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2009/10/18

加藤和彦さん

加藤和彦さんの突然の訃報に接し、
深い衝撃を受けました。

ラジオでお目にかかった
時に、とても素敵な笑顔とお人柄に
惹かれました。

『あの素晴らしい愛をもう一度』
『白い色は恋人の色』
『帰って来たヨッパライ』
『悲しくてやりきれない』
など、加藤さんの楽曲が本当に好きで、
お会いできてうれしかったのです。

『あの素晴らしい愛をもう一度』
について、加藤さんは、「あれは、その場で
できてしまったんだよね」と仰って
いました。

つまり、その楽曲を演奏し、歌うのに
かかるのと同じ時間で、いわば即興的に
音楽ができてしまったのだと。

人々の心に長く残る名曲というのは
一つの生命体であり、それが世に出る
時は最初から完成したかたちで
現れるのだと、加藤さんに教えていただいた。

再びお目にかかってお話を伺う機会
があれば、との思いを心に抱いていたのが、
こんなことになってしまって、
とても悔しく悲しい思いでいっぱいです。

会いたい人には早く会わなければならない。

そんなことを今さら思っても、取り返しが
つきません。

ここに、加藤和彦さんが残して
くださったすばらしい楽曲に対して
深い感謝の念とともに、心からご冥福を
お祈りいたします。

茂木健一郎

10月 18, 2009 at 09:48 午前 |

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コメント

『悲しくてやりきれない』とても好きです。

投稿: 孤独な人KH | 2009/11/03 10:09:21

茂木健一郎様
昨日からことばがだせなかったのですが、
とてもお優しいお人が亡くなるのはくるしく
感じます。
この場をお借りしまして御冥福を
お祈りさせていただきます。

投稿: Yoshiko.T | 2009/10/18 23:46:58

茂木先生
加藤和彦さんの訃報、ほんとうに残念です。「あの素晴しい愛をもう一度」は、たしかホームルームの時に、今週の朝の歌で唄っていましたし、「帰って来たヨッパライ」は、レコードを買ってきて、あの独特な節回しを、真似して唄っていました。どの歌も優しい温かいメロディーで、今でも口ずさむことが出来ます。
人の命はほんとうに悲しいですね。仕方ないですね。会いたい人に会うことが、何よりも先に、やらなくてはいけないことかも知れません。
加藤さんの笑顔には、二度と会うことが出来ませんけれど、温かい歌は、いつまでも残ります。これからもずっと、口ずさんで行くと思います。どうぞ安らかに、ご冥福をお祈りいたします。

投稿: 平井礼子 | 2009/10/18 22:54:45

加藤 和彦サン の

ご冥福をお祈りいたします。 素晴らしい曲は永遠に残り 私たちの心に 温かく響きます。

ご苦労されたかと思いますが、もっと生きて頂きたかった。そう皆さん思っています。

大切な人 みんな 元気で 長生きして欲しいです。

投稿: サラリン | 2009/10/18 22:43:44

悲しくて…悲しくて、とてもやりきれません。
何度かお会いしましたが、印象深く、時間と空間を超えている方でした。
昭和初期の文豪を思わせる芸術家の最後。
どうぞ安らかにと、お祈りいたします。

投稿: Y.S | 2009/10/18 19:42:54

茂木先生 こんにちわ

私は 加藤和彦さんの ヒット曲的な時期は 存じませんが

”ベル・エキセントリック”,”うたかたのオペラ”,”パパ・ヘミングウェイ”
の ヨーロッパ3部作と言われる 最初2枚が特に好きで 所持していて

つい 最近ですよ?
金木犀の花の頃になると 毎年ですが 聴いていたので
私にとっても 相当 ショックでした

随分 前 渋谷Parcoのカフェで お茶していた時
ガラス越しに 加藤さんが 飄々と 歩いていらしたのを見かけ

『はわわわ~ッ 握手してもらおうかしらッ?
それか サインとか?でも何に
と 迷っている内に 姿は見えなくなったと言う事がありましたっけ。

心から・・どうか 救われる世界へ 魂が 導かれますようお祈りします

投稿: Lily | 2009/10/18 18:09:34

重圧に押しつぶされそうな毎日を私も送っております。未解決の問題がいろいろあります。若い時はもっと問題を抱えていたように思いますが何のこれしきと楽観していました。還暦も過ぎますと体力的なことより周りの人の対応がガラッと変わり現役続行が難しくなってきます。時々何もかも止めて楽になりたいと考えます。
我々のヒーローである加藤和彦さんのことショックでした。私のような社会の地べたを這いずり回っているようなものは思うようにならなくても仕方がないと思いますがまさかあのヒーロー加藤和彦さんが・・・。

投稿: 慈風菴木堂 | 2009/10/18 11:25:30

この日記を読み、驚き、信じられない気持ちになった。

加藤和彦さんが亡くなられたなんて…。


加藤さんが「フォーク・クルセイダーズ」時代に作られてヒットした『帰って来たヨッパライ』や、『悲しくてやりきれない』、『あの素晴らしい愛をもう一度』などを、仕事しながら時折口ずさむことがある。

どれも“心のひだひだ”にやわらかく入りこむ、素敵な楽曲だ。


本当に人々に長く愛される歌って、まるで生き物そのものだなぁ。その生き物が生命の、言葉の波となって、人々の口から口へと伝わっていく。それも、最初から出来上がった完璧な姿として。

その愛される歌を作られてきた加藤さんが、亡くなられたなんて。今こうしてコメント文を書いているときも、信じられない思いです。

茂木さんと加藤さんの出会いは、今思うと、一期一会だったんですね…。

あの人に会いたい、今会わなくてはもう二度と合えない、と思い立ったその時に、その人はもうこの世にはいない。1度もその会いたい人に会えないまま、その人は旅立っていってしまう。

そんな経験を、私達は生きている間に、これから何度も重ねていくのだろう。

加藤さんの楽曲は、きっとこれ以後も、長く歌い継がれてゆくに違いない。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/10/18 11:15:00

加藤和彦さんの突然の訃報に接し私もただただ驚きショックを受けました。
茂木さんがあげていらっしゃる4曲は私も大好きな曲でした。
その他、他の歌手にもたくさん楽曲を提供され、アグネス・チャンの「妖精の詩」や
竹内まりやの「不思議なピーチパイ」なども記憶に残ります。
最近では今年発売のユーミンの最新アルバムにも楽曲を提供し
去る10月2日に行われたユーミンのコンサートにはゲスト出演も
なさっていた模様でした。
本当に残念です。奥様だった安井かずみさんとともに天国で
お幸せにお過ごしになられるよう、心からご冥福をお祈りいたします。

「会いたい人には早く会わなければならない」本当ですね。

投稿: リリアン | 2009/10/18 11:14:46

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