« 民主党による政権交代の後に起こったこと。 | トップページ | 田森佳秀、謎のプログラム開発遅れの真実! »

2012/10/14

わが親友田森佳秀、ニューオリンズでも大騒動の巻!

わが親友田森佳秀は、異様に「単位時間あたりのトラブルの数」が多いことで知られている。

一足先にニューオリンズに着いた田森佳秀だが、案の定、さまざまなトラブルに巻き込まれていた。

まず、これは日本にいる時から知っていたのだが、auの携帯の充電器を忘れてきてしまった田森は、仕方がなく、充電器を「自作」したのだった。

「いやあ、クリップで端子つくったんだよ。でも、放っておくと、クリップと端子がずれてきちゃうじゃないか、だから、うまく、携帯の重みでクリップがたわむようにして、それで接触が続くようにしたんだ。」

アメリカに来て、なんとかというスーパーでニッパーとか工具を買って、いろいろつくっている時点で、すでに普通の旅行者のそれではないが、田森佳秀のトラブルが、これくらいで済むはずがない。

「お前、ホテルどこなんだ?」

「ここから、10マイルくらい離れたところ。」

「えっ、だいじょうぶなのか?」

「いやあ、今日、学会会場に行こうと思って、バスを待っていたけれども、一時間待っても来なかったから、しょうがないからタクシーで来た。」

「・・・・」

「25ドルかかった。だから、一泊75ドルで安いけど、往復のタクシー代を考えると、125ドルかかっていることになる。」

「・・・・」

「昨日も、大変だったんだ。飛行機がニューオリンズに着いたのが午前0時過ぎで、それからホテルに行ったら、案の定、キャンセルされていた。メールで、ちゃんと、飛行機が着くのは日付が変わってからだから、一日前の予約だけど、ちゃんとホテルに行くと書いておいたのに。やっぱりダメなんだね。」

「それで、復活してもらえたのか?」

「いや、フロントが真っ暗で、誰もいないんだよ。」

「・・・・それで、どうしたんだ?」

「困ったなあ、と思って、ガラスの前で、手をぐるぐる動かしていたら、ああいうところって、深夜に掃除するんだね。掃除をするおねえちゃんが出てきて、どうしたんだ、と聞くから、説明したら、中に入れてくれた。」

「よかった。」

「それで、説明したら、それじゃあ、朝になったらフロントの人が来るから、それまでそこのソファにいるしかない、とか言うんだ。それで、20分くらい、どうでもいい話をしていたら、突然、そのおねえちゃんが、やっぱり電話する、といって、フロントで働いている、自分の友人に電話して、もう夜中の二時くらいだったんだけど、その友人が、おねえちゃんに電話で説明して、おねえちゃんが部屋の鍵のカードをつくってくれた。」

「部屋空いてたんだ、良かったね。」

「いや、そのホテル、廃墟みたいなところだから、部屋はいくらでもあるんだよ。」

「えっ?!」

「この前のハリケーンで壊れたんだね。窓とか割れていて、その一部が修復されて、営業しているんだ。」

「じゃあ、お前の泊まった部屋は、大丈夫だったのか?」

「いや、部屋に入って、暖房を入れたら、しばらく使っていなかったみたいで、煙が出て、火災報知器が鳴った。」

「えっ!? だいじょうぶだったのか?」

「仕方がないから、窓とドアを開けて、煙を出した。」

「それで、暖房はつかえるようになったの?」

「いや、煙が出るから、つかえていない。」

「・・・・」

「それからね、シャワーのお湯が出ないんだ」

「えっ!?」

「だから、しょうがないから、水でシャワーを浴びた。」

「冷たくないのか?」

「冷たいよ。」

「・・・・・。朝ごはんは、だいじょうぶだったの?」

「自分でつくって食べた。」

「何をつくったの?」

「カップ麺。」

「お湯は沸くんだ。」

「沸くよ。」

「カップ麺、どこで買ったの?」

「スーパー。ホテルの人に聞いたら、近いというんで歩いていったけど、遠かった。」

「どれくらい遠かったの?」

「30分くらいかな。」

「・・・・」

「ビールも6本買った。」

「・・・・・」

アメリカに着いてすぐ、トラブルに巻き込まれる田森佳秀氏。

田森は、私の知る限り、最も「単位時間あたりのトラブルの数の多い」男である。

10月 14, 2012 at 10:29 午後 |