本当に、資本主義社会というのは面白いところで、ときどきはっと気付くことがある。
私たちは資本主義社会に生きており、人々の欲望が社会を作り出していく。
そのことを、ときどき、本当に不思議なことだと思う。
しばらく前、山陰の温泉に行ったとき、同行の人たちとカラオケをしたら、旅館の人たちがおじさんたちと踊っていた。
おじさんたちは、歌をうたうというよりも、女の人たちとチークダンスをすることを目的としていて、店もそのような体制になっていたのだ。
曲がスローでなくても、歌詞が合っていなくても、とにかく手を握って踊るのだというおじさんたちの意志は、強いもののようだった。
私自身の中には、「十五の夜」を歌うときにチークダンスをしたいという欲望はないけれども、旅館の中にそのような店があって、そのようなサービスがあって、つぶれないで存在しているということは、マーケットの中にはそんな欲望が存在するのだろう。
メジャーなものからマイナーなものまで。さまざまな欲望が、社会を形づくっていく。
雑誌コーナーに行くと、いろいろな雑誌がある。この前、釣りの雑誌を買ったら、いろいろな魚のことが載っていて、面白かった。
「週刊 意識の謎」というような雑誌が存在しないのは、資本主義のマーケットの中で、意識の謎を解きたいという欲望は、十分なマスを持っていないからだろう。
本当に、資本主義社会というのは面白いところで、ときどきはっと気付くことがある。
10月 27, 2010 at 06:53 午前 | Permalink
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