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2011/09/04

師匠からのメッセージ

番組が終わると、内田樹さんは、「じゃあぼくはこれから稽古があるから〜」と颯爽と出ていった。西靖アナウンサーも、次のトークショーへと向かう気配。

結局、放送中マックブックでツイッターをチェックしていたぼくが、一番出遅れるかたちになってしまった。

荷物をまとめて出たら、そこに西川きよし師匠がいた。

「あっ、師匠!」

人に出会った瞬間に、伝わってくるものがある。その魂の温度、皮膚のやわらかさ。

「師匠、先日、なんばグランド花月で拝見しました。すばらしかったです!」

とてもやさしく、まっすぐで、そして筋の通った、西川きよしさんという人の存在感。

感激のあまり、マックブックの電源コードを忘れてしまった。

名古屋駅前の家電店で電源コードを買っていたら、いつの間にか着信があった。

留守電を聞いてみると、師匠からのメッセージ。

いそいで折り返した。

ぼくのコードは、きっと今も毎日放送の打ち合わせ室のあのテーブルの上にある。ぼくの心の中で、そこだけがぼんやりと明るく照らされている。

9月 4, 2011 at 07:21 午前 |