« 連続ツイート 「書く」 | トップページ | 時折噴火する人は、ふだんの静かな佇まいこそが »

2010/10/03

連続ツイート 「中国八策」

中国八策(1)発展を続け、GDPで日本を抜いて世界第二位の経済大国になった中国。いろいろと問題があるにせよ、中国が今後とも日本の隣人であり続けることには変わりがない。「互恵」を関係性の基調にするしかない。

中国八策(2)世界帝国だった「唐」の時代のように、隣りに強大な中国が存在する状況を、私たちの祖先は経験してきた。その頃の対処、つき合い方の「DNA」を思い起こせば、未来のあり方が見えてくるはずだ。

中国八策(3)「漢字」など、多くの恩恵を中国から受けてきた日本だが、科挙制度、宦官、中国式の「発音」など、日本人の感性、美意識に合わないものは輸入して来なかった。これからも、そのような選択的感受を続けていけばよい。

中国八策(4)中国の政体は、常に問題を抱えていた。現実が理想から遠いからこそ、孔子をはじめとする知識人は国のあり方に悩み、理想を説いてきた。彼らから生まれた思想に対して、私たちは共感、連帯できるはずだ。

中国八策(5)「易姓革命」を何度も経験し、「元」や「清」など、異民族による征服、王朝樹立が起こってきた中国における歴史観は、継続性を重視する日本のそれとは異なる。現在の中国共産党による支配も、そのような「王朝交代」の一時期として相対化すること。

中国八策(6)中国人の世界観は、徹頭徹尾「人間」を中心としている。人格神が「理神論」となり、普遍的な自然法則の概念に至った西洋の枠組みとは異なる。法治主義が徹底せず、人と人の関係、面子が過剰なまでの意味を持つ中国人の行動様式を理解すべきだ。

中国八策(7)中国の経済発展はめざましいが、どこかで「頭打ち」になる可能性がある。一人あたりGDPが5000ドルあたりに「踊り場」があるという説もある。経済がソフト化した時、思想、表現の自由がない社会はさらなる発展の阻害要因になろう。

中国八策(8)中国の隣りにあるということの利益を享受しつつ、自由な民主主義の国であるという日本の価値を中国との対照において世界に向ってアピールすることが、中長期的に見て日本の国益に適うと考える。

以上、中国についての連続ツイートでした。

(2010年10月1日、http://twitter.com/kenichiromogiにてツイート)

10月 3, 2010 at 08:32 午前 |