眠っているところは、自分では撮ることはできない。こりゃあ、理屈だ。
「監督」の笠原裕明さんが、食事をしながらなにやら真剣に考えている。
そのうち、にやにや笑い始めた。
どうしたんだろう、と思ったが、ビールを飲んで忘れてしまった。
真剣に考える笠原裕明カントク。
ニヤニヤする笠原裕明カントク。
そうしたら、いつの間にか、ぼくのカメラでぼくのことを撮っていた。
部屋に帰って、気付いたのである。
さすがカントク。
小津安二郎風のローアングルや、
人の話を聞きながら笑っているところを撮っている。
そうして、ビールで気持ちよくなったうとうとしているところも撮ったいた。
ごめん。時差で、5時に起きちゃったから、眠かったのだ。
自分が眠っているところは、自分では撮ることはできない。こりゃあ、理屈だ。
カントクのたくらみには参りました。
考えた。
笑った。
眠った。
5月 1, 2010 at 03:09 午後 | Permalink
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