ずっと、飽きずに、金家を見ていた。
白洲信哉(@ssbasara)が『目の眼』の編集長になって、骨董を何もわからない私が骨董屋さんを訪ねるという企画が始まった。
刀屋さんに行った。信哉のおじいさんの小林秀雄さんが、刀の鍔はやっぱり金家だ、みたいなことを書いている。
それで、ぼくはそれは一体どんなクオリアなのだろう、と思っていた。刀屋さんに行って、ガラスの向こうの鍔を見ていても、一向に焦点を結ばなかった。
ところが、ご主人が「これが金家です」と持ってきたのを見て、衝撃を受けた。やわらかさ、天真爛漫な造形、槌目の表情。それでいて細密で美しい。
小林さんが言ってたのは、これかと思った。詳しくは『目の眼』で書くが、ずっと、飽きずに、金家を見ていた。幸せな時間だった。
夕刻、信哉からメールが来た。
「茂木さんへ
今日は有難うございました。僕はちょっと感動した。人生の中でも滅多にないね。貴殿と金家見れたこと 忘れないよ。」
ぼくも忘れない。信哉、ありがとう。小林さんも、あの場にいらしたかな。
3月 20, 2013 at 07:49 午前 | Permalink
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