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2009/02/10

プロフェッショナル  杉山三郎

プロフェッショナル 仕事の流儀

ロマンに生きても、いいじゃないか

~考古学者・杉山三郎~

考古学は、私たち自身を映す鏡となる。

古の人たちはどのように生きていたか?
どんな世界観を持っていたか。

はるか昔の、遠い話と思っていたことが、
突然その映し絵の中に自分たちの姿が認められて、
はっと真実に気付かされる。

NHK総合
2009年2月10日(火)22:00〜22:45

http://www.nhk.or.jp/professional/

すみきち&スタッフブログ

Nikkei BP online 記事
滅びたものはまた次につながっていく
〜 考古学者・杉山三郎 〜
(produced and written by 渡辺和博(日経BP))

2月 10, 2009 at 08:08 午前 |

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» わたしは真悟 トラックバック SWANの 「Trust me!」
 『わたしは真悟』は、楳図かずお先生の数多い名作の中でも、1980年代を代表する作品で、小学館のビッグコミック・スピリッツで連載されていました。  当時のあらゆる文化媒体を見回してみても、『わたしは真... [続きを読む]

受信: 2009/02/10 13:36:50

コメント

あと戻りしない時間の流れに挑戦するのは、さぞかしご苦労が多い分、喜びが大きいのですね。

投稿: ふぉれすと | 2009/02/12 18:06:18

 人間の不可思議な部分の1つ、「現状維持の本能」について論じてみたいですが、過激な内容になって消されたらたまらないので、またの機会に。

 「オール1の落ちこぼれ、教師になる」を読んだ時も、思ったのですが、冴えない人生を送っていた人が、些細な切っ掛けで、人が変わったように、爆発的な行動力を発揮することがあるようですねぇ…

 これって一体脳の中で何が起こっているのでしょうか?てゆーか、こういう出会いって完全に運の良さに依存するものなのでしょうか?

 僕も負けず劣らず冴えない人生送ってるんだから、いい加減、そういう出会いが欲しい所です。

投稿: cosmosこと岡島義治 | 2009/02/11 17:50:31

茂木健一郎さま

番組、拝見いたしました
当然ながら
半井小絵さんの気象解説も、今晩は恰好よい可憐な雰囲気で素敵でした

さて、私は両親と住んでいる独身

北海道へ単身スキー、知人などいない

杉山さま恰好よい
メキシコに単身とか

今回、出土品は 希望されていたのではない、ご様子ですが

敷き詰められた石など

結果は、そうでも
チャレンジされたことが素晴らしく
結果ではない

ありがたかったです
素晴らしい番組に感謝です

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/02/10 23:38:14

茂木さん、こんばんは。
番組を拝見いたしました。

いやぁ~、凄かったです!
人類の壮大なるロマン!ですね。(*^。^*)

世界最大の都市だったかもしれない?!と言われている
ところ・・・メキシコの古代都市遺跡「テオティワカン」
の発掘・調査に関わられる様になられて30年!
長い年月だと感じると共に、一度は諦めなければならなかった
という経緯を知り、普通だったら断念しそうなところですが、
再び発掘・調査をされ、更に35歳の時にイチから学ばれた
とは・・・作業自体も地道ですが、杉山さんの生き方そのものが
何事もコツコツと努力を重ねられる様な、そんな感じですね。

王墓は?!その時代の人々の暮らし、道具などなど・・・いつの
日か、解明されることでしょう。
杉山さんたちの日々の作業の記録がものを言う時がきっとやって
来る!と信じたいですね。

遺跡と言えば、「ポンペイの遺跡」を観に行きましたが、何かしら
あの様な場所に立ちますと「不思議だなぁ~!」と思うばかりで、
今の私たちには‘考えられない’様なものがあったりするものです
ね?!
例えば、娼婦の館があったり、水道が引かれていたり、パン焼き機
があったり・・・。
ヴェスヴィオ火山の噴火によって埋もれた都市でしたが、今日の
「テオティワカン」とほぼ時代は同じ頃だと思いますが・・・。

古の人々や暮らしぶりを現代の私たちが知るということは、とても
大事なことだと思います。
歴史の紐を解く担い手として、これからも益々、お元気にご活躍を
していただきたいと思いました!

では・・・。(*^。^*)

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2009/02/10 23:28:30

時の流れとともに、消え去っていった文明の跡。かつてそこに栄えた文化・文明は、当時の人々の如何なる叡智によって生み出されてきたのか?

どんな暮らしをして生きてきたのだろう?…どんなことを考えながら生きてきたのだろう?…どんな藝術を生み出して、どんなものを信じて、生きていたのだろうか?…何の為にこの文明は生まれ、発展し、如何なる理由で滅びてしまったのか?

それを辛抱強く探るのが、考古学という学問の1面とするならば、もう一つの面は…それは杉山さんが遺跡を発掘しつつ探究している「我々(人類)とは何者か」という“大きな問い”だと思った。

過去に花開き、消えていった文明の遺跡をあるいは掘り進み、あるいは発掘されたモノからのメッセージを、私見を捨てて謙虚に聴く…そういった作業は、探り続けることはその、現代に生きる我々にとって極めて重要な問いを見つけ出す為の、終りなき探究の連続のように思えた。

それはまさに、今回の放送の中で、杉山さんが遺跡の発掘を…(ひいては考古学そのものを)「終わりのないジグソーパズル」と見ていることなのだ。

全て合わさるまで、気の遠くなるような時間をかけて、パズルのピースを集める…考古学の発掘と言うのはまさに、燃え立つような探究心と、強力な接着剤(←譬えが変で申し訳ありませんが)のように粘り強い精神と体力がなければ為されない、命がけの仕事だということを、今回ほど感じたことはなかった。

ところで、古代文明を築き上げた中心者(キング)の、今だ発見されない墳墓を発見するというプロジェクトということで、我が脳裡には、エジプトはギザのクフのピラミッドに、クフの墓があると確信し、それを見つける為に辛抱強く調査を続けるある考古学者の姿が浮かんだ。

その考古学者も、杉山さんと同じように、終わりのないジグソーパズルのピースを集め、組み合わせ、新たな発見とともに『我々とは一体何者か』という問いを、見出そうとしているのに違いない。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/02/10 23:16:37

今番組拝見いたしました。ティオティワカンて、何故だか血が騒ぐ不思議な響きがありますね。
杉山さんが人生を賭けてのめりこむの分かります…!
中学生の時にハワードカーターの「ツタンカーメン発掘記」を、ドキドキしながら読んだことを思い出しました。ページをめくるたびにドキドキが加速するのです。
その時ルクソールの王家の谷には絶対に行くのだ!!と決めて、初めての海外旅行はエジプトでした(笑)ツタンカーメンのお墓に入った時、ツタンカーメンは、ハワードカーターを選んだのだなと思いました。
エベレストを登頂する時、エベレストの神が登頂者を選ぶのと同じと言えばいいのでしょうか?
カーターも何度も何度も発掘して資金が尽きて最後の発掘だったはずです。
最後の最後に現実として奇跡が起きたのです!杉山さん、ティオティワカンに対する深~い愛を感じます。
ティオティワカンの古代の王達に、杉山さんが祝福されますように…
\(^_^)/

投稿: 眠り猫2 | 2009/02/10 23:06:30

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