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2009/02/04

一つの美しい結晶

講談社の西川浩史さん、ペダルファーブックス
の米津香保里さんと打ち合わせ。

雑誌『キング』に連載していた
「セレンディップの王子」の書籍化の
件について。


西川浩史さん、米津香保里さんと。

部屋には、武者小路実篤の画賛があった。


西川浩史さんと武者小路実篤。

東京會舘。

朝日広告賞の審査会。

林真理子さん、松永真理さん、梶祐輔さん、
嶋村和恵さん、玉村豊男さん、中島祥文さん、
日比野克彦さん、弘兼憲史さん。浅葉克己さん、
眞木準さん。

NHK。『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の打ち合わせ。

「京味」の西健一郎さんがゲストでいらっしゃる
回。

担当ディレクターは、山本出さん。

日本屈指の名店だけに、画面に映る
料理の映像がとても美味しそうで、
おもわず手をぐるぐる回しながら
見てしまった。


ビデオにあわせてナレーションを読む山本出さんと、
住吉美紀さん。

人の表情というものはさまざまな
ことを伝えてくる。

子どもの表情が魅力的なのは、
世界に対するあふれるばかりの好奇心に
満ちているからだろう。

大人になってくると、次第に頑な
になる。

自分の枠はこれでございと決めつけて、
それを人にも押しつけようとする。

そのような人の表情は、子どものそれからは
遠い。

街で見かける子どもたちは、一人残らず、
とてもいい顔をしている。

まだ何者でもない。無力である。

それでも、輝くような目で、このありふれた
世界を眺めている。

別にエライ大人になどならなくていいから、
いつまでも子どものような表情を忘れない
人間でいたい。

「聖徳太子」に似た編集者、
田畑博文さんからメールをいただいた。

田畑さんからの企画書に
心を動かされて「これは受けるしかない!」
と思ってから歳月が流れ、
一冊のすばらしい本が誕生した。

田畑さん、西山さん、そして重松清さん、
本当にありがとう。


From: "田畑博文"
To: "茂木 健一郎様"
Subject: 『涙の理由』が出来上がりました。
Date: Mon, 2 Feb 2009

茂木健一郎様

お世話になっております。
編集者の田畑博文です。

本日、
宝島社の西山さんから、
『涙の理由』の見本が
出来上がった連絡があり、
先程受け取ってまいりました。

いま、
私の机の上には、
茂木健一郎・重松清著『涙の理由』が、
置いてあります。

三年間の涙の抽出作業が、
ようやく一つの美しい結晶となりました。

何度となく眺めては、
全五回の対談の日々を思い返しています。

宝島社から献本の手配もされますが、
万感の御礼を込めまして、
是非、
茂木さんに直接お渡しするお時間を頂戴できますと、
大変に嬉しく存じます。

本日以降、
茂木さんのご都合の宜しい時間・場所を
ご指定いただければ、
お届けに上がりますので、
お申し付けください。

ご多忙の中、
誠に恐縮ですが、
何卒ご検討の程、
宜しくお願い申し上げます。

田畑博文拝


最後の対談が行われた日に。
茂木健一郎、重松清、田畑博文、西山千香子。
2008年3月19日撮影。

2月 4, 2009 at 06:32 午前 |

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コメント

少年のごとき茂木先生の表情がいい

投稿: ピッピ | 2009/02/06 20:01:41

結局わたしは武者小路実篤の小説に出てくる女しか演じることはできないのかもしれない

投稿: | 2009/02/06 1:34:43

健一郎様
別にエライ大人になどならなくてもいいから…→自分自身が教えという仕事に携わりながらつくづく思う事は、それは人間力。どれだけ魅力ある人間か。まだまだ日本には成熟した魅力的な大人が少ないのではないか。周りを巻き込んでくれる大人はなかなか居ないのではないか。私は自分の事を棚に上げながらしかし、少しずつでもいいから前に進みたいと。健一郎様の人間力は並み大抵ではない、ただの退屈なインテリではなく、ユ-モアと毒と魅力という色彩の全て持ち合わせていらっしゃる。講演を聴き、ブログを読み私は、生きる活力を戴いております。本当に茂木健一郎様がこの世に生まれてきて下さってありがとうございます、心からの感謝を込めて。今日も祈りを捧ぐ。

投稿: | 2009/02/05 20:35:14

茂木先生お早うございます♪
3年間の涙の抽出作業がカタチをなした、1つの美しい結晶『涙の理由』、深く清らかな。。そんな印象を受けました。こちらはいつ頃、書店に並ぶのでしょうかしら♪
さあ、そして本日は『今、ここからすべての場所へ』の発刊日ですね!楽しみでなりませぬ。((*´∀`*))
 
別にエライ大人になどならなくていいから、いつまでも子供のような表情を忘れない人間でいたい…そんな先生を私は心から尊敬させていただきます。子供はエネルギーの塊のようなもので、全身で力一杯生きていますものね。溢れるばかりの好奇心と生に満ちたその表情は、どんなものより尊く、魅力的だと思います。そんな純粋な子供たちの笑顔を守ってあげれる大人でありたい。
 
自分の枠、決めつけないよう、頑なにならぬように気をつけなければと思いました。いつも先生の記事からは色々と気付かされるのであります。。

それでは先生、本日もお忙しいと思いますが、体調にはお気をつけて良い1日をお過ごし下さいませ。
(●∀●)ノシ☆☆☆

投稿: | 2009/02/05 7:28:20

茂木健一郎様

インターネットに感謝いたします。

>別にエライ大人になどならなくていいから、
いつまでも子どものような表情を忘れない
人間でいたい。

今日も茂木さんの日記が読めて幸せです。
ああ、今日という日のすべてが輝き

明日という日が熱く感じます。

ああ、私もそうありたいです。
嬉しく頑張ります☆

投稿: Yoshiko.T | 2009/02/05 4:35:06

昨日、『プロフェッショナル 仕事の流儀』第1回ゲストでもある星野佳路氏の観光立国に関する提言を数分間拝聴するご縁に恵まれました。視点・論点を通してじっくり聴いてみたいと思いました。

投稿: 白井 | 2009/02/05 0:22:49

茂木健一郎さま

ふと、茂木健一郎さま、テレビにされても、対談者の方が自然に
数年ぶりに親しい方とお会いしたような雰囲気を、対談者の方も構えるではなく、ですから自然に

今晩も半井小絵さんを拝見

暦の上では春!

髪型が今晩もスターウォーズのレーヤ姫と同じ
格好良い
お洋服も春を先取りで素敵

茂木健一郎さま

完成された人

発展途上は発展の無限大
そういえば、おみくじ
大吉は、その時点で最大限で、実は大吉から一つ下の、神社により中吉ではない場合があるらしく
その神社の習わしからの大吉の手前、それが良いとの
そして、それもテレビで知ったのですが
おみくじ、結んで置いてくる際、利き手ではない逆の手のみで結すぶ、らしいです
効き手ではない手で
それが苦難の行であり乗り越えることが大切との
昨年の今の時期、私は、このようなこと考えていなかったです

茂木健一郎さまに感謝です

投稿: | 2009/02/04 23:18:20

私はいつも感じますが、
茂木さんの笑顔は子どもみたいにいたずらっぽくて、楽しそうで、キラキラして、
マリアのように慈悲深いです。

子ども時代。…私は今よりもっと生意気でした。
茂木さんは純粋そのものだったのでしょうね。だから賢いのですね。
私みたいな例もあるので、一概にすべての子どもが純粋な100%天然とは言い切れませんが、ハタから観察する限り、やっぱかわいいなぁって思います。
今日も、母親の前側に縛られて、顔の左が押しつぶされながら無表情でジュースのストローをチューチューしているベイビーが隣を歩いていました。手足をだらんとして、母親がジュースのパックを左手に持っていて、飲まされている感がありました。ベイビーは何も考えずに飲んでたのかなぁ、眠かったのかなぁ、興味深かったです。

私もエライ大人にはなりたくないけど、茂木さんのようにスゴイ大人にはなりたいです。第一、私は大人になれているのでしょうか…。かなり心配です。

『涙の理由』はどんな内容でしょう。読書が追いつかないぃ~(`´)へなへな。

投稿: | 2009/02/04 23:17:05

今日の日記を読み、大人になっても…純粋さを失いたくない!失わず生きたいと感じます。以前、茂木さんが、企画書について書いていた事を思い出しました。心を動かす企画書からできた作品は、大変な事があっても…後になれば、それも全て良い思い出になると思います!人生も企画書を練っているようなもの。。
人生の企画書を作っていくなら、後悔しないよう、先がどうなるか分からなくて、怖い面もあるけれど。
今度こそ飛び込みたい(^-^)

投稿: | 2009/02/04 22:07:30

よく、鏡をみつめるクセがある。その時、自分の眼を見つめる。

鏡の向こうにいるもうひとりの私…『鏡の次元』に住む、いまひとりの自分…が眼をきょろきょろさせて、こっちを見ている。

その眼からは、溢れるばかりの好奇心が、見えない七色の光を放って、光っている。

子供の頃、世界は、まだ見ぬ知らぬ、白紙の如きものだった。その白紙に向かって、好奇心の七色の光を放つ眼を輝かせて、その世界のことを知りたがったものだった。

その七色の光は、大人になると何故か喪ってしまう人がよくいるが、そういう人の顔は、何処か疲れている。でもそんな顔の大人を、世間では「世慣れた人」「酸いも甘いも見極めた人」というのだろう。

私は生涯、そういう人になりたくない。ヘタに世間の風に馴染み過ぎて、変に「世慣れた」人間になりはて、子供の頃のような生き生きとした眼の光を失うのが嫌なんだ。

いくら「世慣れた」大人になっても、世界は途轍もなく広く、また無限の謎が無数に含まれている。


その謎に対して、まさに茂木さんの仰るような、“子供のように輝く眼をもった表情”で生き生きと、また嬉々として、立ち向かっていける人生でありたい、と常に思う。


p・s・『キング』良く読んでいました。面白い連載が多かったので、休刊したのはとても残念です。「セレンディップの王子」は何時も夢中になって読ませていただきました。書店に並ぶのが今から楽しみですね…!

投稿: 銀鏡反応 | 2009/02/04 21:05:04

>子どもの表情が魅力的なのは、
世界に対するあふれるばかりの好奇心に
満ちているからだろう。

>大人になってくると、次第に頑な
になる。


日本人は、あまり表情を出さないと、外国人から言われますから、日本人の特徴では?(^^)

投稿: | 2009/02/04 19:19:41

健一郎さま
対談をまとめた本なのですか?涙の理由は。素敵です、素敵過ぎます~。絶対に購入致します、発売はいつ頃なのかと楽しみにしております。

投稿: | 2009/02/04 15:29:21

本当ですね。こどものころのとってもとっても自然な心。自分の中にたくさんある自然を素直に表現できる。忘れないようにいたいです。茂木さんのように〜

投稿: | 2009/02/04 12:12:02

茂木健一郎さま
ユング派の心理学者のジェイムズ・ヒルマン氏によると、子供はまだその年齢では手に余ることでも、この世で為すべきことを直感的にやろうとするんだそうです。確かにたまに妙に大人びた子がいたり、大人びたことをどうしてもやろうとする子がいますよね。大人みたいに思考が邪魔したり、周りの目を気にしないから思いが即行動につながるんだろうなとうらやましく感じます。今の時代、大人が子供から学ぶことのほうが多いような気がします。
天から授かるというこの世で為すべき使命は、人間界で実行するにはやはりさまざまな葛藤や障害が生じる。それが溜まりに溜まって、今の世の中の不安定さだったり、人の心の不安定さになっているのかなと思いました。

投稿: | 2009/02/04 11:24:21

おはようございます。最近ヨガをやり始めたら時間の流れが緩やかになり
色々な物をゆっくり観察できるようになりました。
僕も死ぬまで、知らない物事に興味を持ち続けたいと思います。
その為には5感の中でも“視覚”が一番重要な部分を
占めている様な気がするんですが。。

投稿: | 2009/02/04 9:00:47

おはようございます!!!!

茂木さんとても早起きですね。早起きは三文の徳!(^^)!

最近同期の友達が会社を変わったり、辞めたりするので私の目は半ば死んでいました。でも、身近な幸せや好奇心に目を向けて精神を回復しなきゃって思いました。
子どもの頃は次から次へと思考が移って、くよくよとか、うじうじってしていなかった。

私は今ごろ、『ぼくには数字が風景に見える』を読んでいます。茂木さんの帯のコメント″「人と違ってもいい」勇気を与えてくれる" が案外あっさりしているなぁ~と思っていました。
そう、同じように数学が得意で、茂木さん自身、”人と違ってもいい”なんて100も承知なのに、何でその言葉なのかなってずっと思っていました。
でも、昨日、P.130 の、″人を好きになって″の章を読み、その言葉である訳が理解できました!!
そのコメントがあまりにも、しっくりきて、私は面白くて、おかしく感じて、にやにやしました。
(もちろん、私が勝手に納得しただけなので、言ってることが訳わからん!! かも知れません。すみません。)
確かに、著者のダニエル・タメットさんと、茂木さんの明らかな決定的違いです。

ではでは、今日もいい一日になります様に!!!!(^^)!!!!!!

投稿: | 2009/02/04 8:21:39

敬愛なる茂木様
おはようございます
爽やかな冬の朝ですね。今の季節は寒いけど、凛々として大好きです。
「涙の理由」拝読するの楽しみにしております。
武者小路実篤といえば、高校の時の理科の先生が実篤のお孫さんでした。懐かしいなぁ…
今リヒターによるバッハのチェンバロ協奏曲聴いてます。同僚が聴きたいと言っていたのでMDに落としています。茂木先生にも差しあげたいなぁ…
昨日は宇宙飛行士?の星野英一さんの写真を見て閃き(思い出し)ザムーンって映画を見てきました!
NASAの蔵出し映像満載で大迫力で素晴らしかったです。アポロ計画に参加した宇宙飛行士が出演していましたが、皆さん力強い声でとても若々しいのでびっくりしました。精神が衰えていないのです。
「地球の宗教を超越した創造主が存在する」
「自他の区別がなくなり、全てがひとつなのだと悟った」
ふかぃぃ言葉にうなりました。 荒涼とした絶美の月の表面に宇宙船が着陸する姿は、神々しい白い大鷲が降臨するimageと重なりました。
小生も宇宙に行ってみたいです~(>_<)
茂木先生は行きたくないですか?(・ω・)/?

投稿: | 2009/02/04 8:18:06

輝くような目で、このありふれた世界を眺めていたいですね!!

投稿: | 2009/02/04 8:07:57

茂木健一郎さま

7時には私、目が覚めて

更新されていました茂木健一郎さまの

ふと 長嶋茂雄さまと同じ茂木健一郎さま太陽みたいな存在

太陽は光を当てて地球などに。

長嶋茂雄さまも茂木健一郎さまも

希望の光を届けて頂けている そう感じます

投稿: | 2009/02/04 7:25:15

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