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2010/11/24

東アジアの現状に鑑みて、どのように「ソフトランディング」できるのか。

 北朝鮮が韓国の島を砲撃したというニュースは、携帯メールで知った。朝日新聞のニュース速報に登録してあるのである。

 通常のニュース速報とは深刻度の違う由々しき事態であり、移動しながらも、ニュースを刻々とチェックした。日本の政治も、国会審議の取り引きなどという愚なことをやっている場合じゃないだろう。

 日本が位置する東アジアの情勢を冷静に考えれば、緊張感を持って未来に向き合うしかない。朝鮮半島は南北に分断され、北はどのような国かと言えばご存じの通りである。一方、中国は経済発展を遂げ、一人ひとりは魅力に満ちて活気があるが、政治体制についてはご存じの通りである。「北朝鮮」と「中国」という、世界の民主化、自由化の趨勢から取り残されて「タイムカプセル」に入った化石のようなシステムが存在し、しかも大きなウェイトを占めている。そのような地域に、私たちの国日本はある。

 民主主義はさまざまな欠点を抱えつつも、それなりに「持続可能」なシステムである。「選良」と言うには顔を曇らせざるを得ない候補者も時々には見られるけれども、曲がりなりにも議員を選び、政権交代を実現することもできる。それが失望に終わっても、変化がないよりは良い。

 一方、北朝鮮や中国の体制は、そもそも「持続可能」ではない。持続しようとすれば、さまざまな軋轢、無理が生じるのは私たちが知る通りである。このような東アジアの現状に鑑みて、どのように「ソフトランディング」できるのか。考えるほどに難しい連立方程式であり、自らのプリンシプルが問われる現場である。日本国内で、小さなことにいちいち囚われている場合じゃない。

 韓国、台湾という、価値観や政治体制を共通する国との連携をさらに深めるとともに、東アジアの将来をどうするのか、真摯な検討を政治家たちには加えてほしい。政治家がヴィジョンを持たずに、誰が持つ? 日本のメディアも、下らない政局報道に時間を割かないでほしい。韓国であのような事態になったら、国会の審議をうんぬんというようなニュースは、一気になくなった。もともとなくても困らない些事だったということだろう。だったら、最初からエネルギーを使うな。

11月 24, 2010 at 07:38 午前 |