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2009/08/23

週刊 西洋絵画の巨匠

小学館 週刊 西洋絵画の巨匠
最新刊 第28巻 「ボス」発売中

連載エッセーより抜粋

 ボスの『快楽の園』の絵が好きだと公言していた若き日々。時が流れ、すべてを白日の下にあえて曝す必要はないのだと学んだ。春の日差しに照らされたチューリップのような優美な人の中にも、無意識の魔物はいる。だからこそ、人間は愛おしい。正統も異端もなく、中心や周縁もない。絵画史上のさまざまを経由してボスに回帰した時、そこにはかつて見えなかった、人間どうしの温情の根底となるものが描かれていることに気付く。

http://www.shogakukan.co.jp/w_seiyoukaiga/

8月 23, 2009 at 08:22 午前 |

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コメント

人は欲にかられるとこのような姿になるのでしょうか。か、か、か(゜Д゜)


先生を通して始めてボスの世界に触れました。一番目がいったのはフクロウや鳥たちのつぶらな瞳です。なんて澄んでいて愛らしい!特にフクロウはじっとこちらを見つめております。(*・ω・*)
あの巨大な鳥の胸。柔らかい羽毛に埋もれたら。。う~ん気持ちよいでしょうなあ。


私には中央パネルは偽りの園に見えてしまうのですが。。 (´・ω・`)


ところで、先生、もしやなんとなくお疲れでしょうか。(>_<)本日はゆっくり眠れますように。
オヤスミなさいませ。(*´ω`*)ノシ。・゜゜゜・。☆☆☆

投稿: wahine | 2009/08/28 23:40:42

わくわくする文章です。茂木さんはデッサンが良いから。

絵がうまい人は何かしらの悲劇があるような気がします。色んな事が視え過ぎるようになるんですね。風の影にあたる存在、−イメージ、空気、対象の波動のようなもの−、を網膜に重なるキャッチの仕方をするようになってゆくと、気がふれてしまう。ゴッホは野薔薇や糸杉の中身を描いたんですね。

踏み留まって生きてるうちに作品と世に出られた幸せな人には、側に支えてくれる理解者がいたはずです。

投稿: 〆張酉 | 2009/08/24 0:57:38

ボスといえば、無意識に表れる幻想世界を描いた画家ですよね~
今「能の心理学 ユング心理学から見た日本文化の深層 」(佐藤和彦/高橋豊著 河出書房新社)
とゆー本にはまっております(・ω・)/
私が探していた本、見~つけたo(^-^)oって感じで熟読してます(ノ^^)八(^^ )ノ
ボスの絵もこの本の中に収録されてますよ♪
多分茂木先生もお好きな世界だと思います♪(多分ね)
そう、ユングと日本文化の無意識の深層って絶対に共通項があるはずなのです!ダンダンっ(オオバさん風青年の主張)
「能」は私の空白を埋めてくれる最高の癒やしであることに最近気づきました。(あとはバッハとベートーベンとヘミングウェイと平家物語と源氏物語と…←よくばり)
能には「通盛」とゆー素晴らしく美しい能があります。
平家は日本の美学の結晶ですよね?滅びゆく儚いものの美しさというのでせうか…私は小宰相が一番好きなんですけど、建礼門院も愛してます♪(お墓行きました)
ボスから話飛びすぎですが、茂木先生とりんぼー先生でいつか能の対談本出してほしいです

投稿: 眠り猫2 | 2009/08/23 23:53:00

茂木さん、Hello♪(^-^)魔物と言えば最近♪モンスターズ・インクのDVD♪を買って♪(笑)観ました♪(^o^)уかわいかったです♪ニャンコとか♪(笑)ところで、茂木さん♪どんなドアの向こうを見てみたいですか?(笑)(^3^)それでは茂木さん、また今度です。

投稿: 水饅頭 | 2009/08/23 23:21:40

~曝す必要はないのだ~優美な人の中にも無意識の悪魔はいる~回帰~人間同士の温情の根底が~~みえるようになった。

共感しました。

長く生きていく事のたのしみ、年取っていく自分に昨日は見えなかった何が今日は見えるようになったか、わかるようになったか、 みんな同じ人間だから 時には仕方ないよね  とか、赦せる幅が 他者への理解が だんだん ひろがっていくのが面白くなってきて、そうすると だんだん つらいばかりではなくなるようですね。     胸に打たれたクオリアです。

投稿: ぶらんか | 2009/08/23 14:43:54

人間の無意識と言うのは、なるほど、よく考えて見ると、ひとつではなく、幾万幾億、いや、幾無料大数ほどに(オーヴァーですみませんが…)いっぱい潜んでいる。その中には無数の魔物が潜んでいることだろう。

先日、「西洋絵画の巨匠・ボス」を読ませていただいた。そこには禍々しくも、不思議にユーモラスな異形たちや、醜く描かれた欲望に突き動かされている人間の姿が、後世の漫画に通じるような筆致で描かれていた。

これらの一つ一つが、きっと一人の人間の意識のその下に潜む、幾千万の無意識の「顔」の表現なのかもしれない。

私たちはそんな幾千万のものに、時折、振りまわされ、時には取り返しのつかないことをやらかしてしまうのだろう。

そういう一面がなかったら、人間は人間でなくなり、温情も愛も生まれることはなかったに違いあるまい。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/08/23 12:25:15

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