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2009/08/24

里山

シンポジウムのために、滋賀県高島市へ。

里山の美しい場所。

琵琶湖の表情に魅せられる。

米原から湖北を通っている時、
上田洋平さんが言った。

「このあたりから西岸を見ると、
夕暮れ時にとてもきれいなので、
西方浄土だと思っていたのです。
ですから、このあたりのお金持ちは、
亡くなると、船で漕ぎ出して、
西岸に渡って埋葬されたのです。」

シンポジウム会場で、
サントリーの輿水精一さん、
日高敏隆先生にお目にかかることが
できた。

遠藤周作さんが愛した琵琶湖畔の
宿、孤狸庵。

 日高先生、細馬宏通さん、上田さん、
来島修志さんたちと楽しく懇談する。

 ちょうど、地蔵盆が行われていた。

 汲めども尽きぬもの。

 里山の魅力に浸り、
束の間の美しき時を過ごす。


輿水精一さんと。


8月 24, 2009 at 07:54 午前 |

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» 地蔵盆 トラックバック 須磨寺ものがたり
どこからやってくるのやら、 子供たちが風を背負うかのように、 勢い込んでやってくる。 [続きを読む]

受信: 2009/08/24 9:16:57

» 里山に、アートの芽を! トラックバック bummei harada ウォーキング Eye
今年の春、旧六日市町に行く機会があって地元のいろいろな人と出会った。今は旧柿木村と合併して吉賀町となっているところだ。島根県の西南に位置する里山の美しい中山間地域である。中山間地域といっても、六日市インターから高速に入ると車で広島や山口に1時間、益田市や岩国市にも1時間で行くことができる。山菜の里でもあり春は山菜料理がとても美味しい。紅葉と味覚の秋も里山ならではの魅力がいっぱいだ。 農家の母屋をそのまま活用して山菜料理の他、手作りのパンやお菓子をつくっている「草の庭」と... [続きを読む]

受信: 2009/08/24 13:25:38

コメント

こんにちは 茂木サン 。
琵琶湖 水面側からの 奥行きと 穏やかな湖であることを 感じます。

とても 広く 夕焼けも
綺麗でしょうね。
赤いよだれかけのお地蔵サンは 傘地蔵 を連想しました 。
素敵な所ですね

投稿: サラリン | 2009/08/25 14:18:48

茂木先生 こんにちわ

美しい風景をupしてくださって 有難うございます。

ここからの夕焼けが綺麗なので
そちらへ この世から あの世へ 送りだすと言う風習は
国は違えど 安らかに眠れるようにと
人の思いやりに満ちた清らかな 祈りにも似たものですね

私事で 〆切りに追われる身として
心が ふわぁっと浮いた気がしました

投稿: Lily | 2009/08/25 4:23:12

茂木さん、柔らかなとてもいいお顔をされてますね♪
琵琶湖美しいです。
きっと舟で西に渡った方達は西方浄土を夢見ていたのでしょうね?
エジプトでも、確か王家の墓ってナイルの西岸にありました。
能でも「弱法師」が目が見えないのに幻に西方浄土を見るのですが、ズキューンとくる物語です。

さて、今は「佐賀のがばいばあちゃん」(島田洋七氏著/徳間文庫)を読んでました。今さら感ありますが。(^^ゞ
(読書千夜一夜に挑戦中)
がばいばあちゃん、とてもとても良かったです。(T_T)
鼻の奧がつんとなる人情の暖かな温もりを感じました。
そう、昔はみんな助け合って生きてたんですよね~~~
都会で失ってしまったもの。
豊かな自然の中でお金やものはないけれど、のびのびと豊かな愛情に包まれて。「老子」や「荘子」につながる世界。

そう、自然界の根源的な根っこにつながって、安らぐこと。
見失ってはいけないなぁと思いました。
「ネットを捨てよ!山へ行こう!」
なんて、できるかな……?では!

投稿: 眠り猫2 | 2009/08/25 1:24:39

こんにちは

>「このあたりから西岸を見ると、
夕暮れ時にとてもきれいなので、
西方浄土だと思っていたのです。
ですから、このあたりのお金持ちは、
亡くなると、船で漕ぎ出して、
西岸に渡って埋葬されたのです。」

お墓参りをする時も、西岸に渡らなければならないと考えると、昔の琵琶湖は、湖上交通が発達していたのかもしれませんね。(^^)

投稿: 湖上交通のクオリアby片上泰助(^^) | 2009/08/25 0:12:13

茂木さん、Hello♪(^-^)滋賀県高島市へ行ってらっしゃったのですね♪お疲れ様です♪ステキ♪な画像もありがとうございます♪(^o^)у因みに私は♪琵琶湖には行った事ないので見れてうれしいです♪お礼に♪お煎餅1コ(笑)ヒィヒィン♪(笑)特別大サービスッ♪いつも茂木さんには♪かなわない(笑)(かなうわけない(笑)オッペケぺーな私(笑)それでは♪茂木さんどーだッ♪(笑)ヒィヒィ♪どーぞッ♪(笑)




 *//〃r
 (^ε^)            ┗{ }┛             ┃┗・
  ・
♪(笑)♪

ところで、茂木さん♪琵琶湖は爽やかな風がふいていましたか?(^3^)それでは茂木さん、また今度です。

投稿: 水饅頭 | 2009/08/24 23:41:24

茂木さん!お久しぶりです(^◇^)┛


琵琶湖、素敵ですね。盆地蔵もなんだか不自然じゃないのが素敵。

人の行き着く場所はそれぞれの直感、第六感が居場所を決めて命を燃やしていく。

それってとても素敵な感覚に思います。

現実は自分、何も出来ない人間だけど、誰かの為になってみたい。

投稿: もととうほう高校 | 2009/08/24 23:38:46

“西方浄土”への想像力をかきたてるようなお写真が3枚。

静かに波立つ琵琶湖の水面、赤いよだれかけの地蔵さん…。琵琶湖畔にその昔から住んでいる人々は、これらに浄土のイメージを重ねて、代々生きてきたのだろう。

毎週土曜になると、東京じゅうをぐるりぐるり回るが、昔は23区外へ出ると、何故か、都会のなかの「里山」的な光景にたくさん出会えたような気がする。

私はかつて、休日を利用し、京王八王子ゆきの京王電鉄の電車に乗って、よく23区外へと出かけていた。

車窓を覗くと、だんだんとわらぶきの家とこんもりとした林が見え、里山の風情が濃くなっていったような、そんな記憶がある。

あの頃はまだクオリアという言葉は我々の耳に入っていなかったけれど、今から思えば、緑と土の深い息吹きに、しっとりとしたクオリアを感じていたのかもしれない。

里山は自然と人が長い間、互いにバランスよく付き合いながら、共生して来た場所というイメージが強い。よく聞くのは、放置されると何処までも荒れ果てていってしまうということ。

それで思い出したのは、荒れ果てて放置された廃村や、人がいなくなって、ボロボロになっている廃屋マンションなどだ。

建物も、人の気配…生命の息吹きが消えてしまうと、あっという間にボロボロになって、木造は朽ち果て、コンクリートの建物は、石で出来た白いミイラのようになっていく。

里山も、町も、人がいなくなれば、死んでいく。ボロボロに朽ち果て、生命の息吹きを失っていく…。

それでも、里山に生きる人々はなぜかとても、生き生きとしているように思える。大都会に住んでいる私たちのような者たちと違い、きっと自然からたくさんの「おすそわけ」を頂いているからなのかもしれない。

輿水さんといえば、『プロフェッショナル仕事の流儀』にてご紹介の、ウィスキーのブレンダーとしての厳しく繊細なお仕事振りと、茂木先生といっしょのスコットランド紀行が眼に浮かびます。

私はウィスキーはホトンドダメだけれど、ブレンダーや調香師のような、微妙な香りをかぎ分けて、薫り高きものを生み出す、繊細にして精緻なクオリアの絡む仕事は、何処か至高の藝術を思わせる。

思えばウィスキーも、香水も、自然からのお裾分けの結晶なのにちがいない。

p・s・輿水さんと茂木さんとのツーショット。お二人の穏やかで嬉しそう表情なのが好印象ですね!

投稿: 銀鏡反応 | 2009/08/24 21:47:38

里山…と聞くと、温かく愛の溢れてるイメージです(^-^)

温かく愛に溢れた所、安心できる場所になれたらいいな(o^∀^o)

投稿: 奏。 | 2009/08/24 21:13:50

滋賀県は行ったことありませんが、息子が何故か琵琶湖、通天閣に行きたいって言ってます。私は宍道湖がお気に入りなので意見が分かれて困ってます。琵琶湖も素敵なんでしょうね。

投稿: かあたんママ | 2009/08/24 14:29:11

茂木健一郎様
琵琶湖近く、湧き水がたえない水辺の暮らしの、
なんともいえない情緒的なところにて、
生き返らせていただけたことがあります。
現在の日本の風景だとはとても思えなかったことが
けれどとても自然になじめたことが深く残り、
私の生命力となっています。
生きとし生けるもののこの世の美しい生命力に
我が身の全身の感覚を敏感にして邁進して
いきたく思っています。
今日の講演会に参加できないのは本当に残念です。

投稿: Yoshiko.T | 2009/08/24 11:52:17

遠藤周作といえば「沈黙」が有名だけれども、私は「死海のほとり」が断然好き。
カトリックの方にそう話したら、
「そうですね、あれもいいですね。」
と言われた。
私にとっては、“いいですね” どころじゃないのだけれど。
高2の夏に読んで、私の中で何かが壊れ、新しい何かが生まれた、そんな本。

8月も後半になって、妙にビールのおいしさが身にしみる。
そんな暑さが続きますね。

投稿: masami | 2009/08/24 10:27:38

茂木さんも高島にいらっしゃっていたんですか。
私も22,23日とマキノの知内浜(ちないはま)でキャンプしていました。

思えば、3年前の黛まどかさんの日本再発見塾で高島に魅了され、それ以来時間が許せば、高島へ通っています。

3年ぶりにまた茂木さんと同じ琵琶湖を眺められました(笑)

投稿: たあみ | 2009/08/24 9:34:57

茂木さん、おはようございます!!

西の向こう岸を目指して舟をこぎ、
美しい場所に故人を埋葬する。
日本の心をあらわしていると思いました。
そういうの、好きです。

琵琶湖の写真は、
ひたひたに穏やかで、
イタリアに行かれた時の十字架の桟橋を思い出しました。
通じているものがあるようなきがします。

昨日、夢に講演前の茂木さんが
真っ白なスーツ姿で出てらっしゃいました。
とても似合っておりました!(♯^^♯)!✲

茂木さん、辻井伸行さんの第13回ヴァン・クライバーン金賞のCDは最高です!!
茂木さんも激しく心が動かされることと思います。
もうお聴きになりましたか??
3日前に購入したてのそのCDを、私のかわいい妹が目を付けたのでつい、貸してしまいました!
…my sisters are the apple of my eye.
いっしょに『脳は0.1秒で恋をする』も借りていきましたよ!!
恋って、人類の宝物!??✧ですね❤

では、今日も素敵な一日を祈っております!(^^)!♫❤

投稿: 光嶋夏輝 | 2009/08/24 9:25:58

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