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2009/02/23

「木南勇二」の四文字

バリに来てから、ふとぼんやり
している時など、日本のことが
思い出されて、
ああ、ふだんあんな風に追い立てられて
いるのはイヤだな、と感じていたのが、
今朝起きて日の出前に海にいったら
すっかり毒が消えていて、
心身がすっきりしていた。

自分を含め、滞在に来ている
客よりも、働いているスタッフに
目がいくのは自然な心の習わし
である。

ホテルの立派な制服さえ着ていない
人たちが砂浜にいた。

グランドキープの道具を持って、
ビーチを整地している。

向かいにはヌサ・ペニーダ島の影。

光が差してカーテンとなる。

赤いシャツを着たおじさんが
整地しているその先を見ると、
何やら大きな文字が書いてある。

日本語らしい。歩み寄ると、
「木南勇二」と大きく書いてあった。

私をここにカンヅメに連れてきた
PHP研究所の「勝負師編集者」
木南勇二。

本人が昨日の夜に書いたに違いない。
私がビーチのソファでうとうとしている
間に、バリの神様に願い事でも
していたのだろう。

夜通しの波と風でも消えなかった
「木南勇二」の四文字は、
グランドキープのおじさんによって、
きれいにワイプアウトされていった。

そして、私は再び仕事に戻る。 

2月 23, 2009 at 08:13 午前 |

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コメント

やあ、茂木ちゃん、おはよう (=´I`=)

茂木ちゃんを見てると僕みたいだ!
おいらも天才になりたくて3歳ぐらいからずっとベビーベッドに寝てる間はずっと天井のタイルの枚数を数えてたお^-,-^

茂木ちゃん、いっしょに天才から学んで天才になろう!

ところでこないだ障害者の作業所にオセロの天才がいたお^^
おいらボランティアで行ったんだけど、IQは70ぐらいしかないんだろうけど、オセロは誰も勝てないくらい強いらしいです。負けました。↓↓
俺、いまはIQ140ぐらいで大学4つ出てるけど、茂木ちゃんの助手になりたいなあ。。

投稿: 豚ゴミラ | 2009/03/05 7:43:14

茂木先生 こんにちは♪
バリ島はわざわざ見なくても、視界の先に海があるのでいいですね!砂浜に書いた「木南勇二」さんの名前、ロマンチックにいくと、「砂浜に書いた文字を、打ち寄せる波が消していく…」な~んてなるのでしょうけれど(笑)おじさんがなんの感情も持たずに、ただ履いて消しちゃた!なんて返ってそんなもんです!ハイ!って感じで、サッパリしてアララァ~!って感じ、すごく好きです!(笑)英語で書いてあったら、おじさんも瞬間読むと思うのですけど、日本語、ましてや漢字なんて、ほんと意識にも止まらなかったのでしょうね?ロマンチックも、なかなか言葉が違うと、むずかしいなぁ~(笑)と思えるクオリア日記でした♪

投稿: 平井礼子 | 2009/02/24 15:04:07

それにしても。
~人間、死ぬまで勉強~
「仕事の流儀」素晴らしい番組です。白井

投稿: 理想の教育 | 2009/02/24 10:53:30

茂木健一郎さま

キロロスキー場さまへのパス、楽しくて
目上の男子、お仕事はリタイヤされているで、あろう方々
昨日も同乗

夕方の昨日

夕飯をどこに、とか
断片的にお話が聞こえ

今朝も今、車中、断片的にお話が

カニの足が一本、三千円した! とか

きのう、の、夕飯らしく
カニの足が一本、三千円
目上の皆様の夕飯は豪快です

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/02/24 8:30:55

茂木健一郎さま

オーセントホテル小樽さまからキロロスキー場さまへの無料パスの今

今日、フロントさんに行くと、私だけ

一人じやん!

ある意味、一人

8時8分 十分前にフロント集合に、五分前

パス、今日は着いていて
私、済みません!

定時出発より前に
いざ、いざキロロスキー場さまに!

お天気

半井小絵さんの的確気象解説の通り素晴らしい

晴れ間の小樽です

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/02/24 8:10:15

Selama pagi♪茂木先生♪


夜明け前のバリの浜辺綺麗なんでしょうね。走ってみたいです。
 
追い立てられているものから、先生がすっきりされたご様子に嬉しく思います。(*´ω`*)

木南さんはどんな願い事?されたのでしょう。

それでは、今日も先生にとって素敵なバリの1日になりますように。(*^∀^*)ノシ☆☆☆

投稿: wahine | 2009/02/24 7:47:44

はじめまして。
自然の力は偉大。凍った湖面の上を歩いとき、私はそう感じました。意識も自然と落ち着いていく。
海でのカンヅメだなんて、みかんの缶詰よりは中身が充実していますね。アンチョビの様に茂木先生が塩辛くならないことを祈っております。

投稿: Hanayo Wakashima | 2009/02/24 1:35:15

毎日忙しくて上司を呪ってしまいます。なぜ、こんなにいらいらするのか、上司に半分、自分に半分、いらいらしてしまいます。このひどい状況をなんとかしなくては・・・冷たい言い方ですが、上司には期待できません。自分で、できる範囲で、できることをしなくてはと思います。が、そう思うと、またいらいらしてしまって。修行だと思うしかないのか。すみません、今日は、自分の中の毒がぜんぜん消えません。ホテルの立派な制服さえ着ていない人たちのことを想像したら、ちょっと毒がうすまりました。ホテルの立派な制服さえ着ていない人たち・・・

投稿: tanpinkeiei | 2009/02/24 0:14:57

もぎ先生。
こんばんは。

毒舌なもぎ先生も、ロマンチストなもぎ先生も素敵です!
もぎ先生は、
バリの神様への願い事はしなかったのですか。
勝負師編集者の方の、砂の上の四文字は、バリの海の神様がちゃんと認識しているのだと思いますよ。


それにしても、企画された方はもぎ先生の事を、とてもよくご理解しているのですね。


どうぞ、缶詰中のつかのまの時を、五感の透明の部分にバリの色を感じてください。


そしてわたしも、バリのロマンチックな文脈の中へ、つかのま迷いこみたいのです。

ちょっと照れるな♪

投稿: 美容師 | 2009/02/23 23:20:30

おはようございます!

茂木さんが砂遊びしても、きっと誰もとがめませんよ。
バリの神様が空から見るかもしれません!
滞在を楽しんでくださいね!
へんてこな虫に刺されないよう気を付けてください(@ε@)〰✷

投稿: 光嶋 夏輝 | 2009/02/23 22:59:38

茂木健一郎様

「今、ここからすべての場所へ」に書かれていたところとは
ちがった海を眺めていらっしゃるのですね。


>光が差してカーテンとなる

くつろがれているのが嬉しいです。

「木村勇二」の四文字

木村勇二さんのお気持ちを思うと
茂木健一郎様 おきばりやす!!
と思わず言ってしまいます。

想いをたむけられた健一郎神様ですもの。

投稿: Yoshiko.T | 2009/02/23 22:55:08

砂浜に木南さんの名前…と聞いて、今は亡き画家の谷内六郎が、砂浜に例のタッチで、大きく絵を描いていた写真をみたことを思い出した。

その時の、谷内の心中には何があったのか…いやいや、彼はきっと、ただ、海の風に触れて、純粋な、子供の頃のような心…童心に返っていたのだろう。

バリの精霊たちは、木南さんの願いを聞き届けてくれたかもしれない。

木南さんも願いをかけながら、童心に返っていたのかもしれない。


精霊への信仰は、自然への畏怖と感謝の気持ちを持った人間の中から生まれてきたのではないか。

冷たい文明社会に塗れて日々を生きていると、自然から自分たちは生まれてきた、という事を忘れてしまう。自然の恵み、というけれど、文明に浸かりきってしまっている私達は、いったいどれだけ、その恵みに心からの感謝を捧げているのだろう。

人間が文明に順応し過ぎて、自然を忘れた時、精神の中にたまっている“毒素”が濃縮されていくのではないか、とふと思った。


我々の中に“毒素”が溢れると、純粋な思いを何時か人は忘れる。でも、自然に少しでも触れると、不思議に心が柔らかくなることがある。

その時、毒素がすっと抜け、純粋な何かが泉のように湧き出すのだろう。そして、時に童心に返って、砂浜の上で戯れたりするのだろう。


バリの彩り溢れる自然は、茂木さんの心を充分に柔らかくしてくれたのだと思う。

いよいよご帰国なされるのですね。今ごろはきっと機内の人になっておられるのでしょうか…。御無事にご帰国なされますように。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/02/23 22:53:25

茂木先生は
知的好奇心に駆り立てられて超多忙な毎日を全速力で突っ走っているように見えます。
そろそろ女子高生が「モギケンって双子なんじゃね?」
と言い出しそうだな、みのもんたみたいに。なんて。。。
なんだか少年のように楽しげに軽やかに人生を爆走している先生は、
とってもかっちょよくて、ちょっとかわいい。
憧れます。
はやく日本に帰ってきてくださいね。

投稿: Ryoko | 2009/02/23 22:21:02

茂木さん、バリ島で体内の毒が外に流れていって、ほんとに良かったですね~~(・ω・)/
でとっくす?というのでしょうか…
特に茂木さんは、日本では息つくひまがない模様なので、知らずにストレスたまってらっしゃるだろうなぁと思いました。
「名前を消す」って象徴的ですね。大自然から茂木さんへのメッセージでしょうか?
禅では「坐忘」って言葉があるみたいです。
座禅した時、自分の名前や性別といった識別を意識から消していくみたいです。
旅に出て自分の名前も消し去れると、日常で溜まった澱も消えそうですね。失われた野生の力が甦るような… 旅には精神の解毒作用がありそうです。
私も一人旅したいなぁ…もう、日常の澱が溜まりすぎて精神の柔軟性を失いつつあります(><;)
今年は桜の聖地吉野の降るような桜を見てみたいです…
インドの夜行列車にも乗ってみたいなぁ…
沖縄の透き通るように美しい八重山の海で又泳ぎたいなぁ…と、旅への夢想は膨らみます。
インドネシアの舞踊や音楽も神秘的で美しいですよね。
それでは茂木さん、母なるバリ島に癒されて、さらに野生化パワフル噴火活火山になって戻ってきて下さいませ。

投稿: 眠り猫2 | 2009/02/23 22:16:23

自然の中でリフレッシュされてる様子を拝読し、ブロッケスの詩からなる、ヘンデルの<9つのドイツアリア>を思い出しました。自然と神を賛美した詩も素敵ですが、ヘンデルの曲も、爽やかでおおらかで、気負いもなくて、本当に素敵です。

In den angenehmen Buschen ,
wo sich Licht und Schatten mischen,
suchet sich in stiller Lust
Aug' und Herze zu erfrischen.

…静かな大気の中に、目と心はさわやかになることを求める。

投稿: シリンクス | 2009/02/23 22:12:59

バリの神様にお願いしていた…とは、なんだか素敵な感じですね!

たまには、別の場所に行って普段の生活から離れてみるのもいいですね。。
でも…しばらくすると、不思議な事に、いつもの生活の事を考えてしまいます。なぜでしょうね?(^-^)

投稿: 奏。 | 2009/02/23 21:08:42

表現、芸術の中で、音楽は形に残らないから、素晴らしいと、常に贔屓しています。それらは人に何かしら跡を残して、それらのその時の表現自体は去って行く。私も音楽になりたい。

投稿: 風太郎 | 2009/02/23 20:19:20

はじめまして。けんといいます。
時々、茂木さんのブログを拝見しています。

茂木さんの著書を愛読しながら勉強に励んでいる31歳の理学療法士を目指している学生です。

私の住んでる熊本市では天気が安定せずに日中は気温が下がり、雨模様で外に出るのが億劫です。

先日、熊本城に行き、本丸御殿を見てきました。
城という建築物のすごさに当時の職人さんの技術の高さに感銘を受けました。

茂木さんも熊本に立ち寄ったさいにはぜひ熊本城に足を運んでくだい。

投稿: けん | 2009/02/23 19:07:06

茂木様

茂木さんは、
追い立てられるのが
嫌だったんですね。

自分は働いていますが、
追い立てられることは
ありません

そういった環境に自分を置いていないだけなのかもしれません。

投稿: 吉澤邦之 | 2009/02/23 13:35:51

海外旅行で重要文化財に名前や落書きを残した日本人のマナーの悪さがニュースになったことがありました!!
しかし、砂浜なら大丈夫ですね!?(笑)

投稿: ケン | 2009/02/23 12:50:59

茂木先生はじめまして。いつもブログ拝見しています。 バリですね。
バリは精霊がいるって聞いた事があります。どうかバリからパワーを沢山贈って下さい。
私 中学生の頃まで自分は赤毛のアンだと思い込んでいました。

投稿: 裕子 | 2009/02/23 12:49:50

バリの海風を、モギー先生は
どんなふうに感じるのでしょうか…

灯もつけずゆふぐれとなり
くらく坐りてなにをおもへるや―
犀星師匠の言葉を

日常と離れた場所だと
私は静かなる思いで音楽になります。
見るものと
見えるものと
見たいものと
その中で揺らぎながら
見えないものを感じようとして
未完成に終わりますが…。
纏まりのない思いばかりです。

仕事の合間の、先生の感受するものを楽しみにしてます。
お体に気をつけてくださいね。

投稿: | 2009/02/23 12:47:47

バリ島ビーチでゆっくりリフレッシュされて下さいね!
お仕事も頑張って下さいませ〜。

投稿: m | 2009/02/23 11:05:53

ブログのご文章からも
バリのあたたかな空気、
島と海の包み込むようなおおらかさを感じます。

朝の光にきらめく海を想像して
こちらは曇り空でも、晴れやかな気持ちになりました。

有り難うございます。

投稿: ようこ | 2009/02/23 10:30:53

おはよーございます。 お仕事がんばってください。

投稿: 中村蔵人 | 2009/02/23 8:55:42

茂木健一郎さま

キロロスキー場さまに向かうバスの中

私のスキーブーツはワールドカップ選手と同じアトリエでラング本社で特別組み立て

柔らかく特注が実は良く
マイナス気温が厳しい北海道で市販のは硬い
足首の辺りなど

ワールドカップ女子高速系選手で体重の軽い選手と同じです

これが良くてです

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/02/23 8:28:38

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