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2009/12/08

即興的。そして、時々刻々移り変わる。

人間を考える上で、すべてのよき
ものの原型は、子どもの時代に
あるのではないかと思う。

宇久島の小学生たちと、
話をして、そんなことを思う。

新しいものとの出会い、発見、驚き。

彼らの日常は、瑞々しい生命の気配に
満ちていて、
そんなものを忘れてしまっている
大人たちに貴重な教訓を与えてくれるのだ。

大人が、縄跳びをする、と知った
時の爆発するような喜び。

「ねえ、二重回しやってみて」

「はやぶさ跳びできる?」

「見てみて。私は、これができるの。」

いっせいにわーっと集まってきて、
身体を動かす。そのスピード感と
躍動感、没我。時の流れを忘れること。

なんて素晴らしいんだろう。

福岡国際マラソンの選手たちも、素晴らしかった。

でも、彼らはやはり大人で、その集中は
管理と持続という枠の中で行われている。

子どもたちの熱狂は違う。
即興的。そして、時々刻々移り変わる。
かつては、皆、そんな素晴らしい
存在だったのだ。

小学校を卒業して以来初めて、
「給食」を食べた。

メニューはカレーライス。

子どもたちと机を並べて
スプーンでぱくん!

小学校の先生はいつも
こんな時間を過ごしている。
素晴らしい。

時代の流れが、ITから
農業や環境へと最先端が移って
きているように、教育の現場でも、
大学よりも小学校の方へと
重点が変わってきているように
思えてならない。

むろん、大学も大切である。
しかし、それはどちらかと
言えばITに似ている。

子どもたちは、より自然に近い。

木村秋則さんが無農薬、無肥料で
りんご栽培に成功したのと
同じような、
「複雑系の制御理論」における
香ばしい難しさとやりがいが
子どもたちに向き合う時間の
中にあると思う。

船で4時間かけて福岡に戻る。

島がたくさんある海を通った。
地球は広い。そしてたくさんの
宝ものを秘蔵している。


12月 8, 2009 at 07:20 午前 |

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nbsp;  子どもが描く絵は私たちにいろいろなことを考えさせる。ふりかえってみれば、子どもの造形にかかわり作品制作を指導してきてもう25年を過ぎてしまった。その間、この国の経済的なようすも変わり、子どもを取り巻く環境も大きく変化した。私たちは3年前、“大人の子ども、子どもの大人”という「キッズパワープロジェクト2005」を企画した。このプロジェクトは、絵本「夜くる鳥」「月夜の誕生日」の原画展の他、清水真砂子の講演、文殊の知恵熱のパフォーマンス、絵本作家・田島... [続きを読む]

受信: 2009/12/09 13:36:09

コメント

茂木先生おはようございます!


子供たちの笑顔を守っていけるそんな大人でありたいと思いました。


先生、グライダーですか(>人<)、くれぐれもお身体にお気をつけて今日も1日頑張って下さいませね。(/≧ω≦)/~~~~~☆彡☆彡☆彡

投稿: butterfly effect | 2009/12/10 8:12:45

>即興的。そして、時々刻々移り変わる。
 僕は未だに、思いつきだけでモノを語っちゃうし、影響されやすくて、言うことがコロコロ変わっているらしく、「何を考えてるのか分からない」と言われたりしますねぇ…

 あんまり直す気になれないのですが、これって不誠実なことなのでしょうか?

投稿: 岡島 義治 | 2009/12/09 15:01:06

茂木健一郎さま

今晩の半井小絵さんの髪型、編んでありながらの可愛らしく

さて、日曜日は天候よさそうです釣行に茅ヶ崎へ

即興性
お魚釣りは、まさに即興性も実感です。

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/12/09 0:29:53

文面とは関係ないのですが失礼します


東京のハプスブルク美術館に行って参りました

そこで出会った光の方々(絵画など)お会いできて光栄です(*^^*)

ボクは茂木さんにいつかお会いしたいです

現在星二つです

モコモコ帽子の夢での出来事でした

頭いたい。。。

寝ます。。。


茂木さん明日も頑張りましょうf(^ー^;

茂木さん万歳\(^o^)/

投稿: 祖父 | 2009/12/09 0:28:08

茂木さん、読ませていただきました。
今日の「マラソン」や「教室」のお写真、どれもみ~んな!
素敵ですね!!

マラソンはTVでず~っと!観ていました~。
アフリカ勢は、ほ~んとうに強いですねー!!

でも、マラソンを始めスポーツの世界では、毎年、‘新記録’が
出され続けるというのが不思議です・・・。
私もな~にか‘記録’的にあっ!!と驚く様なことがそろそろ出
来ても良さそうなのだけれどー。(笑)
何か、「根」つめてしたいですねー。お仕事だとか、ボランティア
とかで・・・。

大人は「管理」と「持続」で、子供は「即興的」?!「衝動的」っ
てことなのかしら~?!(笑)

そう言えば、この頃、「衝動買い」って、殆どしていませんね。
う~ん???

では、おやすみなさい。

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2009/12/09 0:04:46

こんばんは 茂木サン 。
島のこどもたちの 底ぬけの明るさが
伝わってきます
すくすくたくましく
おおきくなあれ
もし、小学生の私が このような機会か゛あったら・・・。
どんな良き刺激になり、また未来の姿が変わった?

大人になっても、未来は変わる! 変わることが出来る!
「可能性の王子様」・・・みんなに可能性や希望を抱かせてくれる茂木サン。
ふと、そう感じました。茂木サンの 載せて下さいね。
今、どんな表情されていますか。


たまには ゆったりした時間を 感じてください。

投稿: サラリン | 2009/12/08 23:54:35

子供には自然の中で自由にいっぱい遊ばせてあげたいね☆
大人になっても、夢中になって遊んだ少年時代のこと、頭の片隅に記憶しておかなきゃ・・・

投稿: シリンクス | 2009/12/08 23:43:07

きょうの、このエントリーを読んで…そういえば、自分の小学校時代も、みんなでめいめい、紙に、

「小学時代最後にふさわしい生活を送る」
とか、
 
「下級生の面倒をよく見る」
 
「苦手だった計算に挑戦する」

なんて書いて、教室の壁なんかに貼り付けていたっけ。

休み時間や放課後に、元気いっぱい、グラウンドを駆け巡り、サッカーをしたり、ゴムとびをしたり、縄跳びの二重飛びに挑戦してみたり…、日の暮れるまで、遊びに興じた。

>即興的。そして、時々刻々移り変わる

瑞々しく、思いっきり、躍り出すように、持てるエネルギーをありのままに解き放ち、眸をキラキラさせながら、日々を生きている子供達。

粘土のように、それこそ“時々刻々”変化しつつ、思うが侭にフィールドを、草原を、熱くなりながら元気いっぱいかけ回って、嬉々としている。

嗚呼、誰でも通過したそれは、二度と戻れない、瑞々しい躍動の日々。

やがて、トシを重ねて大人になるにつれ、管理と持続とか、社会規則とか、いわゆる世間の常識とか、そういう「枠」の中におさまり、その中で落ちついてしまう…それが、ある意味では「大人になる」ということなのだろう。

でもそんなふうに大人になっても、子供達の生き生きした眼の光と息吹きにふれると、思いが子供の頃に戻って行くようだ。

大人になっても、精神の何処かで、子供の頃の瑞々しさと自在さを失わなずに、心輝かせて生きている人もいる。

茂木さんの眸も、子供達と過ごされた時、何時もよりも、きらきらと輝いておられたに違いない。


地球という星に与えられた、何者にも変え難い、一番の宝物は、多様な美しく厳しい自然と、自在で自然に極めて近い、あらゆる種族の子供達なのに違いない。

子供に関わる暗いニュースが報道されてばかりいるが、宇久島の少年少女たちのように瑞々しく、また生き生きとした子供達の姿を見ていると、望みを失うのはまだ早い、という気にさせてくれる。

かれらの未来に、輝きあれ…!

投稿: 銀鏡反応 | 2009/12/08 23:09:15

子どもの心は純粋で、混じりっ気なしで、好きなものや興味のあることにすぐ集中できますね☆

大人は…いろんな知識がありすぎて、素直に動けないのかも。少なくとも私は、その一人です…でした。って言っても良いかしら。
こ〜んな私も、気づいて変えたいと思ったら、だんだんと、やりたいように動けるようになってきたから(*^_^*)

投稿: 奏。 | 2009/12/08 22:56:14

茂木先生お帰りなさい^^
多分たくさんの島は九十九島じゃないでしょうか・・・?

あのあたりは・・たしか、西海国立公園と言ってたような気がします

バドミントンのダブルスペアの相手が結婚して住むむ様になり
佐世保を訪れたことがありました
たくさんの島が点在し美しい風景でした・・  

小学生の生き生きとした姿と、楽しそうな先生の笑顔が
見えるような気がします、

本当にみんな子供だったんですよね^^
10歳の孫との交流のひと時は、私にとって、とても尊い時間です
子供は、小さい大人じゃないんだって・・・
羨望にも近い尊さを見る気がすることがありますね^^

  香ばしい難しさとやりがい 

とても含蓄のある言葉に出会い、嬉しく思います

土曜日の孫が受けた塾のテストの問題は、茂木先生の文章を読んで
だったそうで、 なんでも・・
茂木先生が小1のころの出来事が問題、その本が読みたかったそうで
早速読んでいるそうです、 理由は、僕に似てると思うから、って
ママに言ってたそうです、 今度詳しく聴いてみましょう^^

 子供と仲良しの大人が増えてほしいですね、^^

白いフェンスの向こうの大きなパームツリーでしょうか・・
南の国の小学校らしい!

私が嫁ぐまで住んでいた長崎の家の庭に3本の蘇鉄の木
ありました・・
いろんな出来事を思い出させていただきました
ありがとうございます
           reiko.G


投稿: R.グランマ | 2009/12/08 18:57:30

「子供は駆けずり回り 跳ね回る生命力そのも のだ!」とは生命力の 超人岡本太郎の言葉 ですが、 先生も生命力の神秘に ついて興味がおあり ですか? だとしたら岡本太郎の 生き方、活躍ぶりを どう思われますか?

投稿: 超人志望者より | 2009/12/08 15:16:28

茂木さんこんにちは☆

>人間を考える上で、すべてのよき
>ものの原型は、子どもの時代に
>あるのではないかと思う。

そして、

すべての悪きものの原型 も(><)

脳=心は興味深いです。

投稿: おちょん☆雀 | 2009/12/08 12:28:24

種蒔きの人。今日は農の人ですね。

投稿: hisako | 2009/12/08 9:48:02

子どもって、田舎にいるときの方が生き生きしているように思えます。都会で育てるのはいろいろたいへんです。ウチがそういう牧歌的なカルチャーだからでしょうかねえ。

投稿: 吉野桜 | 2009/12/08 9:02:14

子供は、自然は、みんなの大切な「宝物」ですね~・・☆

投稿: ふぉれすと | 2009/12/08 8:52:52

茂木健一郎様
茂木さんの躍動感が伝わってきます。

アフリカに行ってきた友人が、生活環境は
劣悪なのに、目がキラキラしていていじめも
ひきこもりもなく、自殺をする人はひとりも
いないそうです。
日本は何をしているのでしょう。

子どもたちはまだまだ世界中キラキラしています。

投稿: Yoshiko.T | 2009/12/08 7:58:11

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