田森佳秀先生(@Poyo_F)の、月2000円の下宿について
金沢駅近くのワインバーで、「銭屋」の「空飛ぶシェフ」、高木慎一朗さんも加わって、四方山話をしていた。そしたら、高木さんが、「長身だから寝台車はきつい」と言った。そうしたら、田森佳秀が、「ぼくの身長だと、寝台車はちょうどいいんだ」と言ったあと、とんでもない話を始めた。
ここで説明しておくと、田森の人生は、普通の人ではあり得ないくらい「例外的な話」で満ちており、「まだそんなネタがあったのか!」と、知り合って20年以上になる私でさえ、驚かされる毎日である。
田森は言った。「オレ、東北大学の時に、仙台で2000円の下宿にいたんだ。」
「??? 2000円って、それ、いくら何でも安すぎるんじゃないの? 一日2000円ということ?」
「いや、月2000円。安い、いい下宿があったから、大家さんに貸して欲しい、と言って、大家さんが、いいよ、って言ったのに、不動産屋が連絡しないで他の人に入居させてしまったんだ。それで、オレ、本当にお金がないから、マジで困ってしまって、そしたら、その部屋の横に、物置に使っている部屋があったんだよ。」
「物置?」
「うん、それで、大家さんに、ここでもいいから貸してくれ、と言ったら、ここは人が住むところじゃない、と言うから、それでもいいから貸してくれ、と言ったら、荷物をどかして貸してくれた。」
「ふうん。どれくらいの広さの部屋だったの?」
「たたみ一畳。」
「一畳?!」
「うん。ふとんを引くと、それでいっぱいになっちゃう。そのうちテレビも入れたから、ふとんはくるくる巻いてテレビの上に置くようにしたんだ。その部屋は、普通の人だと、寝ると頭がドアの外にはみ出しちゃったと思うんだけど、オレは、ちょうど入ったんだよ。」
「・・・・・机とかはなかった、ってこと?」
「うん、何もないよ。そもそも、あんまり部屋にはいなかったから、それでもよかったんだ。」
たたみ一畳! 月2000円! 頭がドアからはみ出す部屋!
田森くんは涼しい顔をして、ワインを飲んでいる。
こいつは、まだ、どれだけ多くのトンデモ話を隠し持っているのだろうか。ああ、金沢の夜は更けていく。
4月 5, 2013 at 07:16 午前 | Permalink
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