« When and if Mount Fuji erupts. | トップページ | 脳のトリセツ 「脱藩後」をどう生きるか »

2010/04/22

文明の星時間  御柱の静謐

サンデー毎日連載

茂木健一郎  
『文明の星時間』 第111回  御柱の静謐

サンデー毎日 2010年5月2日号

http://mainichi.jp/enta/book/sunday/ 

抜粋

 祭の潮が引き始めた夕暮れに、諏訪大社の本宮を訪れた。前回の祭で立てられた御柱は、静謐な荘厳さをたたえて、境内に鎮座していた。次第に濃くなっていく暗闇の中、御柱は訝しいほど白く浮かび上がっていた。
 人生は、いろいろある。坂道を転げ落ちることもあるし、激流にもまれることもある。多くの人に助けられて引かれていくこともある。だとしたら、御柱とは、つまりは私たちそのものではないか。
 神は古来、人間にとっての理想の姿であった。
 年を経るとともに、人は神に近づく。ようやくのことすべてが終わった後の、御柱の静謐。見上げる魂の、深いところが癒される。


全文は「サンデー毎日」でお読みください。

本連載をまとめた
『偉人たちの脳 文明の星時間』(毎日新聞社)
好評発売中です。

連載をまとめた本の第二弾『文明の星時間』が発売されました!

中也と秀雄/ルターからバッハへ/白洲次郎の眼光/ショルティへの手紙/松阪の一夜/ボーア・アインシュタイン論争/ヒギンズ教授の奇癖/鼻行類と先生/漱石と寅彦/孔子の矜恃/楊貴妃の光/西田学派/ハワイ・マレー沖海戦/「サスケ」の想像力/コジマの献身/八百屋お七/軽蔑されたワイルド/オバマ氏のノーベル平和賞/キャピタリズム

など、盛りだくさんの内容です。

amazon

4月 22, 2010 at 09:22 午前 |