« プロフェッショナル 上田泰己 | トップページ | Looking forward to the unknown, no matter how small it might be »

2010/02/17

人慣れしていないミミック・オクトパスを探して

子どもの頃、私はよく風邪を引いていた。中には一年に一回も休まない、という人もいるけれども、私は年間5、6日は休んでいた。

風邪を引くと、一日中眠っている。それはそれで楽しくって、枕元にラジオを置いてずっと聞いて、それで本を呼んだりした。起きなくてもだいじょうぶなように水やお菓子を置いて、「栄養をとらなくちゃ」と食べてはまた眠った。

調子が悪くて眠っているというのはそれなりに楽しみだったのだけれども、最近はそんなこともなくなた。少々調子が悪くても、でかけていかなくてはならない。

朝8時前のこだまで熱海に向かった。伊豆急に乗り換えて伊豆高原へ。

雨が降っている。伊豆というと温暖な気候だと思いがちだが、風が吹くと寒い。東大室の交差点を曲がると、古田彩さんと、水中写真家の中村宏治さんの姿が見えた。

日経サイエンスの対談。中村さんにいろいろと面白いお話をうかがった。一緒に仕事をされたモイヤーさんやグレゴリー・コルベールさんのこと。映画『オーシャンズ』のこと。ミミック・オクトパスのこと。

「ミミック・オクトパスはすごい人気が出てしまって、ヒラメやウミヘビの真似をするのを撮ろうと、たくさんのダイバーが殺到していたんですよ。そうしたら、人間には真似をしても無駄だ、ばれてしまう、というんで、真似をしなくなってしまったんですよ。それでわわわれも困って、まだ人が来ていない、人慣れしていないミミック・オクトパスを探して、そこで撮影したんですがね・・・」

中村さんのお話は、2時間たっぷり聞いても尽きることがなく。おそらくは100時間くらいお聞きしても、面白い話の種はつきないのではないか。

素晴らしい時間に感謝しつつ、中村さんのもとを辞す。

どうも風邪がお腹にきたようだ。「うーん」とうなりながら、伊豆急で熱海に出る。

品川プリンスホテル。Be絵本大賞の審査会。秋元康さん、武田双雲さんと。

横浜へ。お昼を食べていないので、お腹がすく。高島屋の中にある「かつ久 無庵」に入る。調子が悪いのにトンカツとは、自分でも呆れる。

お店の方がとても親切だった。そうして、低温でじっくり揚げたとんかつが美味しかった。

新都市ホールにて、
第6回法然 共生(ともいき)フォーラム。 


竹田津実さん、西舘好子さん、宮林昭彦さん、高田公理さん。

充実した時間だった。

本番中は元気を出していたが、終わるとぐったりと来る。

とにかく眠ります。お休みなさい。

明けて今日、少しはよくなったように思う。天ぷらやうなぎでも食べられそうだ。

2月 17, 2010 at 08:21 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人慣れしていないミミック・オクトパスを探して:

コメント

この記事へのコメントは終了しました。