連続ツイート 言語政策
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう。
MacBookが壊れてさ、修理に夢中になっているうちは「お祭り」なんだけど、それが終わると、結局仕事、仕事、仕事の日常が戻って来るんだよねえ。
言政(1)言語政策(language policy)は一国にとっても大切だが、一人ひとりにとっても重要である。今朝は言語政策について考える。
言政(2)明治以降、西洋の概念を翻訳することで日本語の宇宙は豊かになった。中国でも、社会科学で使われる概念の7割はこの時期の「和製漢語」だという。
言政(3)翻訳文化は、一方で、リンガ・フランカである「英語」の世界との直接のやりとりを妨げた。この点が、現在に至るまでの日本の禍根となっている。
言政(4)「翻訳」はアルゴリズムではできない創造的な行為であり、日本語の耕作はこれからも続けなければならない。英語を公用語の一つとするのは良いが、第一言語とするのはナンセンス。多様性尊重の精神にも反する。
言政(5)日本語を大切にする一方で、リンガ・フランカたる英語での表現、活動にも全力を尽くす。このようなダブル・バインドな状況に身を投じるしか、日本人にとって「納得のいく」言語政策はないだろう。しんどいが、仕方がない。
言政(6)日本でも、研究室内で英語を使う政策があるが、適切とは思えない。日本人どうしが下手な英語で議論するのは、不自然だし、「文脈に適応する」という脳の一般法則にも反する。
言政(7)その場に一人でも外国人がいたら、英語で話す。排除の力学を働かせないためである。思いやりではない。少数派を含むコミュニケーションを立ち上げることが、普遍性への志向を鍛えるのに資する。
言政(8)日本人が英語で自由闊達な著述、論述を始めるのが言語政策における最重要の課題。思想における日本のプレゼンスの矮小化は、英語世界における超新星爆発によってしか突破できぬ。みな、キラキラしよう。
言政(9)日本の大学における言語政策の最適解も、日本語でも英語でもどちらも全力投球の講義、研究を続けることだろう。ダブルバインドは二倍のエネルギーがかかってしんどいが、懸命に働く人にはきっと明るい太陽が輝くよ。
以上、言語政策(language policy)に関する連続ツイートでした。
14時から京都全日空ホテルで私がYAMAHA音楽振興会主催の講演会をさせていただくようなのだけど、ネットに情報がないからわからない。不安なり。とりあえず京都に向かう!!!
(2010年10月14日、http://twitter.com/kenichiromogiにてツイート)
10月 26, 2010 at 11:45 午前 | Permalink
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