すずめ使い
ずっと、朝食をとった後に走るのが習慣だったが、今年はそれが変わった。
あまりの暑さのためである。
気温が高くても、それなりに走れるものだが、変化のグラフを見て気が変わった。日中35度を超える日でも、最低気温は26度くらいのことが多い。一方、夜はなかなか下がらない。大抵お酒も呑んでいる。
だから、早朝に走るのが、一番合理的だ。
走っていると、いろいろな光景が目に入ってくる。もう蝶が飛んでいる。クロアゲハ、ヤマトシジミ、ナミアゲハ。
今朝は、素敵な風景に二つ出会った。一つは、茂みの中のつゆくさ。こっちを見て、こんにちわをしているような気がした。子どもの頃、つゆくさを使って絵を描いた記憶がある。
もう一つは、すずめたち。公園の中を走り抜ける時、すずめが十羽くらい地面にいて、私が近づくと、一斉に飛び立った。
ぱたぱたぱた。
かわいい羽音が視覚的に聞こえてくる気がする。まるで、自分がすずめ使いになったような。
ぼくも、彼らのあとを追って青空に上がりたかったが、すずめたちとは違って、相変わらず地面をバタバタと。
あいつらはどこに行ったのだろうと、見上げる空には、いつの間にか太陽がじりじりとその灼熱を強め始めていた。
8月 17, 2013 at 07:48 午前 | Permalink
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