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2009/01/06

凛とした冷たい空気

 東京工業大学すずかけ台キャンパスにて、
須藤珠水、柳川透の博士論文の審査。

 須藤、柳川が、審査員の先生方を
前にしてそれぞれ30分発表し、
その後30分の質疑応答があった。

 博士になるのは本人にとっても
指導教官にとっても大仕事で、
 とくに、発表を聞いているのは
自分のことのようにはらはらする。
 
 一緒に研究してきたという
意味では、その出来、不出来は
なかば自分のことであるように思うし、
また、特に質疑応答の時など、
こちらが想定しているような答えが
出てこないと、自分でなりかわる
ことができないだけに、ハラハラドキドキ
する。

 その一方で、水際立った返答に接して、
おお、ここまで賢くなったか!
と驚嘆することもある。

 須藤珠水が、発表を終えて片付けを
している時に、「茂木さんが写真を
撮ると思って、ネクタイをしてきたのに」
と言った。

 「そうか、ごめん。じゃあこれから
撮ろう。」

 すると、聞きに来ていた関根崇泰が、
「じゃあ、ぼくが聴衆役になりましょう」
と言った。

 審査員の先生方や聴衆は皆お昼に行って
しまっていたのである。

 かくして、須藤珠水が発表中の
様子を、関根崇泰の協力によって
再現した。

 「オレのブログの読者には、後ろ姿で
関根ってわかちゃうんじゃないか。」


発表する須藤珠水さん

柳川透は、depolarization-dependent potassium channelを入れたことも功を奏して、格段によい
発表になっていた。

ただ、質疑応答の時に、「どの
ジャーナルにrevisionを投稿しているの?」
と聞かれて、柳川は上がって頭が
真っ白になってしまった。

「えーと、Neuroscience lettersではなくって、
NSRです。つまり、そのう、・・・・」
私の心臓の鼓動がもっとも高まった
瞬間であった。

発表の後、新年初のゼミと、それから
軽い新年会をする。

********

小学校5年生、6年生の時、「生活帳」
という日記を付けていた。

担任の小林忠盛先生の指導で、
毎日書いていたことが、時々
見返してみると懐かしい。

__________

小学校6年生(1974年)の茂木健一郎「生活帳」より

十月十四日(月曜)天気 晴れ
もう死にそう
今は、夜中の一時半、やっと、理科の研究が書き終わった。六時から始めたのに、まさか七時間半もかかるとは、思わなかった。一番くるしかったのは、九時ごろだった。上のまぶたと、下のまぶたが、くっつきそうなのだ。コーヒーをガブガブのんでもだめだった。それからは、頭がはっきりしてきて、だんだんピッチが上っていった。しかし、十五枚を書くのだ。かんたんなことではなかった。羽化を書いて終った時は、本当にほっとした。一枚書くのに二十分はかかるから、十五×二十=三00で、5時間くらいだと思っていたのに、もう死にそうだ。

<どうだ体力が必要だろう これからそういうことがあるぞ>

十月十五日(火曜)天気 くもり
うれしい日
今日は、とてもうれしい日だった。僕は、水泳大会の時、選手に選ばれなかったので、とても残念だった。それに、2回も落っこったのだ。あの時はもうがっかりしてしまった。それから、僕は、じ久走にかけた。校庭を回るスピードも、今までよりずっと早くした。僕はじ久走大会で、十一位だった。この分じゃ、とても五にんという、せまいわくに、入らないなと思った。でも僕は、いままでの、ちょこちょことした走り方から、ももを上げ、おもいきり、地面をける走り方に、かえて、この前、たった一度だけど、三位をとった。もしかしたらと思った。選手が僕だと聞いた時、とても、うれしかった。がんばろうと思った。

<理科展が終わったら全力でやること。気力だけではついていけないからね。>

十月十六日(水曜)天気 くもり
久しぶりの陸上練習

今日、理科の研究が終ったので、十日ぶりぐらいの陸上練習をしました。僕は、記録がガタ落ちしてしまって、一周を前は、37秒だったのに、今度は38秒9に、落っこって、何度やっても、38秒9のこう進でした。こりゃ、だめだと思っていた時、先生が、
「さあ、千計っちゃいましょう。」
とおっしゃったので、全然自信がありませんでした。そのとおり、もうつかれて、つかれて、こんなにつかれた千メートルは、ありませんでした。タイムは、10秒8ちぢまって、三分五十六秒でした。でも、十日で10秒8じゃ、ずいぶんスローペスだなと思いました。

十月十八日(金曜)天気 くもり
やった。信じられない現実

今日、まったく予想もしていなかった、二十世紀の奇せきが起こった。今日の千メートルタイムで、たいへんなことが起こったのだ。一周目、僕は、種村君と、三メートルの差をつけられた。ここまでは、いつもと同じだった。いつも、二周目から、どんどん引きはなされて、30メートルぐらいの差で、まけるのだが、ぴったしと、ついていけたのだ。僕は、現実を、うたぐった。ラストに入る時も、四メートルぐらいの差で、最後の一周に入った。いつもは、せり合う、杉うら君に、五十メートルの差をつけていた。そのまま、ゴールイン。いままでの、三分56秒を、16秒もちぢめ、三分40秒を出し、大野君との差が、五、六秒、種村君との差が、三秒というすごいことになってしまった。うれしかった。とにかく、うれしかった。

<君の練習態度のたまものだね。君が一番熱心だもの当然だよ。その力を大会で出せよ。まだまだ縮まるぞ五〜八秒は>

(<・・・>内は、小林先生からのコメント) 

______________

 小学校の校庭の、冬の凛とした冷たい
空気がよみがえる。 

 昨日のすずかけ台キャンパスにも、
それはあった。

 みんな、がんばろう!


「生活帳」のカバー


小林忠盛先生(右端)と。
2006年5月18日、NHK「スタジオパーク」
にて。

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/05/post_ea5a.html

1月 6, 2009 at 07:34 午前 |

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コメント

子供のころから 頑張り屋さんだったのですね
沢山勉強されたのでしょう・・・
穏やかな笑顔・・・尊敬しています

投稿: うしかい | 2009/01/12 8:39:39

ああ、、、うらやましい!
なんと、蔵に大事にとっていたこういう懐かしいしろものを、整理好きの弟に、すべて、すべて!捨ててしまわれました、、、、(泣
今となっては、絵日記もたどたどしい作文も全部灰となり、雲のかなたへ。
大人になって読み返すところによさがあるのになあ。
とてもいい弟ですが、わかっていない。
思い出のものがなくても生きてはいけますが、自分の歴史はときどき振り返りたくなります。
茂木先生のかわいらしいこどものころ、想像できます。

投稿: 93hossy | 2009/01/09 2:20:03

茂木さん、こんにちは。
さかのぼること30数年前の茂木少年の「生活帳」を読んで、努力は決してうらぎらないと言った父の言葉がうかびました。
娘は今年小6になります。
おじいちゃんにあたる父はこの言葉を半紙に書いて孫に渡しました。よくは分からないけどなんとなくは分かる。と、ラブリーな部屋の壁にぺたんと貼っています。
子供がへとへとのくたくたになって目の前のこいつをやり遂げるぞ!!と頑張る姿に、ハッとして背筋がのびます。
大人もがんばります!

投稿: 直 | 2009/01/08 11:05:54

茂木先生お早うございます♪
生活帳、とても感動致しました。少年のひたむきな純粋さに心があらわれました。
博士論文の審査の記事からは先生の胸の鼓動がこちらにも届くかのようで。須藤珠水さんのネクタイ姿、聡明さが漂いカッコいいのです。関根画伯の頭ナイスでございます。(笑)
柳川透さんも格段に良い発表になられたのですね。それにしても想像を絶する緊張感なのであろうと感じさせていただきました。
冬の凛とした冷たい空気が胸に沁みます。。それでは、今日も先生、皆様にとって素敵な1日となりますように。(*⌒∀⌒*)/☆☆☆

投稿: wahine | 2009/01/07 7:03:17

もぎ様
もうとにかく毎回日記を楽しみに拝読しております!幼少の時期から、人一倍の熱い何かを持っていらしたのですねq(^-^q)

投稿: m | 2009/01/07 1:01:17

三十数年前の茂木さんのノートの中に、既に、現在の茂木さんが活き活きと息づいており・・・。

ほら、この行は、茂木さんの今のあの思索、その著作に・・・。

小さいころの夢というのは、ストレートであれ、変化した形であれ、必ずかなうものかもしれない、と茂木さんの文章に触れるときに・・・。

投稿: 砂山鉄夫 | 2009/01/07 0:36:26

おはようございます!!

茂木さんはその時から日記に題をつけていたのですね。
あまりにスムーズで内容が分かりやすくて驚きです。
こうこうこうで、なんなんだから、こう思った。という事を
自分できちんと理解している事がすごい。
話に筋が通っている。
私は最近やっと筋を追いつつ話が出来る様になってきました。
茂木さんが信じられない程私は″筋とか論理的に″ができません!!
小学生の通知表は常に「論理的に考える事が出来る…△」。
私に一番欠けているのは 論理的に考えれる力。
一番得意な事は 謎、わからない、何で?、ふーん。
結論を導き出した事は人生においてかなり少ない。
常にその時の感じで理由なき決定。
私は事象に対する興味が薄いのかな?
この旅は中々長そうです。
茂木さんの「脳」整理法 すぐに読んだ方がいいかな。

同じ6年2組ですね。うれしい。
小林先生、すごくいい励ましの言葉!!実用的です。

試して観察してある定量を積まないと到底結論には達しないし、
自分の目・芽が開かない気がします。
そのスピードには個人差があると思います。

私も新しい発見をしたいが為、25年生きた中で今一番全てに力を注いでいます。
自分を謎の中に置かない。
次々やる! 茂木さんはずっとこれですよね?

今日は仕事でテーラードジャケットの衿が全然できなかった。
立体と平面と思考が噛み合っていなかった。
服の製図は論理的思考がとても重要。
しかも、感覚っていうのも実は、たくさん重ねた経験値によって磨かれるもの。
今は我武者羅に、でも効率良くする為に筋道立ててがんばります。

なんせ、茂木さんに「がんばろう!」って言われちゃったもん。

発表会、無事済んでひと安心ですね。
茂木先生と組んでいるのだから心配無用よ。
10月20日の日記まで知りたかったな!
クオリア ジャーナルに可愛いBoyが載ってた!!


投稿: 光嶋 夏輝 | 2009/01/07 0:00:58

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
(1974年、私も6年2組でした。渋谷区立の小学校ですが。)
生き生きと臨場感のある生活帳ですね。理科の研究が夜中に終わって、その後きちんと生活帳も書くなんて、やはり今の茂木先生は一夜にして茂木先生となられたのではなく、少年時代から脈々と続いてきた、一途に努力する姿勢にあるのだな、と納得しました。私には生活帳はありませんが、親友と5年生の2学期から13年間続いた交換日記があります。
今手元にないのが残念ですが、茂木先生の生活帳から、日記の中で毎日友達に語りかけていたあの頃が無性に懐かしくなりました。

投稿: (マ)ゴグ | 2009/01/06 23:56:02

茂木先生、『こどもとクラッシック』大阪市講演会に参加希望している者です。

子どもの感受性の瑞々しさにうるうるしてしまっています。

茂木先生、いろいろ温かな刺激をありがとうございます。

投稿: Yoshiko.T | 2009/01/06 23:04:19

どうも、こんばんは。毎日寒い日ばかり続いていますが、何時も日記を拝見して、お元気で頑張っていらっしゃるのに、毎度ながら感銘しています。

小学校6年当時の茂木さんは、本当に、頑張り屋さんだったのですね…!
理科の研究で最後まで文を書き終えたり、競争で、どんなに頑張ってもタイムが縮まなかったのが、奇跡的に縮まったり…。

級友達と賢明に競争して、追い抜いていく茂木少年の姿が、浮かんでくるようです。

その頑張りが、今の卓越した科学者としての、茂木さんをつくりあげた大切な基礎になっているのだなぁ、としみじみと思い至りました。

投稿: 銀鏡反応 | 2009/01/06 22:54:54

茂木さんの少年時代、とても新鮮!
日記を読みながら、ついつい力んでしまいました。そうだ!頑張れ〜って。
小林先生のコメントも締まってますね!
2006年のNHKの収録、すごい偶然!さぞ、ビックリされたでしょうね♪
これも、ご縁だなぁって思います。
素敵なご縁で結ばれていますね♪

投稿: 奏。 | 2009/01/06 22:20:22

こんにちわ

今回の茂木さんの話を聞いて、競馬シミュレーションソフトを思い出しました。馬の育成は厳しいだけではなく、レース結果を見て、馬の特性を見ながら、休みやトレーニングメニューを組みながら、育ててGIレースを目指して優勝する。

そういえば、NHKのプロフェッショナルで、競馬の厩舎の人がいましたね。人間の場合、走る馬と育てる人は自分ですからね。私は鞭より、ニンジンの方が良いです。(^^)

投稿: 競馬のクオリアby片上泰助(^^) | 2009/01/06 22:13:19

雑音に気を取られず、今をひたむきに疾走する。自分のしていることを、心から愛して生きる。息子にもそんなふうに生きてほしいものです。

投稿: プンスカ | 2009/01/06 20:40:06

茂木健一郎さま

本日も素晴らしいキロロスキー場さまでスキー
樹氷も風景も素晴らしかったです

ところで
仕事始めも済んでいるとのニュースを拝見し
お天気解説
半井小絵さんかと、思いきや
今日もお休み
半井小絵さん、どうしたの?と言える立場?私
まだ北海道スキー

予定通り
明日、帰京
あしたの便
ちようど半井小絵さんがお天気解説をされている時間は飛行機に搭乗中

でも本当
キロロスキー場さま素晴らしいスキー場です

茂木健一郎さま

「 クオリア立国論 」

キロロリゾートさまに参られ、静寂のスキー場
凄いですよ

多くの方々が自然の静寂の中で ザワザワしていないんです

自然の回廊

パノラマコース

プルークボーゲンが出来れば十分楽しめます素晴らしい回廊

風景画の遠近感
樹氷の遠近感、それも現実の遠近感ですので

モーグルバーン、長峰サイドには午後から参り

コブも滑り楽しかったです

今季の私、発注の
ロシニョールさま
ところで、いつ頃に?

投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/01/06 19:52:42

生活帳すばらしいです。運動もおできになるんですね。息子は小学4年ですが、親からみて(親バカ)頭はいいと思うんです。しかし、運動音痴。これは勉強脳力の限界がありますかね。文武両道とみなさん勉強、運動セットで優秀ですよね。やはり、脳の出来は運動と関係ありますか?将来の夢をみるために、運動と勉強の脳の使う場所は、別の場所であってほしい。親は願ってます。

投稿: とも | 2009/01/06 17:34:55

はじめまして。

茂木先生はいつもおもしろいです。笑顔が穏やかで、先生を見た日は楽しい気分になります。本もおもしろくて楽しいです。

でも、弟は違います。先生のテレビも雑誌も本も、真剣な顔で読んでいて、私は気味が悪いです。先生は面白いこと言っているのに、深刻な顔で一言一句逃すまいというような鬼みたいな形相で先生とにらめっこしているからです。

でも、よく観察してみたら、笑っているのは私だけでした。

そして、さっき「脳と仮想」をちょこっと読んだら理由がわかりました。私は脳と仮想を読んで涙が出ました。嬉しくて涙が出ました。

先生が書いた本には、愛がたくさんはいってて、私はその愛に触れて涙が出ました。涙はなかなかとまってくれませんでした。

私のこころは傷をつけられるのではなくて、先生の文章に揺り動かされたんです。私も小林秀雄の完膚な文章とかこころの中にある、真っ白な布にインクを落としたとかいう絵に感動した日を思い出しました。

そして、茂木先生の感性にまた、強い情動をおぼえました。

私はやる気のないただの大学生で、ニートまっしぐらだったけど、
最近このままじゃいけないって気づいて、もう一度勉強し直して、自分のテーマを納得するまで追究したいと思っていた矢先でした。

勉強して環境が変わったら、同じようなテーマに興味がある人間と話せるかもしれません。それだけでうれしいです。

言いたいこと、うまく言えなかったです。
でも、先生がいてくれて私は救われました。

ありがとうございます。

投稿: 名無しさん | 2009/01/06 17:22:08

はじめまして。

「脳と仮想」さっき少し読みました。
茂木先生の著書は何冊か読ませていだたきましたが、この本が今までで一番面白いです。でも、どの本も良いと思うし、先生のテレビでの発言とかも聞いてて楽しくなります。

でも、同じように茂木先生のことがファンの弟は違います。
弟は、茂木先生のことを面白いとか楽しいとか言いません。完全に真剣モードで先生の言葉を反芻したり咀嚼しているようです。

一般のみなさんも、先生のおはなしはためになるとか考えさせられると思って聞いているのでしょうか?

私が先生のことが好きなのは、今まで目に見えないことを大切にして、目に見えないことに重きをおいて生きていた私にひかりをくれたような気がしたからです。私は先生がいてくれて、先生の本を読んで辛くて寂しかった気持ちが楽になったんです。完全の一方通行なのに理解してくれたって安心しました。

先生の文章はどれも私の心に潤いをくれます。

本当に救われて、私は幸せです。
ありがとうございます。


投稿: 名無しさん | 2009/01/06 17:02:52

茂木先生、こんにちは。
『こどもとクラッシック』大阪講演会
楽しみにしている者です。

勇気を出して、クオリア日記のコメント参加します。


「生活帳」
子どもの心の感想って、なんて刺激的なのでしょう。
(茂木先生の心だからこんなに刺激的なのでしょうか?^^)


素適な少年期から生まれる茂木先生のお話も
いつも
楽しみにしています。

投稿: Yoshiko.T | 2009/01/06 16:11:40

先生と生徒の関係

深いです!ほとに!

投稿: 小絲まめ | 2009/01/06 13:00:28

茂木さんは小さい時から基本的にあまり変わっていないのですね。
わたしは茂木少年の文章に感動しました。
茂木さんのブログを拝見していて、いつもどこかに少年のにおいを感じるのはこのことなのだと確信しました。

「今日、まったく予想もしていなかった、二十世紀の奇せきが起こった。」
こんなことを言う、茂木少年に会ってみたいものです。

投稿: みったん | 2009/01/06 12:46:56

茂木さん、こんにちは。
須藤さんと柳川さんの論文審査、茂木先生の
ハラハラ、ドキドキが伝わってくるかの様です!

須藤さんの発表姿、きまっています!
格好いいです!!

茂木先生の心臓の鼓動が最も高まった瞬間・・・。
着地点は上手くいったのでしょうか?(*^。^*)

小学校5、6年生の時の茂木さんの文章能力は、
やっぱり凄い!そして‘かわいい’ですね。(笑)

私は、九州から大阪の学校へ転校する時に、みんなが
書いてくれたサイン帳と手紙を今も大事にとっていて
やはり時々、見ています。
そこには温かい‘友情’が詰まっていてね・・・。
茂木さんも同じ気持ちなのでしょうか?

茂木さんは、きっともの凄く真面目な少年だったの
でしょうね!
今もですね。(*^。^*)

今日は今から仕事だから、また、後ほどゆっくりと
投稿できるかな・・・。

茂木先生に、学生さんたちの吉報が届きます様にお祈り
しています!

では、茂木さんにとって素晴らしい一日となります様に!!

投稿: 茂木さんの崇拝者より | 2009/01/06 12:14:53

親愛なる茂木様
少年の頃の日記ひたむきな感じが伝わってきました。ムチャ可愛いですっ(>_<)
茂木さんが愛弟子の発表にドキドキされているのもお父様みたいで素敵です。
(^_^;)

昨晩はモナリザを緑の野におくイメージで寝てみました。斬新でした!
モナリザは神秘的ですね。
私はモナリザはダビンチの鏡で、彼の内なる女性を描いたといった気がしてなりません。ダビンチが捉えた彼の分身である聖なる女性のビジョンです。
といって、まだ本物見てないのですが。いつかルーブル行きたいデス。
ただ美術館へモナリザを見に行く時には、モナリザという有名な「記号」を確認するだけにならないよう心したいデス。
ダビンチを見て感動したのは、フィレンツェのウフィツイ美術館でした(>_<)
あのフィレンツェでの1日が私にとって最良の時間だったと思います。あの時はこのまま時間が止まってほしいと切に願いました。
茂木さんフィレンツェは行かれましたか?
茂木さんのイタリア紀行が是非読みたいで~す。長文失礼しましたm(_ _)m

投稿: 眠り猫2 | 2009/01/06 9:51:14

茂木さん、おはようございます。
生活帳、すごいですね!
小学校時代のものがちゃんと保存してあるなんて☆
そしてやっぱり茂木さんはすごい!
と感心してしまったのは
理科の研究・・・!
小学生の頃から何時間も研究に夢中になっていたなんて。
その頃から間違いなく
「科学者、茂木健一郎」が出来上がりつつあったのですね♪
作文はどれもこれも子どもらしい発想と文脈でかわいい~!
うーんと昔の出来事でも
読んでいるそのときはきっと今この瞬間に感じるんでしょうね☆
わたしも茂木さんをそのまま小さくして
少年健ちゃんを想像しながら
タイムワープさせて楽しませていただきました♪

投稿: Loly | 2009/01/06 9:20:28

すごくすごく、じ~んってしています!!

投稿: ふぉれすと | 2009/01/06 8:22:34

茂木様、おはようございます。
頑張り屋のカワイイ茂木少年の姿が浮かびました。
小林先生のコメントが、ピリッと効いてますね!

投稿: akane | 2009/01/06 7:43:44

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