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2011/04/01

 脳回路の「輪番停電」について

 東京及びその近郊の電力需給は、今年の夏にかけて、予断を許しません。輪番停電の実施が、23区にも及ぶのではないかと予想されています。
 そこで、私、茂木健一郎は、困難な時代に対応するために、今年の夏にかけて、脳回路の「輪番停電」に取り組むことにいたしました。(脳回路においても、電気的活動(「活動膜電位」)が重要なため、「停電」という表現を用いるものです。)

 9月までの期間を通して、脳回路の活動レベルを、前年比25%減にまで低下させることを目標とします。
 具体的に輪番停電の対象になる脳回路は、たとえば次の通りです。

 飲み会での、「ビールもう一杯」回路。
 腹の立つニュースに思わず噴火してしまう回路。
 カラオケで、尾崎豊の歌を、立ち上がってシャウトしてしまう回路。
 「きのこの山」と「たけのこの里」は、お腹の中に入ればほぼ同じなのに、好みがくっきりと分かれるのは何故かと、延々と議論する回路。

 輪番停電の具体的なスケジュールについては、脳資源の使用状況を計測しながら、できるだけ速やかに決定する予定です。容量と比較しての、脳資源の使用状況をリアル・タイムで表示する「ブレイン・メーター」(「まだまだ余裕」、「テンパってる」、「いっぱいいっぱい」、「頭真っ白」の4段階を基本とする)も急遽開発中であります。

 なお、脳回路の輪番停電を実施しても、生きるために必要なこと、人のためになること、困難なこと、創造的なこと、楽しい気持ちになることについては、引き続き全力で脳資源を投入する所存であります。ここに、みなさまのご理解と、ご協力を切にお願いするものです。

2011年4月1日 茂木健一郎

4月 1, 2011 at 09:30 午前 |