iPad
Twitter上は、発表されたアップルのiPadの話題で盛り上がっていた。
注目すべきニュースが流れた時に、リアルタイムでコメントを発し、共有するメディアとしてtwitterは大変すぐれている。ある意味では、ふだんの「つぶやき」はそのようなemergency時のための「つなぎ」と見なしてもよいかもしれない。
東浩紀さんが、
hazuma やっぱりAppleとかGoogleって「思想」なんだよなあ。商品を売っているのではなく「生の新しい様式」を売っている。そして夢を売っている。それができなければ技術者も経営者も思想家もだめだ。
とつぶやいていた。全面的に共感する。日本のGDPのかくも長き不調は、つまりは思想の不在に起因すると私は考える。
1月 28, 2010 at 08:05 午前 | Permalink
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コメント
こんにちは
>hazuma やっぱりAppleとかGoogleって「思想」なんだよなあ。商品を売っているのではなく「生の新しい様式」を売っている。そして夢を売っている。それができなければ技術者も経営者も思想家もだめだ。
キンドルとか、iPadの開発に巨額の投資がきっとかかっていますよ。日本でやろうと思えば、部長クラスで役員会でつるし上げられて、「自分の会社を作ってやればいい。」と言われるのがおち、たとえ、自分の会社を作ってオーナ社長になって、役員会で発表すれば、社長を解雇されてしまうでしょう。
アメリカが巨大な資本とライフスタイルデザインして、中国で組み立て、インドでソフトウエアを開発し、大量生産と低価格で市場を一気に開拓する、黄金率パターンである。意外にも、アナログ的改善が得意な日本も、それらのハードウエアの高性能部品を作っていたりする。
キンドルや、iPodが日本に入りにくい原因として、日本の出版業界が複雑、あと、日本語を表示するには、高解像度の電子インクや液晶が必要な点でしょう。
1980×1200のディスプレーで、電子書籍マンガを見ても文字がつぶれている事が多い。また、日本の出版業界も何か黄金率パターンを見つければ、電子書籍に海外も含め一気に市場を開拓に出る可能性が高いと思います。
高解像度の電子インクや液晶の開発は、日本が得意とするアナログ的改善の分野ですし、世界シェアを獲得してほしいと思います。(^^)
投稿: iPodのクオリアby片上泰助(^^) | 2010/01/29 1:13:04
Amazonもそうでしょうか。
>つまりは思想の不在に
その通りだと思います。
投稿: 大栗 勝 | 2010/01/28 21:44:03
お題の“ipad”発表のニュース、自分も見ました。
あのタブレットスタイルのマシンには、一見してジョブズの、そして未来を夢見る人々の「夢」と「思想」が詰まっているように感じた。
kindleよりもカラフルだし、楽しそうだし。あれなら、是非使ってみたい!
思想の不在は夢の不在。夢の不在は希望の放棄または死滅だと思う。GDPのみならず、日本は殆ど全てにおいて、牛のよだれのごとき長い長い不調のトンネルの中で、深い、深いため息をついている。
私は痛感する。やはりこの国は、個人も社会も、根本から大きく深く、変わるほどの力強い希望の思想が必要だ、と。
投稿: 銀鏡反応 | 2010/01/28 21:25:32