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2010/05/28

脳のトリセツ 「記憶力の世界王者」を訪ねる

週刊ポスト 2010年6月4日号

脳のトリセツ 第43回 「記憶力の世界王者」を訪ねる

普通のオタク青年が「記憶のスーパーマン」へ変身—世界チャンピオンの座は独自の「発明」と「努力」で摑んだ。

抜粋

 世界記憶力選手権は、1991年から毎年一回開催されている。でたらめに並んだ数字を覚えたり、意味のない単語の羅列を記憶したり、架空の歴史の出来事とそれが起きた年号を覚えたりする。
 選手権のハイライトは、「スピード・カード」と呼ばれる種目。一パックの中にある52枚のカードの順番を、制限時間5分以内で、できるだけ早く記憶する。数字に加えて、ハートやスペードといった模様も会わせて覚えなければならないから、その分負担が増える。
 今までの世界記録は、ベンが打ち立てた24秒97。自分でやってみようとすればわかるが、とても信じられないスピードである。ベンは、カードを両手に持ち、一秒間に二枚以上、カードを指で送りながら記憶していく。実際に目の当たりにすると、凄まじい記憶力に、畏怖の念さえ覚える。
 ベン・プリドモアは、確かに偉大な記憶力のチャンピオンだが、一番のニュースは、彼が決して特別な人ではないということだろう。ごく普通の人が、たまたま「記憶世界選手権」について知り、記憶法を学び、それを自分なりに工夫して、改善することでチャンピオンになったのである。


全文は「週刊ポスト」でお読み下さい。

http://www.weeklypost.com/100604jp/index.html


イラスト ふなびきかずこ

5月 28, 2010 at 07:07 午前 |