文明の星時間 神または自然
サンデー毎日連載
茂木健一郎 歴史エッセイ
『文明の星時間』 第91回 神または自然 サンデー毎日 2009年12月6日号
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/
抜粋
バールーフ・デ・スピノザは17世紀の中頃にオランダで活躍した。その主著『エチカ』は、その思想が当時の神学と相容れず、スピノザの生前には出版されることがなかった。
スピノザの「神」の概念は、「神または自然」という言葉で表される。当時の人々が神を人間を思わせる「人格神」と考えていたのに対して、スピノザは、自然法則に従って発展していくこの宇宙そのものが、「神」だと考えた。
脳を含む私たちの身体と、私たちの心。これらの二つの「世界」は、たった一つの「神または自然」の表れであるとスピノザは考える。スピノザの考えでは、私たちの心自体が、「神」の表れであり、「自然」の属性なのである。
全文は「サンデー毎日」でお読みください。
本連載をまとめた
『偉人たちの脳 文明の星時間』(毎日新聞社)
好評発売中です。
11月 26, 2009 at 07:05 午前 | Permalink
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コメント
The mind shed tears for the article in the journal.
This also.
Thank you for wonderful.☆☆☆
投稿: wahine | 2009/12/03 9:01:04
「神または自然」拝読しました。
神“または”自然 “または”の概念と理解・・・
心と脳と、今ここにある私の意識というものが、ますます不思議なものに思えてきました。
世界の奥深さと、気が遠くなるほどの未知と。
「心脳問題に始まってスピノザに導かれる。」
どうか、導かれた先を追い求めて、星時間を駆け抜けてください。
オールナイトニッポンサンデー、おつかれさまでした。
後半くらいから聴きました。
エンディングでの
「じっくりと人の話を聴くことの大切さ」
「街で見知らぬ人に声を掛けてみよう、ほんの一言でいいから」
ゆったりと心にエネルギーを与えてもらえた日曜の夜でした。
このまま明日につなげていけたらと。
ラジオを通して流れてくる茂木先生の声、
とても素敵に響きました。
投稿: 須戸 和美 | 2009/11/29 23:51:54
また文面とは関係ないのですが
マトリックス三部作
哲学の映画なんですね
『クオリア』で解明をしようと頑張ったのですが難問でした
茂木さん
お時間があったら
解明してみてください
新たな気付きがあると思います
もうお気づきでしたら
失礼しましたm(__)m
アインシュタインお兄さんは偉大な偉大な方ですね
ボクも、大大大好きな人です
投稿: 祖父 | 2009/11/26 23:52:12
文面とは関係ないのですが
『脳が変わる生き方』
購入しました!
本屋で見つけて
即購入です
とっても読むのが楽しみです
あと
茂木さん
痩せました?
あと表情から若返ったように思えます
どうせ生きるなら全てを知り全てを極めたいですね
あくまでもボクの理想ですが
失礼しました
投稿: 祖父 | 2009/11/26 23:37:56
スピノザの言うところの「神」とは、宇宙や自然そのものというよりも、おそらくはそれらを動かしている、途轍もなく大きな“力”なのではないか。
今回の連載を読ませていただきながら、そんなことを思った。
周りの自然も、星々も、我等地球上に住む生けるものたちも、その力の法則に随って、日々動いているのではないか。
我々は何人たりとも、その、宇宙万物を動かす法則から、逃れられないのに違いない。
投稿: 銀鏡反応 | 2009/11/26 22:46:15