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2011/10/15

愛する店、自分の大切な場所がそのままある。それだけで、星を眺める力がわきあがってくるような

ロバート・ハリスさんと、車に乗って六本木ヒルズを出発した。

走りながら、ラジオの録音をする。いいね、楽しいね。イキなことをやるね、J-Wave。ハリスさん、いい人だね。気があうね。ハリスさんも、オスカー・ワイルドが好きなんだ。

オレ達はみんなドブの中にいる。
でもそこから星を眺めている奴らだっているんだ。
オスカー・ワイルド

・・・シドニーのブックショップが破産に追い込まれた時、友人で店のマネージャーだった詩人のニック・パウンダーがぼくに贈ってくれた言葉だが、それから今まで20年以上もの長い間、この言葉はぼくの意識から離れることはない。

(ロバート・ハリス著『アフォリズム』

着いたよ、東大正門前。すたすた降りて入っていく。二階に行くんだね。

ぷーんとカレーの匂いがする。ルオー! なつかしいルオー! よく、塩谷と来て、窓際のこの席で、哲学の話をしたよね。

オレたち、何の将来の展望もなくって、それで、このセイロン風カレーを食べて、デミタスコーヒーを飲んで、ハッピーになって、また街を歩いて、哲学の話をして、将来には何の展望もなくって。

マスター、変わらず元気だなあ。よく、美術展のチケットを下さいましたね。

愛する店、自分の大切な場所がそのままある。それだけで、星を眺める力がわきあがってくるような気がして。

そろそろ出発。マスターと、ルオーの前で写真を撮る。初めてのツーショット。

学生時代から数限りなく通ったけど、写真を撮るという発想はなかったな。時代が流れたね。

また車に乗って、ハリスさんと一緒に喋っていくんだね。

10月 15, 2011 at 08:09 午前 |