« 朝日カルチャーセンター 脳とイメージ | トップページ | Professor Higgins »

2009/09/12

一つの蝶が、心の中に生き始める

 東京プリンスホテル ザ・タワーにて、
ACC(全日本シーエム放送連盟)
主催の2009 49th ACC CM
フェスティヴァルの審査会。

私と佐藤可士和さん、小山薫堂さん、
斎藤孝さん、天野祐吉さんが特別審査員
として参加。

委員会が選定した候補作品を見るのは
楽しかった。

逗子駅から、佐島マリーナへ。

ソニーコンピュータサイエンス研究所の合宿。

最後に所眞理雄さんが総括。

バスに乗って駅まで戻る道すがら、
仲間たちと話す時間は幸福。

新宿。朝日カルチャーセンター。

「遊び」について考える。

「ゲーム」を通して子どもたちの
行動変容をうながす古典的研究の
論文を読む。

「マイ・フェア・レディー」
のレックス・ハリソン教授の
人物像について。

(この点については英語のブログ
The Qualia Journalに詳しく書きます。)

昨日はうれしいことがあった。

朝、近くの公園を走っていた時、
白と黒の斑の蝶がふわっと飛んで、
遊び場の壁の上に止まった。

普通のゴマダラチョウのように
見えたが、後ろバネに赤い
星が点々とある。

「アカボシゴマダラだ!」

そう思った瞬間、蝶はふわっと
また飛んで、近くの木立の中に消えて
いった。

数年前から、都内でもアカボシゴマダラが
見られるようになった、とは聞いていた。

普通のゴマダラチョウとは飛び方が
違って、ゆったりとしているとも
聞いていた。

それで、どんな飛び方をするのか、
一度見たいと思っていたが、
果たせないでいた。

走りながらも、いつも無意識の
中でどこか、アカボシゴマダラが
どこかから飛んで来ないかな、と身構えて
いたように思う。

その願いがやっとかなった。

いつ訪れるかわからない、まさに
セレンディピティ。

アカボシゴマダラの飛び方は、
確かにゴマダラチョウの力強さとは
違っていたけれども、
想像していたのはオオゴマダラや
アサギマダラに近い飛び方で、
実際のアカボシゴマダラの
飛び方はそれよりは少しきびきび
していた。

いずれにせよ、N=1。

これから、目撃が重なれば、
私の中にアカボシゴマダラの飛び方が
鮮明に刻印されていくだろう。

一つの蝶が、心の中に生き始める。
そのことがうれしい。

夜、道を歩く。

あのアカボシゴマダラは、
木立のどこかで休んでいることだろう。

9月 12, 2009 at 09:08 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一つの蝶が、心の中に生き始める:

» チャレンジ精神 トラックバック 須磨寺ものがたり
茶の湯の世界は、 禅の世界に通じるようで、 裏千家前家元・千 玄室さんが書かれたものを読む。 [続きを読む]

受信: 2009/09/12 10:53:50

» etude119 トラックバック 御林守河村家を守る会
(きょうは午前の講習、叔母のこと、  それから島田ロータリクラブのことと  たてつづけに用事があるので  ブログの時間がとれません。  思いついたままを書き記します) [続きを読む]

受信: 2009/09/13 6:01:10

コメント

海岸へやってきました。 心地いいです。 虫取りアミをもった表紙の写真格好よかったです。 ぼくのうちのじいちゃんは片方が真摯な感じ人で、片方は漁師の親方だした。 いつか、僕のとなりに奥さんがいて、(学者なのです。)なんて言われたいですね(笑) なんて、にやけますね(笑)
南風が温かい、楽しい旅でありますことを。

投稿: 蔵人 | 2009/09/15 15:10:08

9月12日。私、誕生日なんです。お祝いされても嬉しくないお年頃になりましたが、茂木先生の心の蝶が私のセレンディピティ、何よりのプレゼントです。
私のお店のロゴはピンクの蝶なんですけど、それは飛躍と女性の色や動き、フォルムの美しさを表す意味を込めたのですが、それに気付いたのは竹富島のアイヤル浜に抜ける道で出会った情景からなんです。
林の道の両側に止まる蝶達が自転車で通ると驚いて私の周りだけに舞う忘れられない情景。
「茂木先生、ご存知ですか?」とお聞きしたいなと思っていたら『日本のクオリア』に答えがあって驚き感激してしまいました。

金曜日まで今も竹富島にいらっしゃってるとの事。ただの偶然も私の中のセレンディピティです。

ありがとうございます。誕生日が嬉しいものになりました。

投稿: サファイア | 2009/09/15 3:16:21

茂木先生 おはようございます。
アカボシゴマダラとの出逢い、おめでとうございます!
こちらまで嬉しくなりました^^

アンテナ張ってることに 出逢えたときの
ヨロコビは ひとしおですよね。
私も、いつかきっと、と信じて生きているせいか
そんな 神様からのプレゼントを よく受け取ります♪
信じることができること そこに感謝しています^^
脳科学的にも きっと正しいですよね

先生にとって ステキな1日になりますように

投稿: Welco | 2009/09/13 6:51:27

茂木さん、Hello♪(^-^)無意識の中の願いが叶ってよかったですね♪(^o^)у蝶にも色々な飛び方があってステキですね♪ところで、茂木さん♪蝶結びが出来たのはいくつの時ですか?(笑)それでは茂木さん、また今度です。

投稿: 水饅頭 | 2009/09/13 6:23:07

こんにちは

>いつ訪れるかわからない、まさに
セレンディピティ。

「セレンディピティ オブ ベスト」のような事を最近、感じてきました。

ベストを尽くしている者は、新しい事に出会いやすく、失敗しても、ベストを尽くしたこれまでのノウハウが生きる事になり、セレンディピティを遭遇しやすい。

もしかしたら、茂木さんが、アカボシゴマダラに出会ったのも、セレンディピティ オフ ベストの一つかも?(^^)

投稿: セレンビリティのクオリアby片上泰助(^^) | 2009/09/13 2:03:09

茂木健一郎さま

今日は徳島に向けて、お魚釣り道具を早めに宅急便にて出す日なので釣行には参らず

この今の時間、深夜2時少し前、釣行の時は起床時間ですが本日は就寝時間です。

テレビを見てましたら。こんな時間!です。

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/09/13 1:47:30

こんばんは 茂木サン 。
アカボシゴマダラ に 会えてよかったですね。
思い続けていたから 奇跡が 起きたのでしょう。

今日は 私も うれしい日 でした。
生きていて よかったと
思える様に 小さな楽しみでも 幸せでも
自身に 感じて あげる。

跳び上がる前の
沈んで ためて
上に向かって行こう!

自分を知ることは
茂木先生 の いう
伸びしろを 作る事と信じて(意味違いますか?)。

今宵は早めに就寝し、
睡眠学習 します。

茂木先生も 睡眠をしっかりお取りくださいね。
いつも ありがとうございます

投稿: サラリン | 2009/09/12 22:47:42

こんばんは。昼間の東京は、気まぐれな雨雲が、天から水を降らせたり、降らせなかったりの空模様でした。

アカボシゴマダラについて検索してみたが、仰る通りモノトーンのまだらで、後羽根の赤い星がひときわ鮮やかな、シックな蝶だった。

まさしく、南国の森の妖精さながらの美しさ。

茂木博士、待っていた甲斐がありましたね!・・・願いが叶って、本当によかったですね。


このところ、南国系の昆虫たちが北上してきている、というのをよく聞く。先日、新聞の社会面を読んでいたら、何と!クマゼミが福島県にまで北上してきたとのニュースが。

関東ではクマゼミの歌はまだ聴かないが、何時の間にか関東を飛び越して、東北にまで進出していたとは・・・地球温暖化の所為か、それとも都市部で顕著な、ヒートアイランド現象の賜物か。

この先、温暖化が進んだら、今までとは違う不思議な生き物に、もっと出会うチャンスが増えるかもしれない。

蝶、といえば、少し前に世田谷を散策していた時に、ひらひらと優雅に空を舞う、黒い大きな蝶を見た。

…黒アゲハは、よく見る種類の1つなのだが、その舞い飛ぶ姿が、柔らかくゆったりとしていて、物凄く印象に残っている。

3年くらい前にも、等々力の渓谷へ行った時に、暗がりの草叢で、ヒメジャノメを見つけたことがあった。

でも、アカボシゴマダラには、出会えていなくて・・・。

茂木さんは、本当、ラッキーだったですね!

林試の森公園の奥にある池の水面を見ていたら、かわいいおたまじゃくしが沢山いて嬉しい気持ちになった。

自然と寄り添って生きる、生き物達との出会いは、何処か嬉しくて、明るい驚きに満ちているように思う。

これからも出会えるといいですね

投稿: 銀鏡反応 | 2009/09/12 22:24:58

【走りながらも、いつも無意識の
中でどこか、アカボシゴマダラが
どこかから飛んで来ないかな、と身構えて
いたように思う。

その願いがやっとかなった。】

思い続けて継続していると、セレンディピテイは
突然舞い降りてきてくれるのですね。
おめでとうございます!!
嬉しい気持ちが伝染して、嬉しくなりました。
本当によかったですね!
心の中の蝶も、いきいきと実感を伴って、
きっとこれからもあたたかく
生きて生き続けてくれることでしょうね。

投稿: 発展途上人 | 2009/09/12 21:44:08

うわぁ!茂木さん、昨日は素敵な出会いでしたね(^O^)

走りながら、歩きながらいつも無意識に探す存在。それだけそのことに心の比重を置いているということ。
私も、あります。焦がれるほどに恋しい(*^_^*)

これからもっともっと会って、一つ一つ育んでいきたいな~(^◇^)/


投稿: 奏。 | 2009/09/12 20:35:13

「アカボシゴマダラ」ネットで拝見いたしました(^o^;)

とても美しいですね♪
茂木さんは、夢見たものを実現化する強いパワーをお持ちなのだと思います。

コスタリカで幻の鳥ケツァールが現れた時に、そぅ思いました♪(熱帯の夢、素晴らしいです♪お気に入りです♪)

だから茂木さんのそばにいると、私含めて皆さんなんだかパワーをいただけるのだと思います♪
(だからといって盲信してる訳ではないので安心して下さい?)
茂木さんのペシミズム(厭世観)も好きです。
オプティミズムとペシミズムの絶妙なバランスの上で、猛烈に生きているのが茂木さんなんだなぁと勝手に解釈しております♪

投稿: 眠り猫2 | 2009/09/12 15:48:22

私も先日、都内で蝶を見ました。

近所の図書館で英文に悪戦苦闘していたら、視界の端に何やら黒いものがチラチラ。

見上げると、カーテンの周りをひらひら飛んでいる黒い蝶がいました。

茂木さんだったらこの蝶の名前が分かるんだろうな~と思いながら、しばし蝶をぼんやり眺めていました。

しばらくすると窓が開いている場所を見つけて、外へ飛んでいきました。

今は英文にヒィヒィしているサナギから、蝶になって広い世界へ飛び出せる日をイメージして、そろそろ勉強しま~す

投稿: 赤樹 杏 | 2009/09/12 11:26:27

茂木さん、おはようございます。
今、皆さんのコメントも拝見いたしました。

昨日の「朝カル」はとても素晴らしい授業だったようですね。
皆さんのコメントから、レッスンの様子が伝わってくるようです。

私の大好きな映画でもあります、「マイ・フェア・レディー」。
ヘップバーンの映画は、繰り返し何度も観ています。
当時としては、意外なカップルの設定だったのですね。
「恋愛」によって、お互いが変わっていくというストーリーはよい
ですね!

新たなる「蝶」との出会い、よかったですね!

合宿やその他、諸々のお仕事でお忙しくてその上、移動も重なって
お疲れも出やすいかと思いますが、美しい「蝶」に心を癒されなが
ら、美味しいものもたくさん召し上がってお元気に!

では。

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2009/09/12 10:27:34

茂木健一郎様
日々お疲れ様でございます。
フェスティヴァルの候補作品を見るのを
楽しく感じていらして良かったぁ。
お仲間との幸福なひとときを過ごせて良かったですね。
「遊び」について考えていられたことも楽しかった
でしょうか。
「アカボシゴマダラ」に出逢えたこと
とっても良かったですね。
茂木さんが少年の頃から出逢われてきた蝶は
今も茂木さんを幸福な気持ちにさせるのだから、
茂木さんのお近くに蝶が
すこしずつでも増えていくとうれしいです。
それにしても、
茂木さんにこんな風に思っていただける
アカボシゴマダラは、
多くの男女に羨ましいなぁと
思われていることでしょう。

今日も美しい茂木健一郎さんという蝶が
日本を世界を幸福に羽ばたかれますように
祈っています。

投稿: Yoshiko.T | 2009/09/12 10:26:39

コメントを書く