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2010/08/20

「江戸っ子だってねえ。」「神田の生まれよ。」

広沢虎造の『清水次郎長伝』は実にすばらしい。悲劇と喜劇がないまぜになって、聞く者の心を動かす。
「あっと驚く為五郎」
「馬鹿は死ななきゃなおらない」
などの数々の名台詞が、『清水次郎長伝』から生まれている。

中でも、「森の石松三十石船道中」は、名作。

大阪から京都に行く三十石船の中で、石松が出会った客。「街道一の親分は清水次郎長」というので、良い気分になって、「寿司を食いねえ、江戸っ子だってねえ」と言うと、客が「神田の生まれよ。」「そうだってねえ、食いねえ、食いねえ、寿司を食いねえ、もっとこっちに寄りねえ」と石松が言う場面は、全編で一番有名な下りだろう。

しかし、そのうち、調子がおかしくなってくる。次郎長の子分には強いのがたくさんいると、強い順番に名前を挙げていくが、なかなか石松の名前がでない。じりじりして、そのうちに「おい、寿司返せ!」となる。

やりとりしているうちに、客が思い出す。「あっ、しまった。次郎長の子分で、一番強いのを忘れていた!」

http://bit.ly/9fmUiw
広沢虎造 清水次郎長伝 森の石松三十石船道中

8月 20, 2010 at 07:34 午前 |