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2010/01/24

私が今まで聴いてきたパネルの中でも、最高のもの

 人間の知性というものが、この世界に適応することの助けになってくれるとすれば、それを鍛えることはつまりはよりよく生きることにつながるはずである。

 その際に必要なのは、何よりも「自由」。いい加減なことや、適当なことを言うのではなく、何が真実なのかをあくまでも見きわめること。そのような勇気が、結局は知性を高めることにつながる。

 京都大学経済研究所主催のフォーラム。「京都からの提言:これからの社会のために」

 坂東昌子さん、小西行郎さん、鎌田浩毅さん、間宮陽介さんによるパネル・ディスカッションが出色だった。

 丁々発止としたやりとりは、その知性の集積度と思考の自由の追求において、私が今まで聴いてきたパネルの中でも、最高のものだったと思う。

 子どもたちに、「いかに生きるべきか」ということをどう伝えるか? ともすれば建前の、風通しの悪い議論になりがちなこの問題を論ずるに当たって、四人のパネリストがとった態度は、学問的に真摯であり、世間の浅薄な風潮に対して批評的であり、聴いていて実に愉快であった。
 
 この素晴らしい会を企画した京都大学経済研究所に対して、惜しみない拍手を送りたい。

1月 24, 2010 at 07:38 午前 |

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受信: 2010/01/24 10:12:51

コメント

おぉ~是非聞いてみたいです!
以前のようにupしてはいただけませんか?

「自由」といえば、19歳でピアス穴を開けた時、
病院の先生から「自由には責任が必要」と言われた言葉が
今も胸に残っています。

投稿: こばやし | 2010/01/25 8:58:54

こんにちは

> 子どもたちに、「いかに生きるべきか」ということをどう伝えるか? ともすれば建前の、風通しの悪い議論になりがちなこの問題を論ずるに当たって、四人のパネリストがとった態度は、学問的に真摯であり、世間の浅薄な風潮に対して批評的であり、聴いていて実に愉快であった。


「どうやって生きるべきか」と、考えると重くなるので、私の場合、「どうやって文化的に生きるか」と、考える事にしています。(^^)

投稿: 文化のクオリアby片上泰助(^^) | 2010/01/25 3:54:19

 その手の事なら、最近気になる事が。

 それは、「小遣いの適正価格はいくらか?」

 子供の頃は、何故少ないお金でやりくりし、成長するにつれ、その金額は増えていくのだろう?
 僕は、某事務所の所長のお守りで手取り5万貰っている。これで、マンガもゲームも買い放題…かというとそうでもない。

 買ったは良いが、遊ぶ時間のやりくりが大変なのだ。時間はお金じゃ買えないし。
 これって、結構重要な事じゃなかろうか?お金で買えないものを知る事と、スケジュール能力と、自己コントロール能力を一気に身につける事が出来るのだから。
 過ぎたるは及ばざるが如しを身を持って体験する事も出来る。

 これを、わざわざ、二十歳過ぎてから学ばなければならない理由が何処に?ガンガン子供に小遣いあげちゃっても良いんじゃないの?

 なんで、子供の所持金は低額でなければならないのだろうか??

投稿: cosmosこと岡島義治 | 2010/01/25 1:10:55

茂木さん…これは、私の経験ですが、全てにおいて『自由』にしていいって言われたら、始めのうちは、嬉しくて色々試しますが、時が経つにつれ、何をしたいのか分からなくなります(>_<)
自身の目指すところを誤らないためにも、こっちだよ〜って導き、招いてくれる人がいれば良いですね♪

人を想う気持ち。これは自身の思いだから自由ですよね(*⌒▽⌒*)他の人から何を言われても、変わりようがない想い☆

投稿: 奏。 | 2010/01/24 17:45:20

素晴らしい会をお聴きしたかったです。とっても残念です。何か follow up の方法がありますか?

投稿: michiko | 2010/01/24 16:44:23

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