脳のトリセツ 日本人は「夢遊病者」?
週刊ポスト 2010年5月 21日号
脳のトリセツ 第41回
日本人は「夢遊病者」?
英誌では「何も変わらない日本はあくびを誘う」と酷評…
今こそ日本人の考え方=「マインドセット」を変革せよ。
抜粋
英国の経済誌『エコノミスト』を時折読んでいる。最近ドイツを旅行中に目を通した号は、トップ記事がイギリスの総選挙。続いて、アメリカと中国の間の通貨問題についての考証。さまざまな項目が並ぶ中で、わが日本についての記事もあった。
「日本の負債問題。破滅に向かって歩く夢遊病者」というタイトル。論調は、厳しいものだった。
曰く、「日本についての情報」は、最近は読む者の「あくび」を誘う。どうせ、何も変わらない。改革の期待を担って登場した民主党政権も迷走している。「明治維新」が再現されるという希望は、泡と消えた。あるアナリストは、自分のレポートから「日本」という言葉を取ってしまった方が、より多くの読者を得るのではないかと考えている……。
記事の主眼は、深刻化する財政赤字の問題。日本人たちは、お隣の中国の目覚ましい躍進の陰で、目立たないかたちで今程度の生活を維持できれば良いと考えているようだが、そのような希望的観測が満たされるかどうかはわからない。日本は今、夢遊病者のように、破滅に向かって歩いているのかもしれない……。
散々な内容だったが、昨今の日本の様子を見ていると、厳しいことを言われても仕方がないという気にもなる。そして、日本国民の一人として、何とかしなければという気持ちになるのである。
全文は「週刊ポスト」でお読み下さい。
http://www.weeklypost.com/100521jp/index.html
夢遊病者のように破滅へ。 イラスト ふなびきかずこ
5月 14, 2010 at 08:43 午前 | Permalink
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