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2011/10/13

勉強法に悩んでいるみなさんへ (3)今の自分よりも、ほんの少し高いところに目標を設定する。

勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。

以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。

なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。

3、今の自分よりも、ほんの少し高いところに目標を設定する。

 プレッシャーは、他人からかけられると負担やストレスになるけれども、自分で自分にかけるようにすれば、その強度やタイミングをコントロールできるから、脳への栄養になる。

 みなさんが今取り組んでいる勉強だけの問題ではなく、一生使い続けることができる大切な考え方です。自分で自分へのプレッシャーをコントロールする方法を身につければ、ずっと学び続け、向上し続けることができます。

 それは、言い方を変えれば、一人のアスリートになるということです。陸上競技、サッカー、体操、水泳。どんな分野でも、アスリートの人たちは、今の自分のレベルを把握し、そこから少し上のレベルを目指すことで、自分にプレッシャーをかけようとします。

その際、コーチの助言や指導ももちろん大切な意味を持つのですが、いちばん肝心なのは、自分で自分の目標を設定すること。シアトル・マリナーズで活躍中のイチロー選手は、まさに自分で自分の目標を設定して努力を続けることで、偉大な選手になりました。

目標のレベル設定をする上で大切なことは、いきなり高すぎるレベルにしないことです。今の自分の実力をまずは把握する。そして、その実力よりも、ほんの少し上くらいのレベル設定が望ましい。周囲は関係がありません。あくまでも、自分にとっての進歩であれば、それでいいのです。

勉強が遅れてしまった人は、ついつい劣等感に苛まれます。みんながあんなに進んでいるのに、自分は分数ができない。そう考えると、自分が何だか価値のない存在にさえ思えてしまって、ますます勉強をするのがいやになってしまうのです。

いきなり高いレベルを目指そうとするのは、質の悪いプレッシャーになります。そんなことはできるはずがないのですから。私はダメだ、努力しても無駄なのだと、自分であることがイヤになったり、逆に何もしないことの言い訳になったりしてしまいます。

しかし、思いだしてください。あなたは、自分の成長を目指すアスリートなのです。他人との比較は、意味がありません。たとえ、「偏差値」が低くても、その低いところでの「進歩」にこそ意味がある。他人と比較して、いきなり背伸びして目標を設定するのではなく、とにかく、「今の自分」にとって成長できる目標であれば、それでいいのです。

ここに、自分自身と対話するということの大切さがあります。極端なことを言えば、勉強とは、自分との対話である。自分のレベルを把握し、他人との比較という「雑音」に耳を貸さず、ひたすら、ただ、今の自分よりももう少し高い自分を目指す。そのような自分との対話ができる人は、必ず伸びます。

「うさぎと亀」の話がありますよね。うさぎが先にぴょんぴょん行ってしまう。一方、亀はマイペースです。うさぎが油断して眠っている間に、亀は抜かしてしまう。似たようなことは、世の中に実際にあります。「うさぎに比べて、ぼくはこんなに遅れている」と落胆するのではなく、自分の足元の一歩を見つめるようにしてください。

勉強の最大の敵は、他人との比較です。その結果としての劣等感、無力感です。他人なんか気にしなくていい。ただ、自分の足元さえ見つめればいい。あせってはいけません。一歩を着実に前に進めることが、積み上げられて、大きな成果につながるのです。

自分で自分にプレッシャーをかけることが大切な理由は、自分との対話にあります。自分を見つめ、どの程度の実力なのかわかっていれば、おごり高ぶることもないし、逆に無力感にとらわれることもない。その上で、そんな自分を少しでものばそうとする。他人との比較の結果に過ぎない「偏差値」よりも、そんな謙虚でひたむきな態度の方が、生きる上ではよほど価値があります。

自分へのプレッシャーは、自分でかけよ。そのとき、今の自分よりも、ほんの少し高いところに目標を設定する。このことさえ忘れなければ、みなさんの成績は確実に伸びていくことになりますし、また、一生学び続け、いつかは素晴らしい人になることができるのです。

10月 13, 2011 at 10:23 午前 |