講演直前に生じた、ある事象について。
八戸での講演会では、市の社会教育課のみなさんにほんとうによくしていただきました。ありがとうございました。
始まる前、いつものようにトイレに隠れて、何をしゃべろうか考えていた。ついでに、iPhoneで囲碁を打っていた。
5分前になって、そろそろ行こうかな、と出たら、社会教育課の方が、廊下で待っていらした。ごめんなさい。心配されたのかな。
それで、舞台の袖に行って、座ったときに、ある事象が生じた。突然、お腹が張り始めたのである。
これは、不思議なことですね。だって、さっきまでトイレに隠れて、講演内容を考えながら囲碁を打っていたわけでしょ! それがなぜ、講演直前、3分前になってお腹が張り始めるのか! うーん、人体の神秘! しかし、困った!
腹部あたりのクオリアを慎重に検討した結果、これは、固体系よりも、ガス系ではないか、と思われた。固体系ならば、トイレに駆け込まなくてはならないところだが、ガス系だったら、「散らせば」いい、みたいな判断になった。
それで、社会教育課の方が少しあっちに行った隙に、「うわあ」と背伸びをするふりをして、座っていた椅子から立ち上がって、歩きながら散らそうとこころみた。そしたら、
ぶぅ!
驚くほど大きな音が出て、いわゆる、ガスの噴出現象が見られた。
やばっ! しかし、社会教育課の紳士は、約10メートルくらい離れたところにいらしたけど、どうやらお気づきにならなかったらしい。
ほっとした。ところが、まだどうもお腹のあたりが圧力を感じる、というか、似たような事象が生じる気配がする。
私の中で、悪夢のシナリオが囁かれはじめた。私は舞台でいつものようにちょこまか歩きながら話している。張ってくるポンポコお腹。そしてついに、圧力に耐えられなくなって、ガスの噴出現象が生じる。
ぶぅ!
一瞬、静まりかえる客席。やがて、事態を察知したみなさんが、最初はくすくす、やがて爆笑。私は、舞台の上でひとり顔を真っ赤にして立ち尽くす。。。
そんなことになったら、恥ずかしい。もう一度、噴出させないとやばい! と思った瞬間、MCの方がわたしの紹介を始めてしまった。ぴーんち!
こうなったら仕方がない。私は、覚悟を決めて、舞台の上に歩いていった。。。。
ところがですね。。。その後、なぜかお腹の圧力は減って、90分のお話の間、類似の現象はなかったのですね。ヨカッタ!
ほっとした朝、ふと思ったのだけど、あれが講演中にゲップになって出ていたのだとしたら、ぼく自身がそういう人生はイヤだ!
5月 15, 2013 at 07:08 午前 | Permalink
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