取り逃がしてしまったモンキアゲハの黄色い斑紋のダンス。
終戦記念日。暑くて、忙しかったけれども、よい一日だった。
モンキアゲハと、アカボシゴマダラを見ることができた。
最近関東地方に定着したアカボシゴマダラ。なにしろ、子どもの頃かた培った蝶の飛行パターンのデータベースに入っていない。だから、その視野の中への登場は、未だに新鮮な衝撃として受け止められる。アサギマダラのようでいて、もっと力強い。自分の存在について、揺るぎない自負のようなものが感じられる飛翔。
そして、後ろ羽の赤い星を確認すると、歓喜が込み上げてくる。
そして、モンキアゲハ。黄色い斑紋が点滅し、揺れる。あっという間に、木々の間に消えていく。
子どもの頃、一度だけ、迷蝶としてのモンキアゲハを見たことがあった。あの時は、もう心臓がバクバクと興奮して、手が震えて、どこまでもどこまでも林の中を追いかけていって、やがて姿を見失って、それでも諦めきれずに、今すぐまた飛んでくるんじゃないかと、蚊に刺されながら林の暗がりの中に立っていたっけ。
蝶好きという者は、そういう体験は決して忘れないものである。取り逃がしてしまったモンキアゲハの黄色い斑紋のダンス。そんなものたちから、私の子ども時代の記憶はできている。
8月 16, 2010 at 07:08 午前 | Permalink
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