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2010/11/20

鯉沼さんはそれで売って、岸尾さんは人生をジュウウソウすれば良い。

サンディエゴから、ロサンジェルス経由で帰国。成田空港から、車で都心へ。集英社がご用意下さった。まずは有楽町の東京フォーラムへ。Mitsubishi Chemical Junior Designer Awardの表彰式。日比野克彦さんの横に座った。私の審査員特別賞は、阿部晴果さんの『自閉症って?—我が家のこうちゃんー』。身近な家族のこと。とてもよく書けている。出版される予定があるということで、楽しみである。

21日までMitsubishi Chemical Junior Designer Award受賞者の展覧会が東京国際フォーラムで開かれ
ていますのでみなさん是非。

都築恭一さんがプロデュースしたスナックが新丸ビルの中にあって、何回か行ったことがある。「あそこはいいですね」と言うと、四谷荒木町に自分で経営する店があるのだという。「ぼくがカウンターの中に入って、氷を割ったりしています」というから、「えっ」と驚いた。都築さんいい感じ。飛ばしている。一緒にいた植田工も、「いい感じですね」と嘆息する。

開高健ノンフィクション賞の受賞パーティーの会場へ。吉田修一さんがいらしたのでお話する。今年の柴田錬三郎賞を受けられた。共通の知人である束芋さんのことなど。一作ごとに進化する吉田修一さんは本当に凄いと思う。

開高健ノンフィクション賞、今年の受賞者は角幡唯介さんの『空白の五マイル』。昨年の受賞作、中村安希さんの『インパラの朝』は大変売れた。『空白の五マイル』は17日発売で、好調とのこと。集英社の鯉沼広行さんいわく、「開高賞乗って来ました。」

集英社の岸尾昌子さんは、「重曹」に詳しくて、ときどきテレビにも出ている。顔を見て、「よっ、重曹博士!」と声をかけたら、本人が、「そんなのじゃないんです」と照れる。

岸尾さんには、日高敏隆先生と行ったコスタリカで御世話になった。「日高敏隆さんの奥様にいただいた形見のアロハシャツを着て、今度はブラジルに行きたいですね」と岸尾さんに言う。「ブラジルジュウソウ」したい。「ジュウソウ?」と鯉沼さん。「そう、ジュウソウ」。

「茂木さんのせいで、ぼくはゲイであり、著者を酷使する編集者であるという噂が立って困っているんですけど」と鯉沼さん。「そんなこと言ってないよ」と僕。「いっそ、それで売ればいいんじゃない」と岸尾さん。人それぞれの秋深まる。

11月 20, 2010 at 09:02 午前 |