愛する店、自分の大切な場所がそのままある。それだけで、星を眺める力がわきあがってくるような
ロバート・ハリスさんと、車に乗って六本木ヒルズを出発した。
走りながら、ラジオの録音をする。いいね、楽しいね。イキなことをやるね、J-Wave。ハリスさん、いい人だね。気があうね。ハリスさんも、オスカー・ワイルドが好きなんだ。
オレ達はみんなドブの中にいる。
でもそこから星を眺めている奴らだっているんだ。
オスカー・ワイルド
・・・シドニーのブックショップが破産に追い込まれた時、友人で店のマネージャーだった詩人のニック・パウンダーがぼくに贈ってくれた言葉だが、それから今まで20年以上もの長い間、この言葉はぼくの意識から離れることはない。
(ロバート・ハリス著『アフォリズム』)
着いたよ、東大正門前。すたすた降りて入っていく。二階に行くんだね。
ぷーんとカレーの匂いがする。ルオー! なつかしいルオー! よく、塩谷と来て、窓際のこの席で、哲学の話をしたよね。
オレたち、何の将来の展望もなくって、それで、このセイロン風カレーを食べて、デミタスコーヒーを飲んで、ハッピーになって、また街を歩いて、哲学の話をして、将来には何の展望もなくって。
マスター、変わらず元気だなあ。よく、美術展のチケットを下さいましたね。
愛する店、自分の大切な場所がそのままある。それだけで、星を眺める力がわきあがってくるような気がして。
そろそろ出発。マスターと、ルオーの前で写真を撮る。初めてのツーショット。

学生時代から数限りなく通ったけど、写真を撮るという発想はなかったな。時代が流れたね。
また車に乗って、ハリスさんと一緒に喋っていくんだね。
10月 15, 2011 at 08:09 午前 | Permalink
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