« ものづくり2.0 | トップページ | 誰もが同じ情報に接していたマスメディアの時代が終焉し、能動性とロングテールが共進化する時代 »

2010/06/07

大型の動物は、それだけ多くの土地を必要とする。

ある動物のサイズと、それが住む土地の間には相関がある。

大型の動物は、それだけ多くの土地を必要とする。たとえば、歴史上存在したと考えれる最大の恐竜(草食)は、おそらく10キロメートル四方の土地を必要としたのではないかとケン・カーペンター博士は言う。  

逆に、土地があまりない小さな島では、身体が小型化する傾向が見られる。

サイズと生態学的な空間の間の相関は、肉体的なものだけでなく、精神的な領域においてもあるのではないか。

ある土地サイズに固有な振るまい方、マインドセットのようなものがある。アメリカを移動しながら、そんなことを考える。

イギリス人たちは、日本人のように繊細で、先例を重んじ、社会的な秩序に敏感な人たちである。彼らの一部がアメリカに渡り、広大な生態学的空間を獲得することで、カジュアルで、新しいものを好み、拡大的なマインドセットを手に入れた。

中国人のマインドセットは、もともとは広大な大陸で育まれたから、香港やシンガポールといった限られた空間の中にいても、アメリカ人と同じスケール感でふるまう傾向がある。

日本人は、長らく、限られた生態学的空間の中でふるまうことに慣らされてきた。現在、日本の発展(ないしは持続可能性自体を)阻害しているかに見えるマインドセットは、ある意味では、環境に対する一つの見事な適応であるということもできる。

問題は、ここからどこに行くか。一つの鍵となるのは、インターネットのような情報空間の活用だと思う。日本の土地は相変わらず限定されているが、インターネットは世界中につながっている。いかにネットのグローバル性を活かした生き方、考え方ができるか。ここに、日本人のマインドセットを書きかえる重要なきっかけがある。

6月 7, 2010 at 07:50 午後 |