に議論しなくてはいけなくて、それを除く29言語は各一国(実際には、アラビア語のように、もっと多いかもしれない)とする。これに、スペイン語(スペイン及びラテンアメリカ20カ国の計21カ国)、及びポルトガル語(ポルトガル及びブラジル)及び英語(アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア)の5カ国を加えて、出版国数は、

 

29(スペイン語、ポルトガル語、英語以外)+21(スペイン語)+2(ポルトガル語)+5(英語)=57カ国

という計算になる。

 

したがって、私のIKIGAI の本は、「32の言語、57の国」で出版されているということになる。もっとも、今は流通もアマゾンなどいろいろあるので、実際にはこれとは異なる可能性はある。少なくとも、ライセンスで補足した32言語は確実である。

 

結論:

 

茂木健一郎(Ken Mogi)のIKIGAI(生きがい)の本は、32の言語、57の国で出版されています。

6月 8, 2025 at 12:00 午後 |