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2009/06/08

小乗的な修行

先日、新宿で
講談社の中田雄一さんとライターの
大場葉子さんを相手に「15歳の寺子屋」
という本の内容をお話していた時のこと。

私の人生は、大きく分けると(厳密に
分離できるわけではないが)二つの部分から
出来ていると気付いた。

一つは、小乗的なもので、とにかく自分を
高めようと修行をする部分。

もう一つは、その時々で、自分で
置かれた状況においてできるだけの
ことをしようとする部分。

前者はどちらかと言えば自律的である。
そして、後者は他律的である。


中田雄一さんは、
いつも朝日カルチャーセンターの
後の打ち上げでお話していたのだけれども、
そのお人柄の真面目な部分が初めて
胸にしみじみと迫ってきて、
私は何だか感動してしまったのだ。

人は、文脈によってその核心が変わる。


中田雄一さん

日曜日の朝からずっと机に向かって
仕事をする。
自分はやはり小乗的な修行が
好きなのだと気付く。

思えば、小学校の時からそんな風に
やってきた。

これからも、そんな風にやっていきたい。

夕方から、フジテレビの湾岸スタジオへ。

『人志松本のすべらない話 ザ・ゴールデン』
の収録。

サイコロを振って、芸人さんが話をする。
放送されたものを見ているだけでは
わからないこと。

本当に、無駄な部分がなくて、サイコロが
出ると、間髪を入れずに確信を
持って話し始める。

その能力の凄まじい高さに呆れて
見ていた。

彼らは皆、アスリートである。

笑いの迫力は、その人の
抱える闇の深さに比例する。

闇の暗さを光輝に変える「白魔術」
に長けた人だけが到達できる
面白さがある。

朝倉千代子さん、ありがとうございました。

6月 8, 2009 at 07:54 午前 |

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コメント

こんにちは。茂木サン(先生)の著作本を手に取り、読ませて頂き、どれだけの知識と経験、感覚 クオリアを織り込んでいらっしゃるのか と感動しております。 日々の思考を文章化していく日課、まさに有る意味 修行かもしれません。 私も皆さんも 何か与えられた修行がある。 それが生きる 意味なのかもしれません。そうだとしたら、やはり一所懸命生きなければと思います。

投稿: サラリン | 2009/06/09 13:02:14

私も最近小乗的な修行を始めたといえるかもしれません。
きっかけは、昨年3ヶ月間の入院をしたことです。
大学を出てから、29年間仕事をしてきましたが、入院したことで初めて自分を見つめなおすことを始めることができました。
まだ、自分の本当の姿を探している状態ですが、それを知ってこれから少しずつ自分を高めていきたいと思ったいます。

投稿: 桜井 | 2009/06/09 5:36:41

こんにちは

>一つは、小乗的なもので、とにかく自分を
高めようと修行をする部分。

>もう一つは、その時々で、自分で
置かれた状況においてできるだけの
ことをしようとする部分。


「チャレンジしなければ、成功はない。チャレンジすることは自分にチャンスを与える事。」、最近、こう強く思うようになりました。(^^)

投稿: 修行のクオリアby片上泰助(^^) | 2009/06/09 5:03:19

茂木さん、Hello♪(^-^)昨日と今日は早番で、帰りに外を見てみるとまだ明るい♪日がのびてきましたね♪私の部屋もまだ明るい(電気つけたまま寝ちゃってた(笑)(-.-))自分を高める修行、素敵です♪そんな茂木さんが大好きです♪(^-^*)何時もが繁忙期みたいでね♪それと、中田さんの真面目な部分が初めて伝わってきたとありますが、いつも一緒に話してる中でどんだけおどけてしまっていたのでしょう(^.^)作り話などではなくてただ、笑顔がみたいから一緒にワハハ♪したくて、自然とそうしてたのでしょうかね♪だけどそんな部分もあるってわかってくれる人達がいるから中田さん良かったですよね♪私はよく思いだし笑いをしてしまう(幸せのムフムフ顏♪(^.^))事があります♪(笑)日々の中で逆らえない流れもあるし色々だから、せめて、だから、思いだし笑いを(息継ぎみたいね♪)その時ばかりは自由にしていきたいな♪だけどよく、何時もだけどムフムフ顏(^.^)になりすぎて、どうしたの?幸せそうな顏して〜♪いいなぁ〜悩みとかないでしょう?とか好き勝手に言われちゃったりします(笑)(あまりお互いを知らない、見せてない仲だとですが、別にそれはそれでいいんです♪)私の中で思いだし笑いをお互いに出来る♪そんな関係ってとても素敵♪繋がっていたい♪それだけで幸せなのです♪ 私は寝ぼけているのかな(~o~)ところで茂木さんは最近、思いだし笑いとかしましたか?(笑)♪今日も笑顔でありますように(*^o^)それでは茂木さん、また今度です。

投稿: 水饅頭 | 2009/06/09 4:53:45

直接関係ありませんが、“ウィキが使いづらい”という趣旨の竹内薫さんのブログ

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/153545/136278/58386797

わたしも最近、ウィキが使いづらくて困っています…

投稿: K | 2009/06/09 3:25:05

たしか、
内修・外慈と
云うんだと思います。

いま仏教辞典で調べましたけど、出
ていませんでした
…から、確かではありませんけど。

学者の道を選ばれる、という事が既に、
そういう先生だからこそ、と…

わたし自身は
利他行を志向しがちな人間ですが、
先生のその堅固な、

魂に刻印されたような…立ち昇るような道心に感服し、
惹かれます。

投稿: K | 2009/06/09 2:56:32

尋ね人  修行とは 次為る次と出会う旅

     満願とは 終わり   始まり

     満願とは 静寂    衝撃

  二つの純なる魂と出会い 解った

     満願とは 確かなる 伝達      心置きなく ・。100%

投稿: 一光 | 2009/06/09 0:31:22

 ほかの生き物はどうだかわからないが、人間には直観力がある。
正確さやオカルトめいたものではなく、能力として備わっている。
磨こうとして相出来る訳でなく、人の生の中にその有り様は厳然と。
その閃きの交叉はどんな火花を飛ばすのか?世の中を知らずにここまできてしまtった甘い後悔と、これから見ることが叶う世界に(普通に生きていくだけだけれども)素直に対峙していきたいとそう思う。偶然でではあろうが生をうけたということは、すばらしいことです。

投稿: HIRO | 2009/06/09 0:27:29

茂木健一郎さま

半井小絵さんの週間天気予報、凝視

週末、釣りを、すでに考えてますので。

茅ヶ崎の渡船、予約の釣具屋さん、磯屋さんと、たつみ屋さん、です

私は、たつみ屋さんで予約ですが磯屋さんで予約の場合でも渡船は同じですし渡船料金も同じ

たつみ屋さんの、おかみさん

これからはスズキ島に通いなさい!

帰り際に申され

渡船の中で朝、お店で渡される乗船チップ

プラスチックのです、引き換えに船内でサービス券を嬉しく交換

利用一回に一枚、十枚貯めれば渡船一回分無料

有効期限は発行より一年間

私は飲みに外には行かないし
外食?
お魚釣りの帰りに
山田うどん、それか
ラーメン華楽と言いましたか、
チェーン店のお手頃な外食しか
一人で食べる訳ですから特には気にせず


修行

スキーで顔に雪が当たって痛い程の豪雪の時

これは何かの修行かな?と心に感じた時
コーヒータイムの缶コーヒーを飲みに
楽しいスキーが精神修行みたいな感じの瞬間
一時休みを入れます

お魚釣りでは
かなり
沖磯に行きたかったのに
途中下船の沖堤防

あれは良い体験
なかなか、ないです普通
かなり良い体験

ふと
お遍路さんも、その時は歩いて達成感
でも、その後に感じることがあるのでは
それが実は大切でしたり
私の場合は
渡りたい沖磯にはダメで堤防で降ろされたこと
四国は徳島での
釣りでの修行と考えます
楽しい修行でしたと考えてます。

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/06/09 0:25:57

自律的な事。他律的な事。どちらもバランスよくありたいなぁと、思います。

でも…自律的、他律的だと考えずとも、日々、自身に出来ることを一生懸命やりたい。そして…今日より明日、明日より明後日となるように過ごしたい(^-^)

投稿: 奏。 | 2009/06/08 23:28:18

~小乗的な修行~

そうですよね。そして、
どの位の高さまで?どの位の広さまで?どの位深く?
私は絵を描く事が趣味です、これから更に技術を磨きたいと思っております…

投稿: nature smile | 2009/06/08 22:49:32

茂木ィ先生は登山家みたいですね♪(・ω・)/
登山家は独りで山に登りますよね?
独りじゃないと行けない世界があると思います。
高い山から降りてきて、麓の村?で私達に暖かく接してくださっているのだと思います。

茂木ィ先生の御著書、数えてみたら半年で25冊くらい読みました~
\(・ω・)/ 不思議に茂木ィ先生の本はスイスイ読めるのです♪(もちろん私には難しいのもありましたが、分かる人が分かればそれでいいと思います♪)
エチカの鏡面白いですね♪
1ヶ月位前から拝見しています。文通でご結婚されたご夫婦のお話と、四川大地震で奇跡的に助かった女性のお話は感動しました!
愛って凄いですねぇ…事実は小説より奇なりなのです( ̄○ ̄;)

投稿: 眠り猫2 | 2009/06/08 21:47:36

“笑いの迫力は、その人の抱える闇の深さに比例する”…。

この言葉で、私は何時かTVのお笑い番組で見た、とある芸人の眼を思い出した。

鋭く底光りする眼。この人は内面に抱える闇が相当に深い人なのかもしれない。

自分の魂の暗黒を“笑い”という白熱する光輝に変える力が強いコメディアンほど、眼に鋭さが宿っている…。

以前、もと芸人だった上岡龍太郎氏の著書「上岡龍太郎かく語りき~私の上方芸能史」(ちくま文庫刊;1995)に「面白いお笑い芸人は『犯罪者』の眼をしている」というようなことが書いてあったことを思い出す。

何時かのアサカルで、茂木さんに見せてもらった英国の、何故か肌にサブイボが立つような、シニカルな笑いと得意とするコンビのDVD映像。

彼等もまた、自分の抱える暗黒をシニカルで高等な“お笑い”という「光」に変えられる人なのかと思う。

己の内面にある暗黒のヘドロを、光輝に変えられる人はお笑いの世界だけでなくても、他のどんなジャンルでも、必ずその世界で一種の「革命」を起こしている。

ダ・ヴィンチもそうだった。ガリレオ・ガリレイも、ニュートンも…ゲーテも、夏目漱石もそうだったはず。

人は誰でも大なり小なり、心の何処かに暗黒を宿していると思う。が、その暗黒は、おそらくは、魂の奥深くある光輝と紙一重のようだと思う。

その暗黒を光り輝かせられるか否か、またどのような形で光らせるかは、「私」という個人の生きかた次第だとしか思えない。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/06/08 18:53:15

茂木先生 こんにちわ

>自分を
高めようと修行をする部分。

>もう一つは、その時々で、自分で
置かれた状況においてできるだけの
ことをしようとする部分。

私の場合は 様々な贅沢をしないで
ストイックでいる時に
自分が持っているパワーが出てくる気がします。

本当に お笑いの芸人さん達は間の取り方も秀逸で
いつも 120%
(イヤそれ以上かも)のパワーを出しているような気がします。
しかも TVなどでは 見えない部分では努力をしているようですし。

・・・ところで 島倉さんと 何があったのかな?(´∀`*)ウフフ

投稿: Lily | 2009/06/08 17:41:39

とにかく自分を高めようと修行をするのも、その時々で自分の置かれた状況においてできるだけのことをしようとするのも、同じ事のような気がするのですが、何が違うのかしら…?
前者は未来を見ていて、後者は現在を見ているという感じ?
前者は内側を見ていて、後者は外側を見ているという感じ?


投稿: take | 2009/06/08 11:14:39

茂木健一郎様

人間のもつ能力にいつまでも宇宙を感じて
いたいと思う気持ちを高めてくださり
ありがとうございます。
茂木さん、どうかこれからも
どんな型にもはめられないで
ますます拡大化されてくださいね〜☆

投稿: Yoshiko.T | 2009/06/08 11:00:59

こんにちは!私は安心安全といわれる所に図らずも住む人間です。今日のブログを読んで、ナゼ私は東京が好きなのかがよく分かりました。アウェーに身を置く底力のある、抜きん出た人々を目の当たりにすることができるからだと。
 昨夜のサッカー戦で分かる通り、アウェーは何があってもこらえなければならない状況が生まれる場所です。こらえる感情に囚われると袋小路に入ります。ですから、そこにいるだけで知らず知らず脚力がつきまますね。私にも私なりのアウェーの数十年があり、それでも今でもだからこそ、雑踏のなかを歩くのが好き。高校の頃、吉行淳之介が一番心安らぐのは雑踏のなかを歩いている時だと書いているのを読み、共感したことを改めて思い出します。人に信をおかねば歩けたものではない。
 どうぞ茂木さんのアウェーに身を置く、つまり自分にとらわれないという方向がいい感じで存えますように。

投稿: mike | 2009/06/08 11:00:06

松本人志さんの著書『遺書』に

根暗な奴ほど面白い笑いが出来る!

…って感じの事を書いてましたよ。

投稿: ぱろっと | 2009/06/08 8:06:16

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