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2009/02/08

突っ伏して熟考するのが

金曜日。

IT戦略の今後の在り方に関する専門調査会。 

野田聖子内閣府特命担当大臣の発言から
会議が始まる。

「ここに、役所で用意した挨拶がありますが、
自分の言葉でお話したいと思います」
と野田さん。

場の雰囲気が一気に解けた。

日経BP記事
「政府が次期IT戦略の策定作業を開始」

資生堂アートエッグ展、
佐々木加奈子さんの展覧会の
オープニング。

宮永愛子さん、佐々木加奈子さん、
小野耕石さんとお話しする。

朝日カルチャーセンター。

理論宇宙物理学者の小久保英一郎さんと
対談。

決定論、カオス、チョウチョウウオの
話。

面白かった!

打ち上げに、田畑博文さんが
重松清さんとの対談本『涙の理由』 
の見本を持ってきて下さった。

この本には、力があると思う!
重松清さん、田畑博文さん、西山千香子さん、
ありがとうございました!

土曜日。

渋谷東武ホテルにて、フジテレビの
西田恒久さん、渡辺奈都子さんと打ち合わせ。

『科学大好き土よう塾』の
収録。

神田愛花アナウンサー、ルー大柴さん。

室山哲也さん、中山エミリさんが司会を
していた頃から、この番組には
ずいぶんと馴染みがある。

残念ながら、今度の3月で終了ということで、
番組として最後の収録の日。

その記念すべき回に呼んでくださり、
本当にありがとうございました。

万感迫る。

お世話になりました!
またどこかでお会いしましょう!

NHK内の編集室へ。

有吉伸人さん、柴田周平さん、
石田涼太郎さん、渦波亜朱佳さんが、
『プロフェッショナル 仕事の流儀』の
「航空管制官」の方がゲストの
回を編集している。


編集室の様子

編集の難しいところにきて、
有吉さんが、「ああ、どうしようか」
と机に突っ伏して考えた。


突っ伏して熟考する有吉伸人さん

突っ伏して熟考するのが有吉伸人の
流儀。

隣りの編集室では、座間味圭子さんが
「ホームレス支援」の方がゲストの
回の編集をしていた。

その鬼気迫る仕事への情熱。
「ファブリーズ座間味」 
との異名を持つ座間味圭子さん。

この日も、青いウィンドブレーカーを
着て、渾身の編集中であった。



鋭意編集中の座間味圭子さん

放送をお楽しみに!

インターネット上には数多くの情報が
あるが、現時点で不足しているのは
総合性、体系性だろう。

体系性は、生きた有機体によって
のみしか担保されない。

だから、その足跡を記録した書籍は
ひとりの人のいきいきとした
魂の躍動の消息たる点において、
ネットの弱点を補い、相性がいい。

移動しながら、小林秀雄の
『現代思想について』 を聞く。

この人は本当に素敵だ。

闘っている者は巨大である。まっすぐに、
純粋に、愛に殉じている。

たとえば、ユングによる、「三人の娘」の話を
聞いてどう考えるか。

それでその人が測られるな。

因果性や統計性や。

近代科学のドグマとなっているプリンシプルを
一度は理解して経由しなければ、
小林秀雄の視点がなぜそれほどまでに
熱いマグマなのか、理解はできないだろう。

もうすぐ春が来るのかと思うと、ひんやりと
した空気が愛おしい。

2月 8, 2009 at 05:29 午前 |

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コメント

おはようございます。

めずらしく朝です..(笑)
あたまがくらくらします


深い知識から感覚が変容していくこともありますね。

内容浅薄!
小林さんに怒られそうです。

能登に行ってみたいと思いました。

いろんな鳥の声がきこえていました。
お日様が顔のちょっと上あたりにきてまぶしいです。

きょうも暖かくなりそうですね。。

投稿: | 2009/02/15 7:52:38

茂木先生
長い時間をかけて作られた涙の理由、たのしみです。

おなじタイトルのお話を聴きに行き、
先生にはじめてお会いしました。
あれからかなりの月日がたちましたけれども、
あのときの自分のなかに起こった感覚は
いまもはっきりと覚えています。

不思議だけれどとてもくっきりしている、
しっかりとした感じでした。
近いことばはあっても、
それでは足りないような、完全に言い表すことはできない感覚。

内容は虚になってしまっているので、後のお話もたのしみです。

感覚ってすごいものですね。。
載ることばがなかなかみあたらなかったり、
託しても完全に伝わるということはなく。

知識は共有できるものですが、
個別化されているもの。

知っているけれどここで言う必要はないから言わない、とか
これを知っていたらどう、とか
そういった陳腐な、知識のレベルではなく、
完全に、私にしか知りえないもの..

知られたくないと思ったら、お墓までもっていくことができる。

究極の砦なのだと思いました。

究極の安全基地が自分のなかにあるような。
クオリアってすごいですね。。


日曜の朝、また車に灰のようなものが、まえより積もっていました。
また噴火したんでしょうか。
先生も..

朝はいつもぼーっとしてしまって、
夜になるにつれあたまがくるくるして
こんな時間になってしまいます。
年々朝が苦手になっている気がします。
これも習慣なのでしょうか..

明日は暖かくなるみたいですね。

梅がだいぶ咲きました。
めじろはいつも二人で来ます。

光の川、いつ見てもきれいですね。
がんばってください。

投稿: | 2009/02/12 3:49:49

茂木先生 こんにちは♪
対談面白くて、引き込まれました。お二人の大人になった少年のお話しを聞いている様で、どの方の対談も面白かったのですけど、私の中では一番でした。小久保さんはとてもお茶目で熱く純粋な方ですね。世界的にも受け入れられているお仕事をされているにも関わらず、とても誠実でまわりの方達を立てて、謙虚で優しい方ですね!星空を見て、素直に綺麗だ!と思う気持ちは、無くしたくないなんて、やっぱり「星の王子様」でしょうか…笑。今年は、世界天文年と言うことで、小久保さんのような容姿端麗の方が(笑)難しい天文のお話しを、わかりやすく説明して下さると、宇宙に興味持つ人の裾野が広がり(特に若い女性)天文の世界にとって、いろんな意味でプラスになると思うのですけど…!ダイビングと仏像を見るのが趣味なんて、どちらからも宇宙と共通の世界が感じられます。茂木先生!またどこかで対談期待しています♪

投稿: | 2009/02/09 22:26:56

偶然はいつでも諸君に起こっているがよく考えない…因果率、近代科学のドグマとなっているプリンシプルとはどういうことか?と考えていたら眠っておりました。(汗)
しかし、偶然はやはり確かな経験であり、そういうものを探求する心は持っていたいと思うのです。人の死も因果率のもとに決まっているのなら、奇跡的な出会いもまた法則のもとに成り立っているのでしょうか。
カオスとコスモ、偶有性。。難しいのです、うーん沢山勉強せねばなりませぬ!
それでは先生、今週もお身体にお気をつけて、素敵な1週間をお過ごし下さいませ。 (*⌒∀⌒*)ノシ♪♪♪

投稿: | 2009/02/09 7:09:36

茂木先生お早うございます♪野田さんの「自分の言葉で話したいと思います」素敵な方だと思いました。
体系性は、生きた有機体によってのみしか担保されない…魂の込められた書籍には温もりがあります。二次元の世界は触れられないけれど、書物には紙の匂い、質感に触れ、頁をめくる音を聴き、より重みがある気が致します。先生がレクラム文庫をお守りにされていらっしゃるように、肌身離さず持ち歩くこともできますものね。(*´―`*)
 
突っ伏して熟考される有吉さんの流儀深いのです。笑
座間味さんの「ホームレス支援」の回も楽しみでございます♪

昨夜、小林秀雄さんの『響き』久方ぶりに拝聴させていただきました。 現代科学は偶然を軽蔑している、諸君はもう少しものを考えなければいけない、ドグマの中に入っている人はドグマを知らない

投稿: | 2009/02/09 6:51:34

同じ内容のメッセージでも、
媒体が、ネットか、書物か、歌かなどで、
伝わり方が変わると思います。また、それを発言する方の権威が影響するのではないでしょうか。
しかし、主体(内容)の背景(媒体や権威)も、主体に含まれるのではないでしょうか。両者は補完的な関係だと考えます。(大松監督)
 たとえば、お笑い芸人では、その人の芸に人気があるのか、その人自身に人気があるかに別れるということを聞いたことがあります。しかし、これも補完的だと思います。

投稿: | 2009/02/08 23:22:52

>インターネット上には数多くの情報が
あるが、現時点で不足しているのは
総合性、体系性だろう。

>体系性は、生きた有機体によって
のみしか担保されない。

NTTが、自然言語で検索して、自然言語で返してくる研究をしているらしいですが、まだ出来ていないようです。たぶん出来きる技術を開発すれば、その企業は世界的企業になると思います。

子供の頃、ラーメンの油を、箸でチョンチョンすると、油と油がくっ付く、全ての油をつなげて、遊んでいました。
クオリアの体系性は、そんな所があるのではないでしょうか?(^^)

投稿: | 2009/02/08 22:34:34

健一郎様
涙の理由、現代思想について、ユング書籍購入します!楽しみです!ユングの因果性や統計性、近代科学のドグマとなっているプリンシパルを理解する→理解出来る様勉強したいと思います!ありがとうございます。

健一郎様 おやすみなさいませ

投稿: | 2009/02/08 21:05:49

インターネット上に数多くある情報で、不足している総合性、体系性とは何だろう?と考えました(^-^)
インターネットで、どのように自身を表すのも(ある意味)自由。その中で、話しもできる(^ ^)
私の場合、このように考えつつ、ネットで書いている事は、今の私自身の思いなどです。
体系性…茂木さんのお話にあるものを基に考えると、人と人が会って話すこと?かしら。総合性は、想いや自身の考えている事、と、身体の動きが合っていること…あ〜でもない、こうでもないと考えないで、自然に動けることかな?と、思いました。そして、ここまで考え、ネット上で自然に出せている想いを実生活でもブレーキをかけないで、表せたら良いなぁと思いました(^o^)

投稿: | 2009/02/08 19:54:13

茂木サンが自分で髪を切って居たとどこかの文面で窺いました。私も癖毛だから、自分で切ってます。今日は晴れたから、髪切り日和でした。

投稿: | 2009/02/08 19:31:14

茂木さん

早速「涙の理由」を拝読いたしました。
読み始めたらどんどん引き込まれ、時間がたつのも
忘れて没頭して読んでいました。

簡単な言葉が見つからないのですが、これまで感じてきた
自分の中の落ち着きの悪い感覚について、それでもいいんだと
思えました。
もがきながらも手を動かして、いつか清々しいまでの涙を
流してみたい。

とても奥の深い内容だったので、少し時間がたったら
もう一度読んでみたいと思います。
しばらく自分の中で、ぐつぐつ醸成させてみます。

良い時間を過ごすことができました。いつもありがとう
ございます!

投稿: | 2009/02/08 15:11:24

はじめまして、6日の講演会行きました!お二方のファンなので、近くで見たくて 風邪気味の友達を連れて一番前で見させて貰いました。
前回、椎名誠サンとの対談は遠かったので茂木先生を近くで拝見出来嬉しかったです!
チョウチョウウオの話しともう一匹の魚…(名前忘れてしまった)愛があるお魚の話し、おもしろかったです。朝日カルチャーセンターでの茂木先生の講演、一回目はインフルエンザでいけなかったのですが、2回目楽しかったです!3回目も楽しみにしています♪

投稿: | 2009/02/08 14:23:23

『科学大好き土よう塾』が来月で終わってしまうなんて…。何だかちょっと寂しい気がします。

茂木さん御出演の時は、仕事が終わる頃には放送も終わっていて、あぁ~またも見過ごしたか!残念!見たかったなァ、という気持ちに何度もなった。

ルーさんが司会をするようになってから、職場の休憩室のTVで見られるようになったのですが、子供達が楽しそうに科学の実験にチャレンジしたり、クローズアップマジシャン・前田孝弘さんの「科学マジック」のコーナーに、出演者と一緒になって、おぉ~!と感嘆したり、とにかく見ていて楽しい番組でした。

最終回は見逃さないように、仕事を早めにすませようと思っています。


ところで、仕事を終えて、電車に乗り、有楽町駅で降り、銀座に寄って、自分の買いたい本をもよりの書店で買った。

そのあとまた電車に乗り、上野駅で途中下車し、駅中の書店に寄ってみたら、なんと、『涙の理由』が置いてあった。嗚呼、もう発売されたんだなァ。

重松さんと茂木さんとが、心を深く通わせながら語り続けただろう珠玉の言葉たちが、まさに1冊の書籍に凝縮され、美しく輝く“結晶”として私達の目の前に現れたのだと感じ入った。

本はその書き手の、魂の躍動の生きた軌跡だと、私も常々思う。(紙に印刷されているものは、そういう側面が強くあるのではないかと思う)

ウェブの網が細かく広く広がり、光の速さで飛び交う“ビット世界”では大抵、如何なる言葉も『唯(ただ)の情報の羅列』として記録されるに過ぎない。

むろん、「クオリア日記」のようにウェブの上でも、書き手の魂の深くこもった、磨かれた言葉は、読み手の魂を太鼓のように打ってくれる。

書籍は、手許に具体物、実物として残るものだからこそ、書き手の魂の躍動を読むときに感じられる。どんなに書籍離れが世で言われようと、またいくらインターネットがハイパーに進化しようと、私達は、(時に)生々しい生の軌跡のこもった言葉の凝縮された、美しい結晶として、書籍を求め続けるものだと思う。

『涙の理由』という、茂木さんと重松さんの語りながら紡ぎあった、魂をゆする言葉の美しい結晶は、より多くの読み手の魂を、火焔太鼓を打つように、激しく深く、打ってくれることだろう…。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/02/08 13:31:51

あちこちで、春の準備中ですね!

投稿: | 2009/02/08 12:59:06

親愛なる茂木さま

有吉さんの熟考する姿は、寝ているようにも見えます(・ω・)/考えてるふりして、ほんとはグーグー寝ちゃってたら面白いですよね?と、いうのは冗談ですが、産みの苦しみを見ているようです。大変…(・_・;)
でもプロフェッショナルの編集は序破急というのでしょうか、実に鮮やかだと思います!番組を作っているスタッフは凄腕集団ですね。番組のナレーションや音楽も素晴らしいです。
有吉さん、茂木さんを司会にするセンスがいいと思います。
そして、小林秀雄様昨日から読み出しました(ノ^^)八(^^ )ノ
モオツアルトと当麻を読みました。昭和21年でこれだけのモオツアルト論を書けるなんて、うーん。アマデウスの映画もCDもないはず… 言葉になりませぬ。私事ですが、能は好きで20代でかなりハマりました。最初謡が分からなかったのですけど、図書館であらかじめ解読?して見る前夜に音読して本番では舞台に集中していたら、すぐ分かるようになったと思います(多分)能、素晴らしいです!小林秀雄の文章で当麻の舞台が鮮やかに蘇りました。 当麻は奈良のお寺も良かったです…
あれ、プロフェッショナルの編集って能に通じる何かがあります。何だろう??うまく言えませんが。
ユングの三人娘のお話、気になります。

投稿: | 2009/02/08 9:58:45

おはようございます!!
茂木さん、日曜日もめちゃくちゃ早いですね!!!
日曜日=休日とは限らないのですね。

『涙の理由』、こちらの表紙もとてもいい!!!!
時間の流れと話の展開、下側の茂木さんが手を差し出してらっしゃるのがいい!
対談の感想が一言の回だったのですね!(^^)ニヤッ!

『IT戦略の今後の在り方に関する~』はなんだか獏っとしている感じです。
私はそちらの方面は全くだめなので、″IT戦略″という言葉自体、懐かしい響きを感じます。

プロフェッショナル 仕事の流儀 、
見るといつも刺激されます。
仕事をする上でかなり参考になっています。
″思い込みを捨て 思い付きを拾え″
や、
″先をよんで仕事をする″
″常に予習″
という事。
イキイキと仕事していると思えます。

ユングも読みたい!!

2月はもう春の兆し。
葛飾区に住む友人の家の庭の木に
毎朝メジロが2、3匹
枝にさした蜜柑を食べにくるのです。
食べた後はいつも”めじろおし”で
2、3匹寄っつき合うそうです。
まるまる太っていて すごーくかわいいの!!!!
写真は2匹しか写ってないのに、
まるっとした ふかふかの頭や身体のかたまりが5つ位あって
2匹分とはとても思えません。
その様子をすこし離れから シジュウカラが眺めていました。

鳥って本当に愛らしいですね。

投稿: | 2009/02/08 8:33:36

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