しっしっ、あっちに行けおじさん
先日、コンビニに行って、雑誌コーナーをドリンクの方に歩いて行ったら、雑誌の前に立っていたおじさんから、殺気のようなものが漂ってきた。
あっ、なんでお前こっちに来るんだ、しっ、しっ、あっちに行け、みたいな雰囲気が放射されていた。
私はそのあっちいけ光線を浴びながら、それでも自然な流れでドリンクの方に歩いていった。そのあっちいけおじさんの横を通って、冷蔵庫からお茶を取り出した時に、理由がひらめいた。
あっ、あのおじさんの立っているのは、そっち系の雑誌があるところだ!
おじさんは、きっと、そっち系の雑誌を眺めていたときに、私が歩いてきたものだから、いわゆる邪魔というか、なにこっちくるんだあっちいけ的な気持ちになったのだろう。
突然、ぼくは、空想の中で、まだ見ぬアフリカの大地に飛んでいた。ぼくは若いゴリラだった。ぼくの前には背中が銀色のボスゴリラがいた。ボスゴリラは、何か私に近づかれては迷惑なことがあったらしく、お前このやろう、こっちに来るな、みたいながんつけを飛ばしているのだった。
すみません、さっさとレジで払って帰ります。
コンビニの外の大きな空の下を歩きながら、ぼくはほっとしていた。
あのあと、あっちいけおじさんは、ゆっくり雑誌を眺められたかな。
それぞれの場所を占める余裕があるのが、のびやかなエコロジー。
4月 17, 2013 at 07:18 午前 | Permalink
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