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2009/09/25

ナチュナル

『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録中、ぼくは時々
V字テーブルでとなりにすわっている
住吉美紀さん(すみきち)
のことをまじまじと見る。

どんな表情をしているか知りたいという
こともあるが、ある技術的な
意味もある。
(昨年のプロフェッショナル班の
忘年会で、班員にはその理由を
教えてしまった。
ここには書けません!)

昨日も、すみきちのことを
まじまじと見ていた。

そうしたら、突然、
「あっ!」
と思った。

すみきちは、「ナチュラル・メイク」
をしている。

見事だ。

男というものはバカだから、
ナチュラル・メイクは素顔に
近いと思っているが、
そうではない。

手間がかかる。色をグラデーションで
描かなければならない。

そのありさまが、ありありと
わかってしまった。

すみきちの頬の色が、微妙に
変化していく様子に、私は
本番中に気付いてしまったのである。

終了後、メイク室で落としている
すみきちに、「今日、ナチュラル・メイク
だって本番中に思ったよ!」
と言った。

そうしたら、すみきちが
「うふふ」と笑った。

「今日から、ファウンデーションを
変えたんですよ。」

「何も知らない人が、はっと気付くという
ことは、やっぱり違うというこですね。」

すみきちが、ファウンデーションを変えた。
そして、ぼくはナチュラル・メイクだと
思った。

一日ごとに、秋が深まっていく。

9月 25, 2009 at 07:28 午前 |

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千葉の飲み会での 茂木健一郎先生との2ショット写真を SONYの滝沢さんに送っていただきました。 [続きを読む]

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コメント

雲が高く遠くなってコオロギもやたら鳴くし夜は早くて涼しいし夏の次だからやっぱり秋なんですね。読書の秋。最近友人が貸してくれて立原正秋という作家を私は初めて知りました。「雪のなか」という短編集が良かったです。立原さんの昨中に出てくる女性達はエネルギッシュで自己主張もできるけど、なんかちょっと(?)トンチンカンなんですね。男は白磁みたいな存在で描かれている気がしました。

私の周りには割とそういう彩り豊かな女性が多いのですがだいぶそのおかげで人生が楽しく。ひとりでは笑えなかった。女性にはいつも感謝です。

投稿: 〆張酉 | 2009/09/27 1:00:56

こんどスミキチさんに会えるんです。でもなんもしゃべれないだろうな、恥ずかしがり屋だからアタシ。美術談議をしたいな。

投稿: かめさんの再送 | 2009/09/26 21:25:39

どうしてタイトルが「ナチュナル」なのか考えてみました。

想像するにナチュラル・メークの「ナチュラル」と全国放送の「ナショナル」を掛けてるんだと思いました。

「ナチュラル」+「ナショナル」=「ナチュナル」(by ウィトゲンシュタイン《嘘》)

住吉さんはナチュラル・メークを全国に晒しているから「ナチュナル」なのである、と。

どーです、茂木先生!正解でしょ?(^ー^)

投稿: maru | 2009/09/26 9:27:43

茂木さん、Hello♪(^-^)OK♪ナチュラル♪φ(..)そうですね♪日ごとに秋が深まっていきますね♪(^o^)у読書♪(茂木さんの本)勉強♪(日記)映画鑑賞♪(笑)ところで、茂木さん♪So don't worry about♪(^3^)それでは茂木さん、また今度です。

投稿: 水饅頭 | 2009/09/26 6:23:53

こんにちは

NHKアナウンサーレディーのすみきちさんも大変ですね(^^)、ハイビジョンメイクが必要ですからね。NHKの技術部では、さらに、スーパーハイビジョンと言って、ハイビジョンの16倍の解像度を目指しているらしいですから、NHK最新電子技術とNHK最新メイク技術の対決を楽しみにしております。(^^)


すみきちさんのNHK最新メイク技術のナチュラルメイク、次のプロフェッショナルが楽しみだ!!(^^)

投稿: ナリュラルメイクのクオリアby片上泰助(^^) | 2009/09/26 2:36:01

茂木健一郎様
茂木さんと住吉さんの良い関係、
尊重しあわれている関係がとっても伝わってきます。
プロフェッショナルの特別番組『育てる』で、
番組の最後に「お互いに育て合いましょうね」
「はい!」とおっしゃられていたこと、
素晴らしいパートナーシップだなあと感じました。
茂木さんの頭脳プレーと住吉さんの真摯で正直な
雰囲気が本当にすきです。
茂木さんがプロフェッショナル班からとても
愛されていることも番組のなかからいっぱい
感じています。これからもますます素晴らしい
番組を紡ぎ出されてくださいね。
楽しみにしています。

投稿: Yoshiko.T | 2009/09/26 0:08:34

以前、私は、如何に自然に陰影が入れられるか、ヴァラエティショップなどの化粧品売り場の試供品を用いて、メイクアップの実験をしたことがある。

鼻筋がおぼろげに浮かび上がるように、微妙な色調子で、ノーズシャドウをいれてみるのだが・・・。

なかなか、適当な色みのノーズシャドウが見つからず、何時も、鼻筋が浮きすぎになってしまう。

すみきちさんの場合のように、ファウンデーションで顔色のグラデーションを微妙に調整して、ハイテクにメイクする方法を当時は知らず、ただ微妙な陰影をつけさえすれば「自然に」見えるんじゃないか、と浅く考えていたために、この試みは挫折した。

それからは、単色のファウンデーションを顔全体に塗り、眉の薄い部分に眉墨をいれ、目張りを少し入れるメイクをするようになった。でも、これも所謂“ナチュラル・メイク”というには程遠い(トホ…)。

大切なのは、自分に似合ったメイクを研究し続けることなのか知らん。そのうちに、じぶんなりの“自然に見える”ハイテクなメイクを見つけられるやも知れぬ。

すみきちさんのメイクを、一瞬で見抜いた茂木さんの眼力と観察力は凄いと思った(さすが!)。普通の男性なら、そこまでは見抜けまいと思う。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/09/25 21:39:52

細やかな所に気付く茂木さん、とっても素敵ですヨ(^-^)

プロフェッショナルの皆さんに教えた技術的な意味って何ですか?o(^-^)o

文脈の設計をするというコメントをしてから、それについての情報がどんどん入ってきています~(^◇^)/

嬉しいです!そして支えてくれている皆に感謝です

投稿: 奏。 | 2009/09/25 21:02:03

茂木さま
ナチュラルメイクはナチュラル(自然)では、ないんですね。

ファンデーションの変化に気付く茂木さんが、凄いです。

投稿: 吉澤邦之 | 2009/09/25 17:34:45

茂木先生 こんにちは♪
プロフェッショナルで、すみきちさんの顔を、まじまじ見ていることは、こちらから見ていても、良く分かってましたよ~(笑)でも技術的なことって?班員の方には言ったそうですけど、すみきちさんは、知らないのですよね!?でも今書いたと言うことは、もう知られてもいいと言うことですよね!?(笑)でも、ここには書けません!って、それってエサを前にして、お預けをもらっている犬のようで、体に悪いです!先生、ほんとは言いたいんですよね~笑!??我慢は体に良くありません!言っちゃいましょう!クオリア日記読んだ人だけの秘密と言うことで…笑!華があるナチュラルメイクは、ほんとに難しいです。日々顔は変わって行くし、化粧品は進化しているので、これでいい!と言う答えが無いのが、お化粧の良い所、面白い所だと思います。変な意味でなく、先生も一度、お化粧体験して見て下さい。「美の世界」へ、どうぞお待ち申し上げております…笑♪

投稿: 平井礼子 | 2009/09/25 12:49:39

番組本番収録、お疲れさまです。
すみきちさん、とてもナチュラルで素敵だなと
いつも思っています。
少し前に、お休みの日にテレビで、
偶然点けてて見ていた昼間の番組で、
俳優の段田安則さんと司会をなさっている番組が
ありました。
楽しくて見入ってしまいました。
『アートエンターテインメント 迷宮美術館』

その番組で、一つのテーマに沿った絵画作品を集めて紹介
されていて、その鑑賞が深くて、ナチュラルで素敵でした。
「はぁ~そうなんだ!」とつぶやきつつ、前のめりで
拝見していました。楽しかったです。
そのときも、「あっ!すみきちさんだ!」と気がついて、
一人で嬉しかったのですが、
お洋服もメイクも、ご自身そのもののように
なじんでいらして、お化粧なさっていると感じられない
くらいに自然で素敵でした。
すみきちさんの「すみきち&スタッフブログ」の
文章からも、番組でのお話しからも
自然で素敵な方だなと、憧れています。
だから、実のところは、生すみきちさんに
お会いできる公開収録は、どきどきするなあと
感じていました。
残念なことに、申し込む勇気がでませんでしたが・・・。
すみきちさんと茂木先生とゲストの方と
お洋服がいつも素敵でお似合いで
心地よく調和の取れた存在感が温かく漂っていて、
素敵だなと思っていました。
演奏家の方の一瞬のアイコンタクトで確認して、
息を合わせたり、演奏全体を一緒に盛り上げたりする
あうんの呼吸のような感じなのかなと、想像しました。
丁寧に作られている番組の大切な一端を
感じることが出来ます。
収録された番組ももちろん、次回の放送の番組も
楽しく拝見します!


眠り猫2様へ
ありがとうございます!嬉しかったです。
素敵な句もたくさん、いつもその世界に浸って
います。ありがとうございます。

「あ!」と叫んで、また、本箱へ走りました!
それが、残念なことに勘違いしていて、そこになくて
がっかり!だったのです。
『車輪の下』のことを思い出しました。
私は中学3年生くらいの時、学校の朝読書の時間に
確か読んだと思うのですが、すごくその時の読後の
衝撃を覚えていましたが、それ以外の作品を
読むことがなくて来ていたのです。
数年前に『庭仕事の愉しみ』
(ごめんなさい。字を間違えていて、眠り猫さんも
お優しいからそのまま合わせてくださって、
すみません。ありがとうございます。)
を、本当に偶然に、 
新聞の書籍紹介欄で見つけて、読みたい!と思って
当時本屋さんで見つけて買いました。

本文はもちろん好きですが、
写真も水彩画もイラストも詩も好きで、それしか
ヘッセの本は持っていないのです。
『車輪の下』は図書室で借りたのかな?残念。

49ページからの「木」についての内容は、
今読み返すと、茂木先生がいつも書かれている思いと
魂が似ていると思いました。
その前のページには「青い蝶」の詩!
167ページの直筆の原稿の写真。
147ページの
「猫のティーガー(虎猫ちゃん?可愛いです)
と、1935年(58歳)」の写真の猫ちゃんと優しく向き合う
笑顔も温かいですね。
そういえば、夏目漱石先生も猫がお好きで、
茂木先生もそうですね!、
ルーシー・モード・モンゴメリも猫がお好きでした。
文豪は皆さん、猫が大切な存在であるようです!
素敵な共通点を発見して、嬉しくなりました。

紹介してくださったご本を調べました。
http://www.msz.co.jp/book/detail/08183.html
児童心理学(発達心理学)と青年心理学の
内容に近いのかなと思いました。
とても興味があります!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BF
どちらも、ぜひ拝読したいです!
お気に入りに保存しました。探します。

長くなってすみません。


投稿: 発展途上人 | 2009/09/25 9:52:14

おはようございます 茂木サン

プロフェッショナルのすみきちサン は 目鼻立ちが はっきりされて
美人 ですね。

美人の隣にいると 顔が ついつい 緩みますね〜。素敵な方です。

すみきちサンの 興味を持たれた質問 と 茂木先生の質問 が 私達の聞きたい事 を
言い当てて います。

エンディングの スガシカオ サンの曲が 流れ・・。
あっという間 です。

いつも 元気を与えて頂いています。
プロフェッショナル製作班の皆さん
ありがとうございます
(楽しみにしています。)

投稿: サラリン | 2009/09/25 9:36:53

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