ハーバードって、まともだよね。
ハーバードって、まともだよね。
ハーバードの、入学志願者への説明の頁を見ていると、本当にまともだと思う。
まず、「インタビュー」について。
要するに、「できたらやろうね。できなかったら、仕方がないけど、だからって君の入試での扱いが特に不利益を受ける、というわけではないよ」
と書いてある。
http://www.admissions.college.harvard.edu/apply/application_process/interviews.html
次に、外国からの志願者の「英語能力」について
要するに、「ハーバードでは、英語力どうしても必要だけど、それを証明するために別に、TOEFLとか、IELTSは受けてもいいけど、受けなくてもいいよ」と書いてある。
まともな大人の感覚だよね。「例外処理」を認める。っていうか、例外処理が基本。さまざまな条件で、いろいろな志願者がくることを想定している。外国居住だって、片親が英語母語者かもしれないし、英語でがんがん本書きまくっている人かもしれないし、全員に一律TOEFL課す必要はない、ということをハーバードは見抜いている。
日本の大学「改革」は、「全員にTOEFL必須化する」とか、面接のやり方にしても、何分やるとか、何を質問するとか、全部標準化して、同じ基準をすべての志願者に当てはめることが「公平」だと思っている。
要するに、バカなんだよね。あるいは子ども。
別に、ハーバードの全てがいいとは思わないし、個人を見れば、日本の大学の方にだってすぐれた人はたくさんいる。
しかし、何でも「標準化」して「平等」にすればいいと思っている日本の大学の入学者選抜システムと、それを押しつける「世間」(ほとんどが思考停止して自分で何も考えてない人たちだけど)は、はっきり言って救いようのないくらいバカだと思う。
日本の大学入試をいろいろいじっている人たちは、ハーバードの入学要項に書いてあること、100回くらい読んで、あとトイレの壁に相田みつをの代わりに張っておいたらいいんじゃないか。
結論。本気で学ぼうとしたら、おろかな日本のシステムからの距離をとること。別にハーバードに留学する必要はないよ。ただ、自由に考えることができれば良い。
10月 13, 2013 at 08:48 午前 | Permalink
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