「椅子を三つ並べて寝る」空間がなくても、養老さんと意識についての議論ができて、本当によかった。
研究室の学生たちにはもうしわけないな、と思っていることが一つあって、それは、ぼくは大学が本務先ではないから、「椅子を三つ並べて寝る」空間がない。
「椅子を三つ並べて寝る」というのは、ぼくが昔大学院生の頃、疲れるとよくやっていた技で、居室の椅子を三つ並べて、寝ていたのだ。
ああいう、大学の研究室のゆるい雰囲気は、いいもんだよね。それがなくてごめん。
オレといっしょに研究している意味は何かな、と思って、それで昨日はそうだ、小林秀雄賞の授賞式に連れていってあげよう、と思った。
ゼミが終わって、みんなでホテル・オークラに行った。
18時に着いたので、まずは、ロビーでノーベル平和賞の発表を生中継で見た。女性の権利向上に献身した三人への受賞。いいセレクションだね。感動したね。
クロークにわーっと荷物を預けて、会場に入っていくと、ちょうど始まる頃で、選考委員を代表して養老孟司さんが挨拶をしていた。
養老さんのお話、よかったな。こういうのを学生たちに聞かせてあげてやりたかったんだよ。こういう式で、養老孟司さんが、どんなお話をするのか、そういうところを、学生たちに見せてやりたかった。
そのあと、石川とか関根とか星野とか、養老さんを囲んで、Libetの実験や、数日前にNatureに出たActive tactile exploration using a brain–machine–brain interfaceの論文について、議論をふっかけていたらしい。
そんな様子を見ていて、ぼくはうれしかったな。
「椅子を三つ並べて寝る」空間がなくても、養老さんと意識についての議論ができて、本当によかった。
10月 8, 2011 at 07:56 午前 | Permalink
最近のコメント