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2011/10/21

エントロピーと歩いた青春。

Nick HumphreyのSoul Dustを読み終えたので、引き続き、iPad上のKindleで、Roger PenroseのCycles of Timeを読み始めた。

ペンローズの本というのは、だいたい最初は小さな寓話から始まるんだけど、そのセンスがとても良くって、うっとりしてしまう。

そして、ところどころに挿入されている自身の手による絵も、素晴らしい。

最初はエントロピーの話から始まる。好きだな、熱力学の第二法則をめぐる謎。卵がテーブルから落ちて、壊れる。その逆に、散らばっていたかけらが集合して、テーブルの上の卵になる。どちらも、物理法則から言えば「あり得る」わけだけれども、なぜか、世界の中には片方しかない。なぜか。

エントロピーや、その過程で出てくる「粗視化」の話とか、考えていると、飽きないね。大学院生の頃、ノートを5冊くらいつぶしたことがあった。結局、もちろん、第二法則についての新しい視点なんて出なかったけれども。

なぜ、過去は覚えているけれども、未来は覚えていないのか、そのことを、第二法則と結びつけようとしていろいろやったな。

エントロピーと歩いた青春。あの頃は、塩谷とうだうだ街をふらついて、熱っぽく哲学を議論する心の余裕があったな。また、あの頃に戻りたいな。

10月 21, 2011 at 07:52 午前 |