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2010/01/08

お腹と背中に

子どもの頃読んで大好きだった
『赤い蝋燭と人魚』。

最近読み返してびっくりした。
こんな話だったのか。

小学校1年生で読んで、どうして
心を動かされたのだろう。

こんなに悲しい話なのに。

子どもの包容力って、実はすごいのかな。

代々木公園で、
ラジオ・デイズの収録。

橋本麻里さんが、うまく引き出してくれた。

寒かったから、お腹と背中に
ホッカイロを二つ入れた。

鈴木芳雄さんと、メディアの昨今の話をした。

佐々木かをりさんと会った。

論理と慣性をこれほど美しく融和させる
人はなかなかいない。

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録。

ゲストは加藤友朗さん。

ニューヨークのコロンビア大学で
活躍する移植医。

凄い人。

緻密で、しかし温かい。

ぼくは、加藤さんが大好きになった。

放送を楽しみにしてください。

大切な人たちと、新年会をした。

飲んで、話して、大いに愉快だった。

深夜、家に帰りながら『赤い蝋燭と人魚』
のことを思い出す。

人魚の子は、心細かったろうな。


赤い蝋燭には、情念がこもっている。


夜の静寂は、心細さに満ちている。

お腹と背中にしみいる。

だからこそ、朝の光がまぶしいね。

1月 8, 2010 at 08:04 午前 |

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» etude198 トラックバック 御林守河村家を守る会
2月13日に茂木健一郎先生の講演会があります。乞御期待。 [続きを読む]

受信: 2010/01/09 7:09:03

コメント

小川未明は小学校の時からのファンです。私も「赤い蝋燭と人魚」を読んだのがきかっけです。全集と未明のお嬢さんの書かれたお父さんの思い出を読みました。自然や人に本当に温かい人柄が偲ばれます。
ところで、小説、特に長編小説はその作品に浸るほど、脳みその中も変革が?生じているのでしょうか?読了後、物事の見え方が変わっているようで。

投稿: 山本 浩子 | 2010/01/10 0:55:15

茂木健一郎さま

おはようございます

昨晩の半井小絵さん
ベージュに見えましたお洋服


12月27日から1月7日 北海道は小樽に宿泊し
小樽天狗山スキー場さんとキロロスキー場さん
楽しくスキーでした

来月も小樽に毎年そうなので

帰って来た早々には予定は組めないですので
ただ
飛行機は株主優待券ですのでツアーとは違い

出発の数日前で
宅配さんでスキー板も
北海道に翌々日には着きますし

ベージュのように
ふんわりではなく
具体的にです
さて
起きます。

投稿: 高木英樹 | 2010/01/09 7:10:49

こんにちは

新型のキンドルを日本も含めた世界で発売されるらしいですね、また、アメリカの家電見本市でも、新型のタブレット端末が出展されているみたいですね。

日本の出版業界も波に乗ってくれると良いのですが。新型タブレット端末で喜ぶのは茂木さんだけではなく、本に色々書き込み、便箋を張る、塩谷さんも喜びそうです。(^^)

投稿: タブレットのクオリアby片上泰助(^^) | 2010/01/09 1:37:12

茂木先生、今日は友人たちが私のために元気かい?!をしてくれました
帰り、自由学園の明日館にを案内してもらい、いい時間を過ごしました

帰ると久しぶりの外出で、足が激しくつって、はいはいしてバスタブまでたどり着き、お湯で温めました、やっとよくなってきて今は、それで寝る前の幸せな時間が戻ってきました、日記のコメントに自分の日記を書いているようなことをしてはいけないのでしょうが・・・

昔は、理不尽な出来事出あうこともありました、悲しくて誰かに話したくても話せないことが生まれはじめたころ、夜の闇の中で目を開けたまま天井を見つめていると、涙が出ないほど理不尽な出来事が増幅されて来るのです、
暗闇で目を閉じると、本当の悲しみがあふれだしてきて、どんどん泣いてしまい、しばらくすると涙がでなくなるのです、
泣き疲れるって本当なんですね^^ 涙も枯れることを学んだのを思い出しました・・・・^^ 
目覚めると理不尽はどこか消え去って、朝の光が、私に笑顔を連れてくれるのです、  おはよう^^ って、 約束のように・・
今思っても、私はどこかで、それを知っていたような気がします

亡くなった母が新婚の頃,東京から満州に転勤する父と乗った船のデッキで、売られていくらしい、娘さんたちに出会ったそうです、
いろんな話をした後、母の事を羨みながら、自分たちの分まで幸せになってくださいと言ってくれたそうです、まだ農村から娘さんが売られて異国へ渡る現実が残っていた時代の話です、

私も、鈴木三重吉か小川未明?でしたよね・・ あのお話し、ぼんやり覚えています、人魚姫とは違って、日本的で、背筋がぞっとするほど恐ろしかったのを思い出します、

とけた赤い蝋がしたたり、こらえきれずに、つ~つつ~と流れ落ちる様子は、今思っても哀れな、過ぎた時代の少女たちの涙のように想われます・・・ 

加藤友朗さん 朗らかな友 いいお名前ですね~  緻密でかつ温かい・・先生がお好きになられた方なら、きっと素敵な方なんでしょう
楽しみに待っています^^

先生近頃若い女性が好んで買うおしゃれグッズご存じですか・・・^^

それは、 おしゃれ腹巻、 優れものらしいですよ~ 

         reiko.G


投稿: R.グランマ | 2010/01/08 23:32:35

茂木健一郎さま

今晩の、昨晩は日本航空さまの機内でしたので
半井小絵さんの気象解説は見ることが出来なく

今年、初めて拝見の半井小絵さん
スカートは、緑茶色の緑! 上着の色は

黄色の薄い感じの白っぽいクリーム色

ちまり半井小絵さんベージュのお洋服に私は見えましたベージュに

私は

赤い蝋燭と人魚

存じ上げなく
読書は大切ですね。

投稿: 高木英樹 | 2010/01/08 22:10:30

今度の『プロフェッショナル』の放送、首を長く伸ばして待っていたい。

加藤さんという方、どんな素晴らしい方なのか、きょうのこのエントリーを読んで、ほんのちょっぴりですが、興味が湧いてきました。

赤いろうそくと人魚・・・私も読んだことがあります。

ラストが本当に悲劇的だったのは、自分なりにおぼろげながらも覚えている。

小川未明のこの傑作は、読み手の心の目に、赤という情念のほむらの色をくっきりと焼き付ける。

寂しい夜の静寂と、怨念にも似た情念の赤。

対照的な赤と暗黒のコントラストに、人魚の子の悲しみが浮かぶ。

冬の夜風はまだまだ冷える。ほんに、暖かい炎と、まぶしいほどの朝日が猛烈に恋しい時期は、当分続く。

赤は燃えるほむらのクオリア、血の情念のクオリアの色。真っ赤に塗られたろうそくは、人魚の悲しみと怨念の色だった気がしている。

投稿: 銀鏡反応 | 2010/01/08 19:40:22

 赤いろうそくと人魚・・・それで思い出しました。「赤い蝋燭」という教科書で読んだ童話の記憶です。幻想的で、先生が授業をなさっている最中の質問やら意図が子供心にも全くピンと来ず、私は挿絵から導かれる以上に火を取り囲む動物の眼になり、赤い蝋燭の火を見つめているだけの子供でした。小学2年生でした。あの時は本当に宿題の意図がわからなくて、前に立って宿題の発表をする際、生まれて初めてなぜか嘘をつかないとしゃべることができない気持ちになり、手に汗して自分でもよくわからないけれど、こういえば無事に通過できるんだろうというイワユル媚びることをしました。先生がにっこり笑われて「よろしい。」しかし、「発表の時、人差し指を口に持っていくのは良くない。」とおっしゃいました。無意識に嘘だよと私は示していた訳です。
 このように小川未明には名前通りの薄暗い記憶が張り付いています。いったいどんな人物だったのかしら。このように未明さんは苦手だから、違う童話にしろ大好きだったなんて・・・子供もいろいろだなあと思いました。

投稿: M | 2010/01/08 15:42:20

子どもの包容力って実はすごいのかな
って、凄いと思います!(・ω・)/
感性を失った大人より、無垢な子どもの方が包容力ありますよ~きっと!
優しい子は生来的に赤ちゃんの時から優しいと思います。
そぅ、思い出しました。
先日河合隼雄先生の「泣き虫ハァちゃん」を読んでいて、はっとしたのですが、何故河合先生が泣き虫だったのかというと、幼い頃、小さな兄弟を亡くして悲嘆にくれるお母様と一緒に泣いていたのだそうです。
河合先生のお母様は、どんなに慰められたことでしょうか。そして、心理療法家である河合隼雄先生の原点がそこにあるなぁと思いました。「泣き虫ハァちゃん」は素晴らしいです!(確か最後の御著書)ノスタルジックできらきらしています♪
小川未明の「赤い蝋燭と人魚」は、酒井駒子さん挿し絵の絵本が、原作とおそろしいほどマッチしていて儚くも美しい絵本です!酒井駒子さんて最高です♪
茂木先生、見てみて下さいね
でも人魚って悲しいお話ばっかり
outsiderだからかな。セイレーンも悪者だし。世界中の人魚伝説集めても面白いかも知れませんね♪

投稿: 眠り猫2 | 2010/01/08 12:47:04

茂木健一郎さま おはようございます。まだ夢の途中にいます。*秋の扇になろうとも、行く道に帰り道などないと、朝日を浴びて心得る。

投稿: とう華 | 2010/01/08 8:59:15

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