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2010/06/11

新しいカレッジ

日本の代表的な大学の一つ、東京大学のことを書く。

東京大学の学部入試が、現状のままでは、事実上日本語を母語とする人が殆どとなり、大学が国際化を図る上での損失が大きい。

単に、学問上の問題だけではない。これからのグローバル化の時代に、多くの異なる文化背景からなる人たちが集まり、共に学習することでお互いに知り合いとなり、人脈を作る。そのような体制を作ることが、10年、20年後になると決定的に効いてくる。

東京に、(おそらくは)アジアを中心に有為の人材が集まり、4年間学び、そうしてまた各地に散っていく。そのようなシステムを作れば、日本の地位の向上、国際化の進展にじわりじわりと効いてくるだろう。

そのために、理科I類からIII類、文化I類からIII類の現行の入試体制を変えることが難しいのであれば、それらとは別に、少人数のリベラル・アーツ・カレッジを東京大学内に設けることを提案する。

一学年の人数は、100人程度の少ない数字から始める。そうして、4年間、英語で徹底した教育を行う。スタッフは、東京大学のファカルティから英語の教育ができる人を集めれば、まかなえるのではないか。

入試は、TOEFLとSATに準拠し、そうして、入試のインタビューは、世界各地にいる東京大学のOBの中から、一定のqualificationを充たした人が担当して大学当局にレビューを送り、それに基づいて判定するという、ハーバードやイェールなどのアメリカの大学が採用している方式をとる。

そうして、従来の入試で入ってくる日本語を母国語とする人を中心とする学生たちとの交流が自然に図られるようなシステムをつくる。

そのような新しいカレッジを、東京大学内に作るのは、日本の現状を打破する上で一つの有効な手段であると愚考する。

6月 11, 2010 at 07:45 午前 |