オープンシステムサイエンス
ソニーコンピュータサイエンス研究所の
研究を紹介する本が出版されました。
みなさま、ぜひお読みください!
『オープンシステムサイエンス
―原理解明の科学から問題解決の科学へ』
NTT出版
所眞理雄 編著
第一章 オープンシステムサイエンスとはなにか/所眞理雄
第二章 生命的ロバストネス――システムバイオロジーからのアプローチ/北野宏明
第三章 履歴の継承としての生命――エピジェネティックスからのシステムバイオロジー/桜田一洋
第四章 偶有的な脳――動物的適応性と認知的安定性を求めて/茂木健一郎
第五章 セミオティック・ダイナミクス――言語と意味の新たなパラダイム/ルック・スティールス
第六章 リフレクティブ・インタラクション――将来のコンテンツは我々の中にある/フランソア・パシェ
第七章 サイバネティックアースへ――サイボーグ化する地球とその可能性/暦本純一
第八章 全地球的社会情報の観測と制御――無限の複雑さに挑む経済物理学/高安秀樹
第九章 計算情報幾何学――距離の意味を求めて/フランク・ニールセン
1月 30, 2009 at 03:21 午後 | Permalink
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コメント
システムバイオロジーとか自動翻訳との関連で、北野宏明さんのことは一時期注目していました。
残念ながら近年のお仕事は存じません。
その時は、翻訳の原理はできているので、後は計算機の速さと網羅的データベースで実現するという趣旨であったと思います(間違いならこのコメントを没にしてください)。
日本語⇔外国語への自動翻訳の現状はどうか。
今の私のナリワイの一つは技術翻訳です。今の自動翻訳機に流し込むと、ザッと全体をつかむには重宝するが、アウトプットは納品できるものとは程遠い。原文を判りやすく加工すると、アウトプットが改善されるが。
私も文節にタグを付けて、ぶつ切りをバッサと変換したりすることもあるが、仕上げとなると、同じように時間を食う。
ぎこちないがすっきり意味がとおる自動翻訳はないものか(そのとき私は失職する)。
投稿: fructose | 2009/02/02 23:46:36
茂木先生こんにちは♪只今、拝読中の先生のご著書がございますので、読み終えましたら必ず手に入れさせていただきます。一般人の私としてはどんな研究をされているのか興味深く。
『今ここから全ての場所へ』も2/5日いよいよなのですね。。(*´ω`*)
本日は風が強いです。びゅーっと飛ばされぬようお気をつけ下さいませね。
風だけに風邪もひきませんように。(下らなくてスミマセヌ。。。(〃_ _)σ∥)
毎日お忙しくされている先生の疲れが、少しは和らぎますように。
(/≧ω≦)/~~~~~~☆☆☆☆☆
投稿: wahine | 2009/01/31 11:46:03
はじめまして。
番組内にて幼少期の頃の大切な記憶が、生きる上での安全基地になりそれを支えに頑張れるということに私自身とても納得がいきました。
私は、幼少期から小学生高学年の間まで5つ離れた、いとこによく遊んでもらってました。特に長い休みの時期などは毎日遊んでもらい 一日一日が新鮮で、希望に満ちた鮮やかな記憶として残っています。
自分の人生を想い返して見ると、受験の時期 自分の価値観に縛られ孤独だった時期などは、その記憶を支えに、もう一度あの時をという感覚で乗り越えてきました。
私は、今大学4年になります。自分自身の目標を定め日々その目標にむけて打ち込んできました。納得のいく希望の就職先も決まり、やり残したこともかたづけて、今から前に進もうというときに悩みがあります。
安全基地である あの鮮やかな記憶に優る時間がなかなか訪れないのです。小さな頃は そもそもすべてが新鮮で、なんでも興味があり、好奇心に満ち満ちていたから、もうあんな時間は過ごすことができないのかなと思ってしまいます。またあの時の記憶のような鮮やかな時間がすごすことができるのでしょうか?
時間がある時にでもお答を頂けると大変嬉しいです。
長文失礼しました。
投稿: saka | 2009/01/31 4:23:54
茂木先生、
本文と関係ない内容でごめんなさい
自由とは何かというちょっと前のお題ですが(ずっと考えてました)今日一つ答えが出ました。
自由=孤独=責任という三角形です。自由であることは孤独であり、そして全てが自己責任になる。この3つは三位一体だと思いました。
いかがでしょうか?
こんなことを考えたのは、昨日新宿のコニカプラザに長倉洋海さんの写真展を見に行ったからかもしれません。長倉さんはフリーのフォトジャーナリストで今回はシルクロード6万キロ走破されたそうです。会場に長倉さんがいて、私に気づいて下さりちょっと感激しました。長倉さんとは15年位前から面識があるのです。ただそれだけなのですが、日本人離れした人です。いつか茂木さんと長倉さんツーショットで対談されているのテレビで見れたらいいななんて思い、つい書いてしまいました。関係のないコメントで大変失礼いたしました
茂木さんの欲望する脳今読み始めてます。面白いです!
投稿: 眠り猫2 | 2009/01/30 21:43:39
是非、読ませていただきます!
歴本さんの書かれた章のタイトル「サイバネティックアース」とは何ぞや、と興味をそそられました。
地球がサイボーグ化すると、どんなものになるのだろう?
勿論、茂木さんの書かれた章も、読んでみたいと思います。
投稿: 銀鏡反応 | 2009/01/30 21:25:15
茂木さん
はい、是非購入し読んでみます、楽しみにしております!
投稿: mic | 2009/01/30 20:08:35
茂木健一郎さま
表紙に ついつられて購入しそう
オーロラみたいな 幻想的でありながら元気が出そうな表紙
私は実際にオーロラを観たことはないですが
オーロラのように観るものを魅了される
『 脳とクオリア 』 難しいと感じている私
過日の久米宏さまの番組で 難しい書籍を拝読することが良いと
私の場合 超 がつきます 超難しい書籍を拝読
拝読も超遅いですが
茂木健一郎さまの他の書籍を拝読の時 あれ? 『 脳とクオリア 』
にて記述が確か! あ!! ということが嬉しいです。
投稿: TOKYO / HIDEKI | 2009/01/30 18:14:33
こんにちは。
はじめてコメントします。
ふかさか南といいます。絵を描いています。
今日、本屋で西洋絵画の巨匠「ゴッホ」を購入しました。
その中で、茂木さんの連載、「万物と溶け合うために」を
読んで、深く同感しました。
人間の脳は、宇宙とつながっていて、真摯な態度で、怖れることなく
世界と向き合い、忍耐強く奥へ奥へ進んでいけば、いろんな門があり、
そこには無限大の世界が広がっていき、足を踏み入れることで、
普段の景色が変わっていきます。
カタチも、匂いも、物質の捉え方とか、物質の奥に見える何か、
いろんなものの息吹とかが全身に響きわたる。
それを、絵に託す。
多次元にある、世界を、平面ではあるが絵画の中に託す。
そうやって、他人に伝えていく。
この作業を私は、やっていこうと思っています。
茂木さんの文章、選び抜かれた言葉が2ページにわたって、
見事に並んでいて、最後の段落へと繋がっていっていた、
人と人がつながり合う、人と万物、人と宇宙が繋がっていく、
それは美であり、エクスタシーであり歓喜であると思います。
感動をありがとうございます!!!
投稿: ふかさか南 | 2009/01/30 18:06:33