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2009/09/11

Not an easy place to live

Not an easy place to live

The Qualia Journal

11th September 2009

http://qualiajournal.blogspot.com/

9月 11, 2009 at 07:19 午前 |

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コメント

漱石の草枕

私も大好きです。

何度読んでもグッときます。

だれもが両極のベクトルに揺れ動いているんですよね。

これを読むと

みんな同じなんだと思います。

グールドもそうだったのかしら。

草枕の中で

漱石が引用したものを拾い出して勉強しています。

漱石の世界をもっと知りたくて。

投稿: たーじい(tulgey) | 2009/09/12 7:48:36

茂木健一郎様
今日の日記はくるしさのようなものを感じ
させてくださいました。
感じてよかったと思います。
そらを見上げてみると、星が光っています。
今日もありがとうございました。
明日も星が見られますように。
茂木さんが健康で笑顔でありますように。

投稿: Yoshiko.T | 2009/09/12 1:01:39

生きるために容易な場所ではない

私は、私のお気に入りのピアニスト、
グレン・グールドが夏目漱石の草枕(草枕)
を読むのが好きだったことを知っていた。

もちろん、私は原文の日本語版を読んだ(何回も)、
しかし英語翻訳書に思い切って取り組むことは
決してしなかった。

いくつかの理由から、草枕は私の最近の意識
の瀬戸際にずっとしがみついて離さないでいる。
先日、私はとうとうペンギンクラシックスから
出版された、メレディス・マッキニーによる
新しい翻訳書を買った。

その有名な初めの文はこのように訳された:
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が峠を登って行くとき、私はよく考える──
もしあなたが訳あって働くなら、あなたはしだいに
荒削りになる;
もしあなたが、あなたの感情の流れの中に、
ろを浸すことを選ぶなら、それはあなたをさっと
払いのけるだろう。
あなた自身の道を求めることは、
唯一の勤めをあなたに強いるだろう。
しかしながらあなたはそれを考察する、
人間の世界は生きるために容易な場所ではないと。

草枕より:メレディス・マッキニーによる翻訳書、
ペンギンクラシックス刊
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは、私が子供の頃にその小説を初めて読んだときに
私の魂につきまとった、漱石の悲観的な観測だったと、
私は考える。
それは、しかしながら、将来に向かっての悲観論は
生命を保つのに必要な力とともにある。
漱石は見たところでは全ての小説をほんの一週間で
書いた、もし私達が文字通り彼の言葉を受け取れば。

悲観論もしくは存在を決して完全であろうとする
ことはできないと認めることは、
活力に満ちた生命にとっての見つけられた宝石である。
それは偉大な芸術作品の源である。
そこに、悲観論に鍛えられた中に、知恵がある。

けれども私は全般的に見て、私の友人達によって
楽観的人間と見なされている、
私が世界に関わるときある意味では
いつでもちょっと悲観論じみたところがあると
言わなくてはならない。


とても難しかったです。
おかしな訳になっていて失礼になったら
すみません。

草枕、残念ながら拝読したことがないので
訳自体の正しさが判らなくて申し訳ないのですが、
真摯な思いで、自身を厳しく律した考えと、
生きる覚悟と少しの寂しさと、混ざったものを感じます。

私もどちらかといえば、悲観論じみたところがあります。
だからかなと思うのですが、元気をもらえる曲と、
切ない曲と、どちらも聴きたくなります。
歳とともに自分の中に楽観的な部分が増えてきたのは、
自分が生まれて育ってきた中で、特にここ最近の
私に力をくれた80%の方々のお蔭が大きいと思います。
10代~30代の頃より今のほうが、より楽観的なところが
増えていると思います。
それでも、気弱な自分もいて、ときどき
それで元気がなくなりますが・・・。
茂木先生の御著書も手元に10冊を超えていますが、
とても大きな力を頂いています。
こちらで、先生の魂の底からの文章を拝読できること、
皆さまの熱いコメントを拝読できることも、大きな元気の
もとになっています。

先日の、残念ながら録画に失敗した
深夜の音楽対談の番組も、
皆さまの熱いコメントのお蔭で濃い内容が
伝わって、嬉しかったです。ありがとうございました!

弱い自分も悲観的なところを持った自分でも、
今の自分は、今までの全ての出会いの上に存在する自分は、
今までで一番自分らしいと思えるから、
これからも成長していきたいですが、今の等身大の自分を
それでいいよと認めてあげたい気持ちがあります。
自信とかではなくて、今までの必然に感謝の気持ちで。

良い音楽を聴くことが出来たり、良い本を教えて頂けたり、
良い番組に出会えて感動できたり、あたたかい人の心を
感じたり。

生きるために、果たさなければならない責任も大きいけれど、
希望的に前を向いていけたらいいなと思います。
自分を奮い起こして。
アンの言葉を借りれば、
「物事を心配するのはやめましょうね。おそろしい苦役
ですもの。・・・人生と、人生があたしたちにもたらす
ものすべてに、踊りながら立ち向かいましょう?」
(「アンの幸福」モンゴメリ作 村岡花子訳 新潮文庫より)

元気をもらえている自分。
自分も元気をお返しできる人になりたいです。

投稿: | 2009/09/11 23:55:58

茂木ィ先生、
おはよーございます♪(・ω・)/
今朝も涼しくて爽やかですね♪

昨晩は寝る前に古今和歌集の秋の歌編を読んでました♪
(大好きな窪田空穂が訳してる古本を見つけたのです!!見つけた時泣きそうになりました♪)

「白雲にはねうちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月」(よみ人知らず)

「きりぎりすいたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる」(藤原忠房)

「鳴き渡る雁の涙や落ちつらむ物思ふ宿の萩のうへの露」
(よみ人知らず)

無常なるものに美を見いだす日本人の魂は現代にも継承されてますよね?

無常を見つめることが虚空を見据えるペシミズムに繋がるかと存じますが、常なるものも存在いたしますよね♪

私達は常なるものの周りをくるくると旋回する風みたいなものでしょうけど…

グレングールドのバッハのピアノ曲は、愛してます♪

グールドの焔を秘めた「ひんやり」が好きなのです♪

グールドが亡くなった時に枕元に「草枕」があったそうですね?
グールドなら漱石理解できたでしょう。
「僕は無人島で暮らしたいな。ただしルームサービス付きの」
グレングールド氏の言葉です♪
わ、わかる…(笑)

投稿: | 2009/09/11 10:03:44

お友達からブドウが届くなんて、いいですね。
わたしも先日母から送ってきて、
指先を紫に染めながら秋味を楽しみました。

火曜のドクターヘリ、
水曜の復活脳と、いい番組続きでした。
周囲でも見た人が多く、
「意欲、意欲、意欲」
「アタシは怠けてる!」
という声を聞きました。
わたしは火曜の映像を見て
「にんげんはかろうじて皮で包まれた
ぷりぷり・どろどろの生物体だなぁ。
その皮膚個体が生を賭して、破れた個体を励ます。
これは…」
と感じ入りました。

真実を踏まえないと、
人は立ち直ることも、
前に進むこともできません。
ペシミズムは、つらく苦い事実も見つめ
受け入れようという態度に接続されたとき、
生の裏地になると思いました。

きのうのクローズアップ現代で
イチローさんが「バッティングは動いている」
と言っていました。
生の態度もいきもので、動いていて、
悲観と楽観は協働しているのでは、と思いました。

投稿: | 2009/09/11 9:48:22

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