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2010/02/01

とにかく、最初の噴火のマグマがなければ

 この前、ゼミの前にチェゴヤで食べていた時、野澤真一といろいろ話していた。
 野澤は、ときどき、extremeな考えを持つことがある。それは、とても良いことだと思っている。

 どんなextremeな考えも、そこにその人の生き方や思想の体重が乗っていると、心地良いものである。評論家としての立ち位置ではなく、自分自身のこととして考える。そのような言説には信頼を持てる。

 私憤ではいけない。義憤でなければいけない。自分自身にまつわることでいつまでも怒っている人は、あまり信用できない。自分の利害とは関係がないことで怒っている人は、見所があるように思う。

 もちろん、extremeはextremeのままでは流通し得ない。しかし、さまざまな要素を取り入れて、中庸をはかるのは後からできるのだから、とにかく、最初の噴火のマグマがなければお話にならないのである。
 
 その野澤真一くんは、男の子が出来て、パパになった。野澤の日記 には、子どもを観察しながら、「sensoryとmotorのカップリングとcross modalな感覚統合だと、
sensory-motor couplingの方が早いのかもしれない。」などといろいろと書いてあって、面白い。



野澤真一氏。

2月 1, 2010 at 07:49 午前 |

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コメント

こんにちは

> 私憤ではいけない。義憤でなければいけない。自分自身にまつわることでいつまでも怒っている人は、あまり信用できない。自分の利害とは関係がないことで怒っている人は、見所があるように思う。


義憤を上手く、助言に、ネガティブ・ポジティブ変換出来るようになると、「マグマ」が「泉」に変換されます。(^^)

投稿: マグマと泉のクオリアby片上泰助(^^) | 2010/02/02 2:15:00

おはようございます 茂木サン。
野澤真一ご夫妻の 可愛い赤ちゃんは 日々成長し続けているご様子、

何よりですね。

投稿: サラリン | 2010/02/02 1:17:03

茂木先生こんばんは☆

先ずはじめに野澤真一さんおめでとうございます!(≧▽≦)/


blogから愉しい観察力と愛情を感じさせていただきました。専門的な事は良くわかりませんが興味が湧きます。

先生、゛マグマ゛ですかっっっ。ムムムムム!


投稿: wahine | 2010/02/02 0:51:16

自分なりの噴火を、作品集としてブログにまとめてみました。

よかったらご覧になってください。

投稿: 井出 隆一 | 2010/02/02 0:25:18

とにかく、もとになる思いや考えがあった方が良いんですね☆
それが強いほど後で、こなれていくと、ちょうどよくなったりして(^.^)
私みたいに、ブレーキ踏み込んで抑えすぎたり、アクセル踏み込んで外しすぎたりしちゃうのも、誰かと一緒にいれば、あとで調整できるのかしら(*^_^*)

投稿: 奏。 | 2010/02/01 23:31:07

最近、自己の小さなことにとらわれて怒っている人が多い。恋人にふられたとか、給料が少ないとか・・・。私憤に駆られる人は、如何もなんだか小さいと思ってしまう。

もっと、自分とは遠いことで憤りを持たなくては・・・と自分でも思う。

たとえば、自然環境の破壊。自分とは殆ど関わりのないことに思われるが、日本の明日、そして!地球の未来を思うとき、今のままではいかん!と、腹の中に憤りの炎が沸きあがってくる。

ここで言うのもなんだが、自分は『命こそ大切なれ』との思いを昔から強く持っている。この地上に息づく全ての生命は尊いものだと考えている。

だから、一度落としたら地上の生命を抹殺する「核兵器」をはじめ、今日びのような、空き地が出来るやマンションや駐車場を建てたがる業者や、昔よくあった工業排水を垂れ流す企業体、そして自分たちより弱いもの(女性、子供、障害者、老齢者、動植物など)に危害を加え、虐待したりする奴らに対しては、それこそ腹の底から怒りのマグマをたぎらせている。

最近は生命を粗末にする事件が多すぎる。それに対して、世間は何故か反応が鈍くなっているのではないか。

もっと怒らないとだめだ。最初とはならないかもしれないが、激しい義憤のマグマを噴出させないといけない。

自分にまつわることで怒っていても仕方がない。もっと大きな厄介な問題に向かって怒りのマグマをもっと噴火させたいものだ。

投稿: 銀鏡反応 | 2010/02/01 19:20:39

  
  私憤と義憤

       自分自身にまつわることで

       怒る事はしたくない

       自分の利害とは関係ないことで

       怒る見所がある人と

  卓越
       
       教養、感性の鋭さ、経験の蓄積

       精神の「故郷」

       卓越のかたち 

投稿: 岡島妙英 | 2010/02/01 11:58:03

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